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「親の力」をまなびあう学習プログラム
もくじ
1.「親の力」をまなびあう学習プログラム(親プロ)とは
「親の力」をまなびあう学習プログラム(通称:親プロ)は、広島県教育委員会が開発した参加型学習プログラムです。
子育ての段階に応じた、身近なエピソードをもとにしたテーマに沿って、「子どもとの関わり方」を考えていきます。
進行役であるファシリテーター(「親プロ」ファシリテーター養成講座 修了者)がつくる「安心して気軽に交流できる場(雰囲気)」で、参加者は日々の子育てを振り返りながら楽しく話し合いを進めます。
「親プロ」の目的
今日、私達のまわりには、インターネットや育児書など、大量の「育児情報」があふれています。そんな「情報の洪水」の中から、どの情報が自分に合ってるのか、どの方法が自分にも「すぐに」実行できるのか…。自分に合ったものを見つける力が必要になっています。
そして、 子育ての事情は人によってさまざまで、「気軽に相談できる相手がいない」など、核家族化や地域のつながりの希薄化により、親が子育てに関する悩みや負担を抱え込みやすくなっています。
寄って 話して 自ら気づく
「親プロ」では、参加者同士の楽しい話合いの中で、お互いの喜びや、悩み、不安などに共感し、知恵を出し合いながら、
「悩んでいるのは自分一人じゃなかった!」
「自分のやり方で良かったんだ!」
「そんなやり方もあったのか!」
「そう考えれば気持ちが楽になる!」
など、それぞれが自分の「気づき」を得ていく”学び合い”をしています。
これからの子育ては、親だけでなく、社会もその責任を担っています。子どもの成長を願い、支え、見守るために、現代の子育て環境や状況を学び、適切な子育て支援のあり方や、何ができるかを考えることが必要です。また、青少年たちがこれまでの親子関係を振り返ることで、これからの自分の生き方を考えたり、親あるいは地域社会の一員として子どもとどう関わり、どう育んでいくかを考えることも求められています。
今子育て中の親や、これから親になる人はもちろん、子育て支援者、子育て支援に関心のある人、地域の人、中高生たち青少年、などさまざまな世代を対象にしています。
寄って、話していくうちに、それぞれが自分に合った「こたえ」を見つけていく。子育てに必要な知識や技術そのものの習得というよりも、参加者自身が「おのずから気づき、学んでいくことができる力」を高めていくことを目的としています。
※「親の力」とは、”親心”から発せられる力のことです。
学習プログラムの進め方
養成講座を修了した「親プロ」ファシリテーターの進行により、安心して気軽に交流できる場をつくった上で、参加者はお互いに話し合いや学び合いを進めます。このプログラムには正解はありません。どの意見も尊重されます。
- 「寄って」 (うちとけて)
簡単なゲーム(アイスブレイク)により、リラックスした雰囲気をつくります。 - 「話して」 (参加者同士で話し合う)
ワークシートに自分の思いを記入し、各グループ内で話し合います。 - 「自ら気づく」(学び合う)
参加者それぞれに話し合いの内容を振り返りながら、「今日の気づき」を発表します。
※「親プロ」の詳細は、広島県立生涯学習センター(ぱれっとひろしま)<外部リンク> をご覧ください
安心して話せる場づくり:「三つの約束」+1(プラスワン)
安心、安全な話し合いの場をつくるために、最初に参加者全員で「三つの約束」+1 を確認し合います。
- 発言の平等
(みんな同じくらい話しましょう。人は意見はしっかり聞きます。) - 人の意見の肯定
(自分と違う意見も受け止めます。うんうん(相づち)を積極的にしましょう。) - 秘密は守ってね。
(その場で出た意見・個人情報は、その場に置いて帰ります。SNSやネットはN.G.!) - +1 パスあり
(発言は強制ではありません。話したくないことは言わなくていいんです。)
2.これまでの廿日市市「親プロ」講座 当日の様子
これまでに実施した廿日市市「親プロ」講座の当日の様子を紹介しています。
「親プロ」講座って何?の参考に、是非ご覧ください!
「親プロ」に参加されたみなさんの声(一部抜粋)
- みんな同じ悩みを持っていることが分かって安心した。
- これまでの子育てをゆっくり振り返る時間はとても貴重だった。
- 話したりないくらいだった。
- 子どもをハグしたくなった。
3.子育てを応援する講座
「親プロ」活用講座を開催してみませんか?
