議会広報「さくら」第64号　議会活動レポート

議会活動レポート

総務常任委員会

11月12日～14日の日程で、先進地視察を行いました。

岡山県倉敷市・・・ファシリティマネジメント（FM）と、くらしき流ESCO（Energy Service Company）事業について

公有財産の長寿命化と維持管理費節減のための施策では、施設の長期修繕計画を公有財産管理室が一括管理し、点検結果を担当課に通知し、日常管理の方法も教えている。財政担当と協議の上、毎年3億円の特別枠予算を総務費で組み、公有財産管理室が定めたリスク基準等で該当した施設を年に120件修繕している。省エネについては、包括的サービス提供の趣旨を基本に長期継続契約も併せて行っている。

兵庫県小野市・・・「行政経営について」

顧客（市民）満足度志向と徹底した成果主義、ここしかないオンリーワンを目指す施策、先手管理の徹底、これらを市長と副市長のリーダーシップで推進していた。

三重県桑名市・・・「公民連携ワンストップ対話窓口～コラボ・ラボ桑名について

民との協働、民間活力の活用を行政の本旨として、行政から提案する方法、民間から提案を受ける方法などにより、協働事業を取り入れ、予算ゼロでの施策も目立った。

兵庫県「人と防災未来センター」を視察

災害から命を守るという命題に沿った施設を視察した。

文教厚生常任委員会

11月12日～14日の日程で先進地視察を行いました。

島根県松江市・・・発達・教育相談支援センター「エスコ」を視察

主に5歳児健診について調査した。これは、小学校就学前に発達障がい等を早期に発見し、必要な支援を行っていくものである。

岡山県津山市・・・「小中学校プールの民営委託」と「若者定住促進奨学金返還補助事業」について

本市の小中学校のプールも更新の時期に入る。1年間のうち数か月しか使用しないプールを更新していくべきか、今後議論になっていくと思われる。プール更新以外の何か良い方法がないのかを調査した。また、国の「奨学金を活用した大学生等の地方定着促進事業」を参考にした、津山市独自の制度について調査した。

大阪府枚方市・・・「ひきこもり等子ども・若者相談支援センター」を視察

枚方市の「子ども・若者育成計画」について調査した。いずれの項目も現在本市が同様の問題を抱えている。

今後、所管事務調査や一般質問等の機会を通じて行政に働きかけていきたい。

議会運営委員会

10月30日～31日の日程で、先進地視察を行いました。

東京都調布市・・・政務活動費の使途基準制定経過、政務活動費における「受任議員」、子ども向けリーフレット作成経過について

政務活動費については、日当や食糧費は算定できないなど厳しい反面、ホームページを面積按分負担、3万円以上の備品購入を認めるなど緩やかな面もある。受任議員とは会派の中で単独視察等の場合、会派代表から委任を受ける制度で、子ども向けリーフレットは子どもに分かりやすい議会の説明用として作成されている。

東京都国立市・・・議会改革特別委員会の活動について

議会基本条例の制定が議会改革のゴールでなくスタートで、改選ごとに新しいメンバーで特別委員会を設置して見直しをする。その過程では大学教授などのアドバイザーに入ってもらい議論を深め、経過も議会だより等で市民に周知しながら推進している。

環境産業常任委員会（委員会で主な事業の説明がありました）

宮島水族館新展示施設の整備について

グランドオープンから9年目となり、入館者の減少傾向に歯止めをかけるため、計画では、新たな魅力を発信して利用促進を図り、収支も令和3年度から黒字運営を目指すとの内容でした。

新展示施設の内容は

現施設の西側に位置する「おべんとう広場」に、次のコンセプトで整備を行います。
（1）コイや金魚の展示を中心に照明や映像表現で独自性を出す。
（2）水盤で海水魚と淡水魚が同時に楽しめる展示を行う。
（3）ミナミアメリカオットセイを2頭導入し、ふれあいの充実を図る。
また、その他の施設についても必要に応じて改修を行う予定です。

事業費やスケジュールは

リニューアル費用として8億3667万円（動物の購入費含む）を見込んでおり、令和3年5月のオープンを目指します。

主な質疑

質問　　入館者数目標は3年目からは達成できなかった。それでリニューアルというのは安易すぎるのでは。

答弁　　3年目からは運営計画上の目標は下回っているが、平成30年度までのトータルでは目標をそれなりに達成できている。今回のリニューアルで新たな入館者を増やしたい。