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議会広報「さくら」第78号 一般質問

ページID:0097980掲載日:2023年8月1日更新印刷ページ表示

議員のQ&市のA  一般質問

議員が、市政全般に関して執行者(市長等)にその執行の状況や将来の方向、また住民生活に密接に関わる事項等について質問すること、あるいは政策を提言することをいいます。皆さんの生活に関わる大切な質問です。あなたが関心をもった質問はありますか?

質問議員18名 質問34項目

※質問・答弁要旨は質問した議員が書いたものですが、その後、広報広聴特別委員会において校正を行っています。その他の質問については、廿日市市議会ホームページで映像をご覧いただけます。

一般質問一覧
氏名 質問タイトル
林 忠正(はやし ただまさ) 【掲載した質問】教職の事務作業効率化について
【その他の質問】農福連携について
【その他の質問】東広島市でのヤングケアラーをシルバー人材センターが支援する取り組みについて
岡本 敏博(おかもと としひろ) 【掲載した質問】市長選2期目の挑戦について
【その他の質問】カーボンニュートラルについて
【その他の質問】内陸部土地利用可能地調査と中央水路の整備について
濱本 紀洋(はまもと としひろ) 【掲載した質問】市営住吉住宅の入居実態と募集の状況について
梅田 洋一(うめだ よういち) 【掲載した質問】オープンデータに基づく地区別人口動態と予算配分方針について
井上 佐智子(いのうえ さちこ) 【その他の質問】男女共同参画社会づくりにおける本市の男女共同参画プランの進捗状況について
【掲載した質問】出席簿の「混合名簿」への転換について
【その他の質問】宮島での多様な子育て支援の充実について
栗栖 俊泰(くりす としやす) 【その他の質問】誰もが投票できる環境づくりのために
【掲載した質問】障がい者グループホームへの課題と支援について
堀田 憲幸(ほった のりゆき) 【掲載した質問】まちづくりの現状について
隅田 仁美(すみだ ひとみ) 【掲載した質問】帯状疱疹ワクチン接種助成について
【その他の質問】パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度について
北野 久美(きたの くみ) 【掲載した質問】地域の文化財の継承について
【その他の質問】子育て支援施策について
向井 恵美(むかい めぐみ) 【その他の質問】街路樹等の安全点検について
【掲載した質問】歩道の安全対策について
大畑 美紀(おおはた みき) 【掲載した質問】自治体DX・マイナンバー制度は市民の利益に結びつくのか
【その他の質問】ジェンダー平等社会実現のために
【その他の質問】農業にアグロエコロジーの考え方を
山下竜太郎(やました りゅうたろう) 【掲載した質問】廿日市市奨学金貸付条例について
【掲載した質問】本市のSNSアカウントによる広報について
坂本 和博(さかもと かずひろ) 【掲載した質問】G7広島サミットの本市の対応と成果について
水野 善丈(みずの よしひろ) 【掲載した質問】市立中学校における部活動のあり方について
吉屋 智晴(よしや ともはる) 【掲載した質問】佐伯高校の持続的発展にむけた施策について
【その他の質問】介護人材確保の施策について
枇杷木正伸(びわき まさのぶ) 【掲載した質問】本市における子ども食堂の現状と今後の取り組みについて
中島 康二(なかしま こうじ) 【その他の質問】地域拠点による活性化について
【掲載した質問】コネクトパーキング宮島と新機能都市開発等の関連性について
高橋みさ子(たかはし みさこ) 【掲載した質問】みやじま国際パワートライアスロン大会の継続にむけて
【その他の質問】広島圏都市計画道路対厳山林カ原線の整備について

 

林 忠正(はやし ただまさ) 議員

教職の柔軟な働き方と事務作業効率化を

質問  日本の教員は事務作業に費やす時間が長い。セキュリティ対策が前提であるが、文科省の有識者会議が提案しているシステムのクラウド化により、柔軟な働き方や事務作業の効率化で、児童生徒に向き合える時間を確保するべきであるがどうか。

答弁  本年3月に文科省から、次世代の校務DXの在り方について、クラウド環境を活用した業務の在り方の見直しや外部連携の促進、データ連携による新たな学習指導・学校経営の高度化の方向性が示された。教職員一人一人の実情に合わせた柔軟かつ安全な働き方を可能とするため、汎用クラウドの活用と場所を選ばず活用できる教職員端末の導入のために調査・研究する。

 

岡本 敏博(おかもと としひろ) 議員

どうする市長選2期目の挑戦

質問  廿日市市の市長選挙は令和5年10月29日に執行される。これまでに正式に出馬を表明している人はいないが、市長はこの選挙に立候補し、再びまちづくりに挑戦する決意か。

