ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 廿日市市議会 > 議会広報「さくら」第65号 主な議案

議会広報「さくら」第65号 主な議案

ページID:0054952 印刷用ページを表示する 掲載日:2020年5月1日更新

廿日市市のこんなことが決まりました

会期28日間 2月25日~3月23日

今回の議案は

原案可決 46件

同意 3件

報告 4件

閉会中の継続審査 1件

計54件

 

ピックアップ 1 名称を「こども医療費」に  所得制限廃止と対象を拡充

〈議案第21号〉乳幼児等医療費支給条例の一部を改正する条例

子育て世代が暮らしやすく、住み続けられるための子育て支援を拡充することを目的に、医療費の支給対象者の所得制限を廃止し、通院に係る医療費の支給を小学6年生まで拡大するとともに、こども医療費に名称を改めるものです。対象者は約4000名の増加となり、今年度の予算総額は2億9132万6千円となります。改正に伴う影響額は、7か月分で約3350万円を見込みます。

こんな質問が出ました

質問  本市は選ばれるまちを目指し、他市町に先駆けて対象年齢の拡大や無償化を行ってきたが、若い世代の転入状況などの検証は行ったのか。

答弁  転入は一つの要素で決まるものではない。子どもの医療費助成で何人が転入したかは計算できないが、転入前にも問い合わせがあることから、選択肢の一つとなり、関心が高い項目であると考える。

質問  所得制限の廃止や対象年齢拡大で、どれくらいの影響があるのか。

答弁  単年度分の影響額としては、年齢拡大で約4000万円、所得制限廃止で約1600万円を見込んでおり、合計で約5600万円となる。

 

ピックアップ 2 多目的広場(キャンプ場)として再スタート

〈議案第14号〉アルカディアビレッジ多目的広場設置及び管理条例

施設の老朽化などに伴い、昨年度末から休館していたアルカディアビレッジですが、瀬戸内海国立公園極楽寺山に隣接した豊かな自然環境を利活用することにより、自然と親しみ、広域的な交流等を促進することを目的に、アルカディアビレッジ多目的広場として今年8月のオープンを目指します。この度の条例制定は、キャンプ場として宿泊や日帰りなどで利用するための料金などを定めるものです。

こんな質問が出ました

質問  観光施設とのことだが、教育的な活用はしないのか。

答弁  研修での日帰り利用は問題ないが、泊まりは旅館業法の関係でできない。

質問  極楽寺キャンプ場から近いが、区別するための特徴などはあるのか。

答弁  極楽寺キャンプ場は、常設のテントサイトとなっているため持ち込みができないが、アルカディアは可能である。

質問  岩倉キャンプ場と比較して、料金設定はどのようになるのか。また、キャンプ場とわかるように名称を変えられないのか。

答弁  料金は同様の設定となっている。名称については、キャンプ場としての認知が高まれば検討したい。

 

ピックアップ 3 国民健康保険税資産割額を廃止へ

〈議案第23号〉国民健康保険税条例の一部を改正する条例

国民健康保険は平成30年度から県単位化での運営となっていますが、広島県国民健康保険運営方針に基づき、令和2年度から資産割額を廃止するとともに所得割額の税率を改定し、運営に必要な税額を確保しようとするものです。本会議最終日の採決では反対討論がありましたが、賛成多数により原案どおり可決しました。

所得割額の改定税率(資産割は廃止)
○基礎課税額             100分の6.1 から 100分の6.7 に改定
○後期高齢者支援均等課税額  100分の1.9 から 100分の2.2 に改定
○介護納付金課税額        100分の1.8 から 100分の1.9 に改定

こんな質問が出ました

質問  資産割を廃止することで、どのような影響があるのか。

答弁  改正により、資産割分の約9000万円を所得割に振り替えるものである。全体のうち29パーセントが減額となり、46パーセントが増額となる。最も減額となるのは所得が200万円、資産が170万円の4人世帯モデルで年間29万円の減額となる。増額となる世帯で最も影響が大きいのは、所得が800万円、資産なしの一人世帯モデルで年間8万円の増額となる。