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食品ロスの削減
食品ロスとは
「食品ロス」とは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことで、全国で年間約472万トンの食品ロスが排出されています。
これは毎日国民1人あたりおにぎり1個分のごはんの量に近い量です。(農林水産省令和4年度推計)
また、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた支援食料とほぼ同じぐらいの量に相当します。
食料資源の有効活用や地球温暖化対策の観点から、食品ロスを減らすことが必要です。
廿日市市の食品ロスの現状
廿日市市の家庭から排出される食品ロスの量は、家庭系可燃ごみ16,480トンのうち6.5パーセントをしめ、年間約1,070トン(令和5年度推計)になります。
廿日市市の家庭系可燃ごみから見つかった「手つかず食品」、「食べ残し」の写真です。
食品ロス対策
家庭でできる食品ロスの削減
ご家庭ですぐに取り組めることを動画にしました。ぜひ実践してみてください。
3きり運動(使いきり・食べきり・水きり)
食材の「使いきり」、「食べきり」、生ごみの「水きり」の3きり運動に取り組みましょう。
「使いきり・食べきり・水きり」の3きり運動ですっきり [PDFファイル/274KB]
生ごみは多くの水分を含みます。
どうしても出てしまう「調理くず」も、ぬらさずに、ぎゅっとひとしぼりの「水きり」で、いやな臭いも、出す時に大変な重さも減らしていきましょう。
生ごみ処理機の購入費補助制度もありますので是非ご活用ください。
てまえどり
日頃のお買い物の中で、購入してすぐに食べる場合には、商品棚の手前にある商品など、販売期限の迫った商品を積極的に選ぶ「てまえどり」を行うことで、販売期限が過ぎて廃棄されることによる食品ロスを削減できます。
また、お買い物に行く際は冷蔵庫の中身チェックして、必要な量だけ購入しましょう。
↑廿日市市食品ロス削減協力店に設置中の廿日市市オリジナル「てまえどりPOP」
参考:「てまえどり」の啓発資料(環境省ホームページ)<外部リンク>
「賞味期限」と「消費期限」の違い
お店で買った商品には、袋や容器に「賞味期限」か「消費期限」のどちらかが表示されています。ふたつの違いを理解して、適切に美味しく食べましょう!
賞味期限とは
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。
スナック菓子、カップめん、チーズ、かんづめ、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ、いたみにくい食品に表示されています。
消費期限とは
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。
お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。
食材使いきりレシピ
もし、食べ切れなかった場合は、他の料理に作り替えるなど、献立や調理方法を工夫しましょう。
クックパッド「消費者庁のキッチン」<外部リンク>で食材を使い切るレシピを公開しています。
3010(さんまるいちまる)運動
3010(さんまるいちまる)運動とは、宴会や会食で、「最初の30分間と最後の10分間はお料理を楽しむことで食べ残しを減らしましょう」という運動です。
「もったいない」を心がけ、食品ロス削減の取組にご協力ください。
幹事さんには宴会時に積極的な声かけをお願いいたします。
参考:3010運動の卓上三角柱イラスト(環境省ホームページ)<外部リンク>
フードドライブ
廿日市市循環型社会推進課では、食品ロスを減らすため令和5年4月からフードドライブを実施しています。ご寄付いただいた食品はフードバンク活動を行っている廿日市市社会福祉協議会に寄贈します。
寄贈を検討される場合は、フードドライブを実施していますのページをご確認ください。
フードバンクに関しては廿日市市社会福祉協議会のホームページ<外部リンク>をご覧ください。
食品ロスに関する情報
- 環境省(食品ロスポータルサイト)<外部リンク>
- 農林水産省(食品ロス・食品リサイクル)<外部リンク>
- 消費者庁(「めざせ!食品ロスゼロ」特設サイト)<外部リンク>
食品ロス削減国民運動マーク「ろすのん」