答弁 廿日市市は周囲から大きな注目を集め、8年連続で転入超過が継続しており、令和4年度の転入超過者数は、県内で第1位となっている。しかしこれから待ったなしで訪れる本格的な人口減少、少子化、超高齢社会の更なる進展は、誰も経験したことのない事態であり、私はこの事態を打破することに、果敢に挑戦したいと思っている。引き続き、陣頭で指揮をとり、次なる時代を切り開いていきたいと考え、続投の決意をしたところである。

 

濱本 紀洋(はまもと としひろ) 議員

市営住吉住宅募集・入居状況について

質問  市営住吉住宅は入居が難しいとの声をいただいている。市民の誰もが、安心して住み続けられる街をつくるためにも公営住宅の役割は大きい。そこで次の点について問う。
(1)空き部屋状況の公表
(2)空き部屋を確保する目的
(3)選定方法に問題はないか。
(4)管理体制に不備はないか。

答弁
(1)過去の応募状況等を考慮し、公表している。
(2)火事等の災害時に急きょ住居が必要となる方に提供するためである。
(3)優先的選考に該当される方は当選確率を倍にしている。今後はより公正な選考方法を研究する。
(4)指定管理者と情報を共有し、適切に管理している。

 

梅田 洋一(うめだ よういち) 議員

人口増加に応じた住環境整備を 

質問  オープンデータ【※1】によれば、まち全体では人口が減少するなか、本市を約200に細分化した地区別データを見れば、国勢調査のあった平成27年から令和2年までの5年間で人口が増加した地区もある。そのうち、段階的な宅地化により人口が増加した地区の住環境整備方針はどうなっているか。

答弁  都市基盤が不十分なまま市街化が進んでいる地区については、市民協働を基本とした生活道路の整備など、地区の実情に応じた住環境の改善整備を進めることとしている。
生活道路の整備においては、地権者等の地域の協力が不可欠なことから、地域の実情把握に努めるとともに、地区別の人口動態も注視し、改善に向けて取り組んでいく。

 

井上 佐智子(いのうえ さちこ) 議員

出席簿の混合名簿への転換について

質問  学校の自主性に任せることは大切だが、本市の男女共同参画プランの理念を生かす取り組みが必要だ。学校教育の場からジェンダー平等の醸成は重要である。日常的に男女別に区別する元となる「男女別名簿」と「混合名簿」について、小中学校の名簿の数を問う。

答弁  多様性の尊重が求められジェンダー平等や男女共同参画の実現に向けた機運が高まりを見せる中、学校教育においても社会の変化を敏感に捉え対応することは大切である。5月現在小学校はすべて、また中学校は9割が「男女混合名簿」である。今年度より順次、男女混合名簿に切り替えるよう通知した。未実施の学校も来年度には切り替えが行われる見通しとなっている。

 

栗栖 俊泰(くりす としやす) 議員

グループホーム整備重度対応施設に支援を

質問  重度者対応のグループホームは、人件費高騰や専門人材確保等の課題もあり整備が進んでいない。強度行動障害や医療的ケアが必要な重度の方が入居やショートステイ等の利用ができるよう、整備費以外にも資格取得費などの人的支援も必要ではないか。

答弁  障がい者が重度・高齢化する中、受け入れ体制の整備は全国的な課題である。令和3年度に医療的ケア対応への加算などが創設されたが、次期報酬見直しの動きも注視したい。市の支援については、次期障がい者福祉計画等の策定にあたり、日中支援型運営事業者への聞き取りや、利用見込み、他市町の取り組みなどを調査し、整備費補助を含め、支援の必要性について研究したい。

 

堀田 憲幸(ほった のりゆき)  議員

まちづくりの現状について

質問  佐伯地域は、農林業の衰退や社会情勢により人口は約30パーセント減少、特に新生児は27名と驚くべき数字となった。
そこで以下のことを問う。
(1)農林政策の現状について
(2)人口動態の現状について
(3)拠点間の料金格差について

答弁
(1)国の政策の下、産業としての振興と多面的機能の発揮に努めてきたところである。
(2)過去5年間で、年平均で約153人減少、要因は主に少子高齢化による自然減である。
(3)広電バス津田線は、令和3年10月から運賃の上限を400円とし負担軽減を図っている。

質問  バス運賃は全域150円にならないか。

答弁  マイナンバーカードと連動してキャッシュレス決済を導入し割引を検討したい。

 

