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議会広報「さくら」第90号 主な議案(こんなことが決まりました)

ページID:0142725掲載日:2026年8月1日更新印刷ページ表示

6月定例会 廿日市市のこんなことが決まりました

会期19日間 6月11日~6月29日

議案の状況

今号ではこの中から1つをピックアップ

〈令和8年度補正予算〉 一般会計 1件
〈条例案〉 廿日市市監査委員条例等の一部を改正する条例など 7件
〈人事案件〉 廿日市市農業委員会委員の任命の同意について 1件
〈その他の事案〉 工事請負契約の締結についてなど 8件
〈報告〉 令和7年度廿日市市一般会計繰越明許費繰越計算書など 6件
〈発議〉 地方財政の充実・強化に関する意見書など 3件
〈承認〉 専決処分につき承認を求めることについて 4件
〈閉会中の調査〉 所管事務調査 1件
計31件

議案の提案から採決までの流れ

廿日市市議会では、専門的かつ詳細な審査のため、少数の議員で構成される常任委員会において「委員会主義」による議案審査を行っています。

まず、市議会定例会初日に議案が提案され、担当部長などによる提案理由説明の後、各所管の委員会へ審査を付託します。本会議ではこの「委員会主義」を尊重して質疑を控える場合があり、傍聴された時に、「質疑なし」との発言に驚かれた方もいるのではないでしょうか。

その後、委員会で議案の審査を行い、本会議最終日に審査内容が報告されます。

このため、本会議では、委員会での審査結果(可決・否決)のとおり決定することについて賛否を問うことになります。

議案採決までの流れ

本会議(初日)

  1. 議案の提出
  2. 提案理由の説明
  3. 委員会へ付託

委員会

  1. 議案の審査

本会議(最終日)

  1. 委員長の審査報告
  2. 討論
  3. 採決

ピックアップ (仮称)宮島ミュージアム整備事業 整備等経費を債務負担行為補正で追加

〈議案第52号〉令和8年度一般会計補正予算(第1号)

合併建設計画にも位置付けられていた、宮島歴史民俗資料館のリニューアル事業について、整備や管理運営に必要な経費の約41億円が、補正予算に債務負担行為補正として追加されました。財政負担への不安など、2時間以上にわたる予算特別委員会での質疑審査の後、委員から債務負担行為補正部分を削除する修正動議が提出されましたが、議員間討議後の採決で修正案は賛成少数で否決し、原案を賛成多数で可決しました。

本会議最終日には修正案は提出されず、原案に対する討論後の採決で賛成多数により可決しました。

債務負担行為補正

(追加)宮島歴史民俗資料館等の整備及び管理運営に要する経費

【期間】 令和8年度から令和32年度まで

【限度額】 41億5,865万3千円に物価変動、制度変更に伴う増額分を加算した額

※債務負担行為補正 地方自治体が年度の途中で「将来(翌年度以降)にお金を支払う約束(債務)」を新たに追加・変更・廃止するために行う予算の補正手続きのこと

※修正動議 会議で議論されている原案に対して、一部の追加、削除、変更などの修正を加えた「別の案(修正案)」を提出すること

こんな質問が出ました

質問  現在の市の財政状況や社会状況、政策展開を考えると、事業実施は時期尚早であり事業時期は見直すべきではないか。

答弁  国の地域未来交付金が令和7年度に創設され、補助率2分の1で事業限度額10億円、事業期間も最大5年間と有利な財源である。この機を逃さず、制度があるうちに実施したいと考えている。

質問  債務負担行為の限度額が、「物価変動、制度変更に伴う増額分を加算した額」とあるが、物価高騰や人件費高騰で際限なく加算されることにならないか。

答弁  まるくる大野整備の際は、1.5パーセントを超える部分をサービス対価の改定ラインとした。これを参考に、過度な負担とならないよう努める。

修正案への賛成討論

ミュージアム整備に反対ではないが、SPC(特別目的会社)による事業手法に疑念を感じる。20年という長期間、公共施設で民間が収益をあげることを認める手法には反対である。

修正案への反対討論

この事業は、本市の歴史文化を守り、次世代につなぐためにも立ち止まるべきではない。総合計画にも位置付けられており、財政計画等に照らし合わせても、将来に必要な基金残高も確保できるため賛成する。

修正動議が出された時の審査の流れ

  1. 議案説明・質疑
  2. 修正動議(修正案)
  3. 修正案の提案説明
  4. 修正案への質疑
  5. 議員間討議(必要であれば)
  6. 討論
    1. 修正案への討論
    2. 修正部分を除く原案への討論
  7. 採決(委員会は挙手)
    1. 修正案について採決
    2. (1)修正案否決の場合 ⇒原案を採決
      (2)修正案可決の場合 ⇒修正部分を除く原案を採決

本会議最終日の討論は、同趣旨の内容が含まれるため割愛します。