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世界遺産 モン・サン=ミッシェル

ページID:0114755掲載日:2025年5月1日更新印刷ページ表示

 モン・サン=ミッシェル(Mont Saint-Michel)は、フランスの北西部ノルマンディー地方にある岬に位置する、小さな岩の上に築かれた修道院です。
 カトリックの巡礼地の一つであり、1979年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

海に囲まれる自然の驚異

 モン・サン=ミッシェルがここまで有名になった最大の特徴は、潮の満ち引きによる自然現象の驚異でしょう。
 この湾は欧州でも最大の潮位の高低差があり、干潮時には海が引いて陸から歩いて渡ることができる一方、潮が満ち始めると「馬の駆ける速さで」海に囲まれてしまいます。
 それだけに、かつては巡礼たちにとっての難所であり、また革命後には監獄に使われるなど歴史に翻弄される運命にありました。

歴史に彩られた世界遺産

 世界遺産モン・サン=ミッシェルは、中世より巡礼者たちが訪れる修道院でありました。
 その名の通り「聖ミカエルを讃える岩山」で、その起源は司教・聖オベールが夢の中で大天使ミカエルから「この島に修道院を建てよ」というお告げを聞いたことに遡ります。
 以来さまざまな時代の増築を経て現在の形となり、今日、その修道院の尖塔には金のミカエル像が輝いています。

景観を取り戻した修復事業

 人気の観光地となったモン・サン=ミッシェルは一時、陸から島に掛けられた堤防によって湾内に砂が滞留し、将来的に海に囲まれる事がなくなってしまうという危機にありました。
 2014年に堤防を撤去し現在の新しい橋が架けられ、景観を回復しました。
 現在では車での乗り入れも制限され徒歩やシャトルバスで橋を渡ります。

 ※フランス観光開発機構オフィシャルサイト<外部リンク>より引用。