隅田 仁美(すみだ ひとみ) 議員

帯状疱疹ワクチン接種助成を

質問  激しい痛みなどを伴う帯状疱疹は、水ぼうそうに罹ったことのある3割の人が経験するとされ、免疫力の下がる50歳以降に発症しやすく、後遺症として帯状疱疹後神経痛で痛みが続くこともある。ワクチン接種が効果的だが、費用は全額負担で高額であるため、接種をためらう人が多い。50歳以上の人を対象にワクチン接種を半額程度助成しては。

答弁  ワクチンは、発症や重症化を予防するとともに、後遺症の発症リスク低減を期待でき、有効な予防法と認識している。
本市においては、国において、ワクチンの効果等を十分検討した上で、予防接種法に基づく「定期接種」として実施されることが望ましいと考えており、国の動向を注視する。

 

北野 久美(きたの くみ) 議員

地域の文化財の継承について

質問  文化財保護法が改正され、市町村に「文化財保存活用地域計画」の策定が制度化された。
その目的の一つは、継承者の減少や資金不足等により、適切な維持管理や保存修理が困難になっている地域の未指定文化財の保存・活用の推進である。
計画の認定後、地域の未指定の文化財の保存・活用はどのように変わるのか。

答弁  令和3年度、市内5地域で開催したワークショップで、地域に眠る未指定文化財1580件を抽出した。今後、計画に基づき調査を進め、結果を市民に周知するとともに、地域コミュニティでの会議等で情報を共有し議論を深めることで、次世代への継承に向けた機運の醸成に努めていく。

 

向井 恵美(むかい めぐみ) 議員

歩道の安全対策を

質問  歩道の整備された道路も多々あるが、歩道が車道側に大きく傾斜している箇所が存在している。ベビーカーや急速な高齢化社会の進展によりシニアカーなども歩道を通行することが益々増加する。歩道を改良し安全対策を図る考えはないか。

答弁  既存の歩道は、マウントアップ形式【※2】の歩道が多数であり、交通状況や歩道の利用実態などを把握し、部分的な段差解消や勾配の修正などを実施している。今後も高齢化社会が加速する中、電動シニアカー等の通行に関する要望も高まってくることが予測されることから、利用実態や現地状況を把握し、歩行空間の安全性確保に努める。

 

大畑 美紀(おおはた みき) 議員

マイナンバーカード取得は任意のはず

質問  マイナンバーカード利用で、個人情報漏洩や登録ミスなどトラブルが相次いでいる。
(1)マイナンバーカード取得はあくまでも任意であり、利用横展開等の市民カード化事業はすべきではないがどうか。
(2)マイナ保険証への一本化で、申請しないと保険証が交付されず、大量の無保険者が出る恐れがある。現在の保険証を廃止してはならないがどうか。

答弁
(1)市民が行政サービスの利便性を享受、選択できる多様な 利活用シーンを拡充していくことが、これからのデジタル社会実現に欠かせない。
(2)無保険状態を阻止するために、保険者が必要と認める場 合は、本人申請によらず資格 確認証を交付できる措置も予定されている。

 

山下竜太郎(やました りゅうたろう) 議員

市奨学金貸付条例・SNS広報について

質問  昨年6月の一般質問で、本市奨学金制度の利用者増への提案をし、検証していくとの答弁だったが、検証の結果は。

答弁 
制度周知に努め、活用しやすい制度への見直しを図る。

質問 「千年先も、いつくしむ。」プロジェクトムービーは、 YouTube再生回数が622回など少ない。いいものを作っても見られないと意味がない。対策を検討しているか。

答弁  このプロジェクトは「宮島自体を御神体として大切にし、慈しんできた宮島に住まう人の心を、世界中の人々と共有し、宮島を次世代に引き継いでいく」という思いで、ロゴ、ムービー、ポスター、特設ウェブサイトを制作した。市内事業者等に協力を呼びかけ、拡散していくよう考えている。

 

坂本 和博(さかもと かずひろ) 議員

G7が残したものをどのように生かすのか

質問  G7サミットは、首脳やパートナーの宮島訪問など本市において大きな成果と課題を残した。その対応について問う。
また「市HPにG7サミット情報コンテンツを設置しプロモーションビデオ等の魅力を発信」「ふるさと納税返礼品にG7サミットの土産・食材等を活用」「仏など海外との友好提携の強化と若者交換交流の推進」「ゼロカーボンパークの推進」等を提案する。

答弁  課題として「オーバーツーリズム」があり、分散型観光の推進と宮島口の駐車場および渋滞対策を進め、持続可能な観光地づくりを進める。またG7により宮島のブランド価値が上がっている好機を逃さず、提案のあった事項にスピード感を持って前向きに取り組む。

