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15周年 廿日市市内での交流イベント・プロモーション
文化的な交流(コンサートやワークショップなど)の紹介
交流の軌跡展
モン・サン=ミッシェル市と廿日市市が観光友好都市になって15年。
アーティスト小松美羽(こまつ・みわ)さんが、令和4(2022)年に嚴島神社で、令和5(2023)年にモン・サン=ミッシェルで行ったライブペイントの様子の写真展や、廿日市市在住のイラストレーターにしもとおさむさんのイラストで紹介された交流の歴史など、両地ゆかりのさまざまな展示を行いました。
【とき】6月21日~8月4日
【ところ】はつかいち・みやじま情報センター(宮島口旅客ターミナル2階)
モン・サン=ミッシェルをつくろうワークショップ
「モン・サン=ミッシェルをつくろう!ワークショップ」では、子どもたちがみんなで分担し用意されている型紙を組み立て、描いたり貼ったり装飾しながら、2日間で大きなモン・サン=ミッシェルをつくりました。
講師には廿日市市在住のイラストレーターにしもとおさむさんをお迎えし、モン・サン=ミッシェルの古い町並みやお店、教会、城壁、町を歩く人まで、子どもたちは思い思いのパーツを仕上げ、作品に加えていきます。
みんなの力が合わさり、2日間の共同作業で壮大な作品が完成しました。
【とき】6月22日、23日
【ところ】etto宮島交流館(宮島まちづくり交流センター)
小松美羽氏作品贈呈セレモニー
令和5(2023)年11月に市長や市議会議長などがモン・サン=ミッシェル市を訪問した際に、小松美羽(こまつ・みわ)氏も同行し、モン・サン=ミッシェルでライブペイントを行いました。
その際制作された一対となる2作品はそれぞれモン・サン=ミッシェル市と廿日市市に寄贈されました。
今回の訪問団来訪に合わせて、訪問団の皆さんも同席していただき、廿日市市に寄贈された絵画の贈呈式を行いました。
小松美羽氏から贈呈された絵画は、市役所1階市民ホール(証明発行等受付窓口近辺)壁面に掲示しています。
小松美羽氏は令和4(2022)年に改修が完了した嚴島神社大鳥居の前でもライブペイントを行っています。
【とき】6月26日
【ところ】市役所市民ロビー(市民図書館前)
記念コンサート「祈り・結ふ」
ともに信仰の聖地である宮島とモン・サン=ミッシェルのことと、観光友好都市提携のことを紹介するプログラムで、異なる2つを「祈り」で「結(ゆ)ふ」コンサートを開催しました。
廿日市市の祈りのかたちとして、神楽「八岐大蛇」や宮島太鼓の「伊都(いつ)岐嶋(きしま)曙光(しょこう)」をにぎやかに披露し、フランスの祈りを表現する音楽としてグレゴリオ聖歌などをソプラノ、バリトン、ギター、オルガンで厳かに演奏しました。
それぞれの演奏中には、宮島やモン・サン=ミッシェルの風景などの映像を流し、視覚と聴覚で宮島とモン・サン=ミッシェルを感じていただけたことと思います。
【とき】6月26日
【ところ】はつかいち文化ホールウッドワンさくらぴあ大ホール
【出演】司会/橋本裕之、和太鼓/宮島太鼓、神楽/栗栖神楽団、ソプラノ/小林祥子、バリトン/山本徹也、ギター/ローラン・ブリュネ、オルガン/桝本尚美
海と祈りの交流展
廿日市市とモン・サン=ミッシェル市の交流の軌跡を紹介する展覧会「海と祈りの交流展」を開催しました。
廿日市市在住のイラストレーターにしもとおさむさんによるそれぞれの市の歴史やイラスト、アーティスト小松美羽さんが2023年11月にモン・サン=ミッシェルで行ったライブペイントの様子や実際に描いた絵画、モン・サン=ミッシェル在住のアーティスト、エロディ・ストゥドレールさんの作品などを展示。
また、「海と祈り」でつながった両市をさまざまに楽しめる内容で、ワークショップで市民の皆さんが作った紙工作のモン・サン=ミッシェルや、フランスで実際に使われているモン・サン=ミッシェルのポスター・ポストカードなど、両市の友好を表す記念品も展示されました。
【とき】8月24日~9月23日
【ところ】はつかいち美術ギャラリー
日仏交流ガストロノミー事業in廿日市市
廿日市市とフランスのモン・サン=ミッシェル市の観光友好都市提携15周年を契機とし、日仏共同プロジェクトによる食のイベントを開催しました。
フランスのシェフと、市内飲食事業者や生産者などとの交流を通して、ガストロノミーツーリズムの推進につなげることを目的としています。
※ガストロノミーツーリズムとは、その土地の気候風土が生んだ食材・習慣・伝統・歴史などによって育まれた食を楽しみ、食文化に触れることを目的としたツーリズムのことです。
廿日市市×モン・サン=ミッシェル市15周年記念ガストロノミーイベント
