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議会広報「さくら」第76号 特集
3年ぶりの対面開催 議会報告会
6会場で頂いたご意見やアンケートの一部をご紹介いたします。
3年ぶりに対面での開催となった議会報告会には延べ136人の参加があり、「議員定数調査特別委員会中間報告」と開催会場周辺の「地域課題や取り組み」に関して、多くの貴重なご意見をいただくことができました。
既に、一般質問などで取り上げたものもありますが、今後、振り分けた所管の委員会で対応や活用を協議し、議会ホームページや広報さくらなどで報告してまいります。
ここでは、そのご意見の一部をご紹介いたします。
会場でのアンケート結果から
アンケートにご回答いただいたうち、約7割の方が60歳代以上で、8割が男性という結果になりました。残念ながら30歳代以下の参加者が少なく、若い世代の政治への関心が低いのではと思われます。今後は若年世代への取り組みも必要と感じました。
報告会開催を知った経緯では「議員から」が最も多く、次いで「広報さくら」、「知人から」と続き、参加の声掛け効果があったことが覗われます。
参加回数は、「初めて」が「参加したことがある」を上回っており、会場別の地域課題などへの興味も大きかったものと考えられます。
報告内容で「良い」と回答された方は6割を超えましたが、満足度を上げるための改善努力がさらに求められます。
「広報さくら」は、「いつも読んでいる」が半数を超え、「たまに読んでいる」を合わせると、ほぼ全員に読んでいただけているようですが、内容の充実などを求める自由記述も多く、今後も改良を重ねる必要があると強く感じました。
また、参加された皆さんからは、「良い活動なのに、周知をもっとすべきだったのでは」と、開催を評価したうえで周知不足を指摘するご意見や、「資料映像の文字が小さくて見えにくかった」、「表示の資料を紙で配布してほしかった」、「開催時期や時間帯の工夫があっても良いのでは」など、改善を求めるご意見もいただきました。
今後は、班編成、開催時期、開催頻度などの手法を見直しながら、参加しやすい「議会報告会」に改善してまいります。
会場でのご意見やご質問(一部)
内容ごとに、所管する委員会に振り分けています。
地域名のある意見もありますが、順不同です。
文字数の都合により表現などを変更しています。
総務常任委員会
- 過疎対策と言っても、子育て施設のない所に人は来ない。
- 高齢化や限界集落の対策はどうするのか。
- 防災無線は、場所によっては全く聞こえないし、聞こえすぎて困る所もある。
- 廿日市市版Jアラートのようなものはできないか。
- デジタル化の時代、もっとAIなど推進すべきだ。
- 大野図書館を壊す必要は本当にあったのか。
- 宮島にタックスフリー事務所を設置してほしい。
- 宮島にも就労者のための単身用住宅が欲しい。
文教厚生常任委員会
- 佐伯高校に地元の子が進学できなくなった。定員は増やせないのか。
- 高齢者など、冬場などの緊急時に一時的に入居できるような施設はできないか。
- 大野福祉センターの廃止は困る。廿日市全体で文化活動や高齢者の活動のことも考えてほしい。
- JA広島総合病院の耐震性の悪い東棟活用はどうなるのか。
建設常任委員会
- 沿岸部の高校に通えるように、通学用の直通バスはつくれないか。
- 空き家対策が課題だ。
- 車に乗れなくなると買い物などにも行けず、バスもデマンドもなく生活できない。
- 歩道ができていない場所が多く、シルバーカーなどでの外出がとても危険だ。
- 地御前の浸水対策の状況はどうなっているのか。暗渠の浚渫などはしているのか。
- 南道路が延伸されるようだが、それによって行き止まりや袋小路にならないか心配。
- 広島サミットの経費で、宮島口の階段や動線の改良をしてもらうことはできないか。
- 二重原地区開発に伴う排水対策はどうなっているのか。調整池は作られるのか。新機能都市開発も含め、議会でしっかりと議論されたのか。
環境産業常任委員会
- 廿日市市にも観光大使制度をつくってほしい。
- 山は荒れ、道路沿いはゴミだらけ。大型ごみの不法投棄も目立つが、燃えるごみの有料化などが原因のひとつでは。
- イノシシやハクビシンが増えている。もっと効果的な有害鳥獣対策をしてほしい。
- 弥山登山道周辺の樹木を伐採し、マムシやマダニの対策をしてはどうか。
- 山間部では、働く場が少ないのが課題だ。
議員定数調査特別委員会
- 吉和や宮島からは、必ず1人は議員を出せるようにできないのか。
- 議員定数の議論には、外部からのチェックも必要ではないか。
- 投票率が低いのが残念。もっと伸びるように活動してほしい。
- ちゃんと仕事をしていれば、定数削減などの声は出ないのではないか。
- 地域のための活動は必要だ。もっと地域の声が出せるようにしてほしい。
- 他自治体との比較など、もっと市民に情報を出すべきではないか。
お詫び
大野市民活動センター会場において、準備不足によりアンケート用紙を全員に配布することができませんでした。心よりお詫び申し上げます。