 

水野 善丈(みずの よしひろ) 議員

市中学校の朝練習を中止とした意図は

質問  令和4年9月に市中学校の朝練習を中止とした経緯を問う。

答弁  令和3年8月に市教委が実施した教職員アンケート結果では、「朝練習を実施すべきである」との回答者は約1割に留まり、朝練習が教職員の負担になっていた。持続可能な部活動の実現と学校の働き方改革を踏まえ原則中止とした。

質問  生徒には意見を聞いたのか。

答弁  生徒にはしていない。本年1月のアンケートで教員の肯定的評価が8割を超え、職務改善に効果はあったとみている。

質問  部活動の地域移行の流れで、今後、朝練をどうするのか。

答弁  まだ地域移行と朝練との関連は分からない。部活動に熱心な教員もいるので、今後も休日部活動に関われる体制は準備していきたい。

 

吉屋 智晴(よしや ともはる) 議員

佐伯高校の持続的な発展を

質問
(1)今年度入学者減少の要因は。
(2)個人競技など新たな部活動の希望があった際の支援は。
(3)連携型中高一貫教育校導入は困難か。
(4)地元の佐伯中学校からの入学者が少ない原因の調査は。

答弁
(1)昨年度の佐伯高校の志願者倍率が高かったこと、今年度からの入試制度変さらによる受験機会の減少、安全志向による私立高校の入学者増加などが要因と考える。
(2)必要時、佐伯総合スポーツ公園利用なども支援していく。
(3)該当する中学校から一定割合の入学者があり、将来も見込まれることが必要。佐伯中学校からの入学者は10?30パーセント程度で要件を満たさない。
(4)生徒や保護者などへのアンケートも検討していく。

 

枇杷木正伸(びわき まさのぶ)  議員

子ども食堂の現状と今後の取り組み

質問  本市においても、近年、子ども食堂を運営する団体が増えてきている。少子高齢化対策として、高齢者の健康寿命を延ばすためにも、子どもから高齢者までが一緒に食事をする場を設けることも必要ではなかろうか。
活動の実態、運営の課題、行政の指導や支援について問う。

答弁  現在、市が把握している子ども食堂は5カ所であり、対象者や参加人数もさまざまである。
聴き取りから、運営スタッフの確保に苦慮している状況があった。今年8月には、子ども食堂フェスタが本市で開催される予定であり、これを契機に、市内の子ども食堂運営団体が集まり、互いに意見交換などを行える場を設置していきたいと考えている。

 

中島 康二(なかしま こうじ)

コネクトパーキング宮島市事業との関連は

質問  国土交通省は令和5年度から、国道2号西広島バイパス佐方サービスエリア近くに中継拠点「コネクトパーキング宮島【※3】」の建設整備に向けて検討することになった。その近郊では、市事業の「新機能都市開発」と「未来物流産業団地」の開発整備が進められている。それら各事業地との関連性等について問う。

答弁  「新機能都市開発」で県が整備する廿日市環状線と西広島バイパスはランプ形式【※4】で接続予定である。「未来物流産業団地」への影響はないが、国・県と調整を行う。
将来的には市の各事業地と「コネクトパーキング宮島」は廿日市環状線でアクセスされる予定である。

 

高橋みさ子(たかはし みさこ) 議員

みやじま国際パワートライアスロンの継続を

質問  本大会は、今年度で打ち切ると発表された。合併した旧5市町村の一体感を高めようと始まったこの大会は、商工会議所を軸に、市や企業の協賛、多くの市民ボランティアの力で運営されてきた。このまま終わらせるのではなく、継続する方法を模索すべきだ。

答弁  当初の目的を達成したこと、警備員や協賛金の確保が困難なことなどで、商工会議所が一区切り付けると判断した。この大会は本市のスポーツ推進計画に掲げる「する・みる・ささえるスポーツ」を体現したもので、成果を貴重な財産として受け継ぎ、まちづくりにどう生かしていくか、トライアスロン競技を含めさまざまな角度から調査・研究したい。

 

用語説明

【※1】オープンデータ:機械判読に適したデータ形式で、二次利用が可能な利用ルールで公開されたデータのこと

【※2】マウントアップ形式:歩道面を車道面より15センチメートル以上高くし、歩車道を分離する形式

【※3】コネクトパーキング宮島:トラックドライバーの働き方改革を進めるひとつとして、九州方面と関西方面からのドライバーが、車を乗り替えるなどの輸送の中継拠点をイメージしている

【※4】ランプ形式:道路の本線車道から別の道路の本線車道へ連絡する道路