市産食材を用いたフランス料理の特別メニューを、市長、議長をはじめ、広島県の食のプロモーション担当、市内商工会議所・商工会役員、観光振興事業に対して企業版ふるさと納税をしている企業の代表者などが試食しました。
【とき】9月3日
【ところ】リーガロイヤルホテル広島レストランシャンボール
フランスのエスコフィエ協会(※)国際本部のアンバサダー、ニコラ・ルスールシェフが来日。
リーガロイヤルホテル広島の豊田シェフ・春田シェフとともに、市産食材を用いて特別メニューを開発しました。
※フランス料理シェフの会。世界37カ国1万人の会員を擁し、世界各国に50の支部を有する世界有数の料理協会
ニコラ・ルスールシェフ
- エスコフィエ協会のアンバサダー
- モン・サン=ミッシェル市がある、フランスのノルマンディー地方出身
- 「レ・グランド・ターブル・デュ・モンド(世界のトップシェフが名を連ねるレストラン協会)」のレストランで料理のトロフィーを獲得。海外で高級ホテルやミシュラン星付のレストランの立ち上げ、開発、経営を行う。
特別メニュー(一例)・使用した食材一覧
写真左上よりいちご酢のガスパチョ、広島サーモン・葱と牡蠣のペースト、瀬戸もみじ豚とあわび茸。
写真下、左より、冠苺のデザート、大野のはちみつのフィナンシェ。
事業者名 | 食材など |
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イチハチファーム(佐伯) | 玖島葱、葱と牡蠣のペースト |
ワイ・ワイファーム(佐伯) | 津田いちご酢 |
株式会社アグリード(吉和) | 冠苺 |
はつはな果蜂園(宮島) | 大野のはちみつ |
きのこ屋本舗(吉和) | あわび茸、舞茸 |
岡村養豚場・肉の菊貞(廿日市) | もみじ豚 |
万古渓養魚観光センター(佐伯) | 広島サーモン |
株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー(廿日市) | 日本酒 |
株式会社harmonie(廿日市) | 宮島紅茶、宮島香茶(ハーブティー) |
3人のシェフたちの技術や感性により、市産食材の新たな一面が見出され、食材同士の相乗効果により、美しくおいしい特別メニューができあがりました。
生産者訪問
9月1日~2日にニコラシェフが市内の生産者を訪問しました。
市内事業者との交流。あわび茸の香りを確認する様子や、商品の魅力を熱く語るニコラシェフ。
ガストロノミーイベントにてニコラシェフが訪問した市内事業者の紹介動画
ニコラシェフと市内事業者などのとの交流会
9月2日の夜には、廿日市市の生産者や飲食店などの事業者の皆さんが集まり、交流会を開催。
ニコラシェフが飲食店事業者のシェフにフランス流のオムレツの作り方をレクチャーしたり、事業者の皆さんが持ち寄った市産食材を使って即興で料理を作ったりと、温かい雰囲気で交流会が進みました。
写真左:オムレツ作りのレクチャー。
写真右:ニコラシェフによる即興料理、あわび茸・いちご酢・葱と牡蠣のペーストのコラボレーション。
会場は終始にぎやかな雰囲気。
ニコラシェフの即興メニューを自社のレストランで提供していきたいという話や、市産食材を使った新たなメニューの開発に意欲的な話が出るなど、各テーブルでは事業者の皆さん同士の交流も活発に行われました。
交流会で生まれたメニュー
交流会などで出た話が実現され、皆さんにも味わっていただけるメニューができました!
廿日市がんす | モン・サン=ミッシェル市 副市長直伝そば粉のガレット |
あわび茸のマリネ |
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吉和産舞茸を使用し、地元の豊かな食材を活かした一品です。地産地消で生産者を応援し、廿日市市の魅力を広めたいとの思いから命名しました。 | 現地でガレット店を経営している副市長直伝のガレットです。生ハムの塩分と半熟卵のまろやかさの調和、カリッとした生地が自慢です。 | 吉和のあわび茸、津田の苺、玖島葱、宮島の牡蠣など廿日市市産の自慢の食材を使用したあわび茸のマリネです。ランチや懐石料理の箸染めとしてお出ししています。 |
地元のごちそう 自然のめぐみキッチン<外部リンク> 電話:0829-20-5819 |
巴里食堂 廿日市店<外部リンク> 電話:0829-31-2787 |
クヴェーレ吉和<外部リンク> 電話:0829-77-2277 |
※店名を選択すると、Google mapでお店が表示されます。
スポーツゴミ拾い
両市ともに多くの観光客をお迎えする中で、快適に観光していただくこと、そして世界的にも認知されている伝統的な「美」を未来へ繋げることを目指して、参加者が楽しく交流しながら環境保護活動が行える「スポーツゴミ拾い」を実施しました。
【とき】12月14日
【ところ】宮島(西松原・大元公園周辺)