廿日市市教育委員会では、市民の皆さんのもとへ「親プロ」のテーマに沿って話し合いを進行するファシリテーターの派遣をしています。
「楽しくおしゃべりしながら、子育てのヒントが見つかる」、「毎日の子育てが楽になる」ような、安心しておしゃべりができる場づくりに協力してくれる「親プロ」の主催団体を募集しています。
0歳~中高生までの子育ての段階に応じたプログラムや、年齢層を限定しないプログラム(教材)などがあり、身近なエピソードをもとにしたテーマに沿って、「子どもとの関わり方」を考えていきます。
子どたちの明るい未来と笑顔のため、そして皆さんの子育てを応援するために、さまざまなシチュエーションに合った学習機会の提供(講座の実施)が必要です。
「親プロ」を使って、子育てを応援する講座を開催しませんか?
「親プロ」に関してもっと詳しく知りたい方は、お気軽に生涯学習課までお問合せください!
子育てを応援する講座の開催に向けて、みなさまからのご相談をお待ちしています

「親プロ」活用講座 主催団体募集ちらし [PDFファイル/3.07MB]
対象(主催団体)
子育て支援に関心のある市内の団体など、どなたでも
例えば
市民センター、子育て応援室、廿日市市内の学校、PTA、町内会、子ども会、保育園、幼稚園、企業、サークル、自治会、子育て支援センター、家庭教育関係団体 など
受講対象者
子育て中の人、これから親になる人、子育て支援に関わっている人、子育て支援に関心のある人、将来「親」となる子どもたちなど、すべて人
定員
少人数~30人程度
開催時間
50~120分(教材番号:ミニ-1、ミニ-2は15分程度/応相談)
経費
ファシリテーターの謝金(5000円程度/応相談)・交通費は、申込団体にご負担を お願いしています
準備など
- 参加者への広報・募集・受付
- 会場の確保
- 当日の設営
- 講座の開催にあたり必要な物品(模造紙、マジック、ふせん、印刷物(教材)など)の用意
教材(ワークシート)は、広島県立生涯学習センター(ぱれっとひろしま)ホームページの「「親の力」をまなびあう学習プログラム」教材一覧<外部リンク>からダウンロードしてください。
「親の力」をまなびあう学習プログラム教材
このプログラムは、身近なエピソードを基に、子育ての段階、対象に応じた内容になっています。
「親の力」をまなびあう学習プログラム 教材一覧<外部リンク>
「親の力」をまなびあう学習プログラム 教材一覧表 [PDFファイル/346KB]
広島県立生涯学習センター(ぱれっとひろしま)「親の力」をまなびあう学習プログラムのページ<外部リンク>
申込方法
- プログラム教材一覧から教材を選ぶ。
- 「親の力」をまなびあう学習プログラム活用講座「子育てを応援する講座」ファシリテーター派遣申込書に、必要事項を記入する。
ファシリテーター派遣申書書 [Wordファイル/16KB]
ファシリテーター派遣申書書 [PDFファイル/85KB] - ファシリテーター派遣申込書をメール、ファクス、持参、または郵送にて、廿日市市教育委員会生涯学習課に提出してください。
申込書を受付けた後、生涯学習課から連絡します。
申込先
廿日市市教育委員会 生涯学習課
〒738-8501 廿日市市下平良一丁目11番1号
-
電話:0829-30-9203
-
ファクス:0829-32-5163
-
メール:shogaigakushu(アットマーク)city.hatsukaichi.lg.jp
※メールアドレスは、(アットマーク)を(@)に変えて送信してください(スパムメール対策)
※メールの場合は、件名に「「親プロ」講座ファシリテーター派遣希望」と明記してください
ご不明な点がありましたら、廿日市市教育委員会 生涯学習課までご相談ください。
4.「親プロ」ファシリテーターになって一緒に活動しませんか?
廿日市市「親プロ」ファシリテーター養成講座
廿日市市教育委員会では、「親プロ」の教材を活用した話し合いをスムーズに進めるための、子育てを応援する講座のファシリテーター(進行役)を養成しています。
安心して子育てのことをおしゃべりすることで、少しでも気持ちを楽にして、親子関係をより豊かにしていくきっかけづくりをするファシリテーターになって、一緒に活動しませんか。
「親プロ」って何?まずは学んでみたい!という方の参加もお待ちしております。
令和7年度の「親プロ」ファシリテーター養成講座は、1日目を令和7年7月29日、2日目を令和7年8月12日に実施し、新たに11人のファシリテーターが仲間入りをしました。
次回開催が決まりましたら、こちらのホームページなどでお知らせします。

