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議会広報「さくら」第73号 主な議案
3月定例会 廿日市市のこんなことが決まりました
会期30日間 2月22日~3月23日
議案の状況
令和4年度予算
一般会計・特別会計・企業会計 12件
令和3年度補正予算
一般会計・特別会計・企業会計 11件
条例案
廿日市市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例など 19件
その他の事案
過疎地域持続的発展計画の変更など 3件
人事案件
廿日市市公平委員会の選任の同意 1件
諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求める 1件
報告
専決処分事項 5件
発議
ロシアによるウクライナ侵攻に対し平和的解決を求める決議 1件
閉会中の継続審査(所管事務調査) 1件
計54件
ピックアップ1 スポーツを核としたまちづくりへ
〈議案第13号〉教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例
スポーツと地域づくりを一体的に推進することを目的として、教育に関する事務のうち、スポーツに関することで、学校体育を除くものを市長部局が管理、執行しようとするものです。
こんな質問が出ました
質問 近年、子どもの体力面など、学校教育のみならず社会教育の担う役割は大きくなっているが、認識はどうか。
答弁 子どもの体力低下など課題は認識しており、スポーツを充実させることにより向上を図っていきたい。
質問 体育という観点で捉えると、市長部局と教育委員会との連携は必要となる。どのように図っていくのか。
答弁 教育委員会と市長部局は、連携を図ってきたこれまでの経緯もあり、関係団体の協力を得ながら取り組んでいきたい。
反対討論
スポーツを何かの手段に使うのは慎重にならなければならない。スポーツの持つ力は大きいがゆえ、時には利用され歪められてきたことからも、教育委員会で行うべきだ。
賛成討論
本市では、スポーツで人の交流や繋がりを持つ取り組みを進めてきた。これは協働のまちづくりに通じるものである。
ピックアップ2 吉和ふれあい交流センター 5年5月から指定管理で運営
〈議案第14号〉吉和ふれあい交流センター設置及び管理条例
吉和地域の生涯学習及びまちづくりの振興を図るとともに、ふれあいと交流を促進し、多様な主体の協働による地域の活力を創出するため、吉和ふれあい交流センターを設置し、その管理に必要な事項を定めます。
(1)位置 廿日市市吉和1886番地1
(2)開館時間 午前9時から午後9時30分まで
(3)休館日 月曜日(ただし、祝日の場合は、その直後の休日でない日)、年末年始(12月29日~1月3日)
こんな質問が出ました
質問 指定管理者選定の日程と、管理者をどう想定しているか。
答弁 6月下旬に選定委員会を開き7月下旬に決定、9月定例会に上程する予定である。指定管理者は地元の自治組織となる見込みである。
質問 市民センター施設と思われるが、なぜ交流センターにするのか。
答弁 生涯学習、まちづくりなどの市民センター機能に加え、交流、地域の活力創出として営利事業にも活用するためである。
質問 この施設の使用申請方法は。
答弁 窓口申請が原則ではあるが、窓口での申請が難しい場合はメールやファックスでの申請も可能である。
ピックアップ3 災害被害を防止するために開発行為を抑制
〈議案第29号〉都市計画法に基づく開発行為等の許可の基準に関する条例の一部を改正する条例
都市計画法、都市計画法施行令の一部が改正されたことに伴い、市街化調整区域における開発行為等の許可の基準に関する規定が改正されます。
近年、災害による被害が甚大となっていることを受け、市街化調整区域内にある「災害危険区域」「地すべり防止区域」「急傾斜地崩壊危険区域」「土砂災害警戒区域」「浸水被害防止区域」「浸水想定区域のうち、洪水、雨水出水または高潮が発生した場合には建築物が損壊し、または浸水し、住民その他の生命または身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域」での開発行為等が、原則として抑制されます。
ただし、安全性が確保されると認められる区域は除きます。
こんな質問が出ました
質問 安全性が確保されると認められる区域とは。
答弁 国の技術的基準により、「避難場所への確実な避難が可能な土地の区域」「土砂災害を防止し、または軽減するための施設の整備等の防災対策が実施された土地の区域」「これらと同等以上の安全性が確保されると認められる土地の区域」を考えている。