議会広報「さくら」第61号　主な議案

ピックアップ 1　樹木葬墓と合葬墓を市営墓地へ新たに整備

〈議案第22号〉墓地設置および管理条例の一部を改正する条例

新年度、新たに樹木葬墓と合葬墓の施設をもつ第三霊峯墓苑が設置されます。
また、大野地域の中空墓苑（なかぞらぼえん）および襄カ嶽墓苑（じょうがだけぼえん）の2苑を、市営墓地から廃止し地元管理組合の墓地に移行します。
樹木葬墓は、1区画につき使用期間が30年（使用料25万円）で、更新（30年間）の場合は5万円の使用料がかかります。また、管理料として3年ごとに1万2千円が必要となります。
合葬墓は使用期間が永年で、1体につき使用料は5万円です。
埋葬には、本市に住所を有する者であることなどの要件が必要で、合葬墓については生前申し込みができます。

 

こんな質問が出ました

質問　　このたび整備した樹木葬墓は何区画か。

答弁　　今回は100区画である。

質問　　生前申し込みの年齢70歳以上の要件は、合葬墓だけの適用か。

答弁　　合葬墓の生前申し込みのみである。

質問　　今回の二つの墓地廃止で、市営墓地は何カ所になるのか。

答弁　　現在は18墓苑あり、廃止後は16墓苑となる。

 

ピックアップ 2　消費増税などに伴い使用料・手数料を改正

〈議案第21号〉行政財産の使用料に関する条例等の一部を改正する条例

公の施設の使用料や事務手続きに係る手数料等について、消費税率の変更や原価計算などにより見直しを行うものです。
多岐にわたる48条例の改正ですが、市民センター使用料など受益者負担の適正化による見直しや、上下水道使用料など消費税率の引き上げによるものがあります。
歴史民俗資料館のように、入館料が小中学生について無料にするものもありますが、多くは引き上げとなります。
改正による影響額は、使用料が1396万5千円増。手数料が4万2千円増の計1400万7千円の増収となる見込みです。

 

こんな質問が出ました

質問　　多くの条例が一度に出されているが、分けて審議できないのか。消費税に係る改正は6月でも間に合うのではないか。

答弁　　使用料・手数料はおおむね3年に1回見直しを行っており、消費税については、周知期間を確保するため今回提案した。

（反対討論）社会教育の保障・住民自治の推進の場として、市民センターの登録団体使用料は全額免除に戻すべき。

（賛成討論）人口減少で公共施設を取り巻く環境が厳しくなる中、市民センター維持管理のための応分の負担である。

 

ピックアップ 3　小・中学校リニューアル　トイレの洋式化を加速

〈議案第27号〉30年度一般会計補正予算（第7号）
〈議案第1号〉31年度一般会計予算

国の補正を受け、31年度に計画していた大野東小・中、友和小、津田小の改修費用を前倒しして、リニューアルを加速させます。
また、31年度当初予算では、佐方小、宮島小中一貫校、廿日市小、吉和小中一貫校、廿日市中、七尾中の改修設計委託料と、原小、阿品台西小、金剛寺小、野坂中、四季が丘中の改修費用を予算化しました。当初の計画どおり、すべての小中学校で32年度中には洋式化が完了する予定です。
●小中学校リニューアル事業（30年度一般会計補正予算）
　改修工事請負費（大野東小学校ほか）　　3億1720万円
●小中学校リニューアル事業（31年度一般会計当初予算対応分）
　改修工事等実施設計業務委託料（佐方小学校ほか）　　1754万円
　改修工事等請負費（原小学校ほか）　　1億1290万円

 

こんな質問が出ました

質問　　バリアフリーと車いす対応はできているのか。

答弁　　おおむね整備はしているが、若干広いスペースのものも計画している。

質問　　洗浄機付きや暖房付きの便座は設置しないのか。

答弁　　一般的ではあるが、リニューアルでの導入は考えていない。