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議会広報「さくら」第71号 主な議案
9月定例会 廿日市市のこんなことが決まりました
会期21日間 9月7日~27日
今回の議案は
原案可決 12件
報告 2件
同意 1件
閉会中の継続審査 13件
計28件
ピックアップ1 火葬場霊峯苑ほか 3墓苑を指定管理者制度へ
〈議案第62号〉公の施設の指定管理者の指定について
廿日市市火葬場霊峯苑及び3霊峯墓苑については、これまで火葬場のみを業務委託契約としていましたが、利用者の利便性向上や効率的で管理コストの軽減が図れるとして、一体的な指定管理者制度に移行します。3事業者の参加による総合点数方式での採点の結果、次の事業者を管理者に選定しました。
日本斎苑・東洋観光コンソーシアム
代表者 広島市中区本川町二丁目1番9号 株式会社 日本斎苑 代表取締役 渡部 彰
構成員 広島市中区田中町2番10号 東洋観光株式会社 代表取締役 今井 誠則
こんな質問が出ました
質問 なぜ初めから5年間の契約としたのか。
答弁 収益事業ではなく、事業者が手を挙げやすいように5年とした。
質問 選定時の提案が履行されなかったケースもあるが、担保できるのか。
答弁 提案は契約の一部とみており、確実に履行されるよう確認していきたい。
反対討論
上位2事業者の採点は僅差であり、採点配分によって変わる可能性もあった。説明では選定の納得が得られず反対する。
賛成討論
サービス向上や5年間で5000万円もの経費削減が図られる。選定は要綱に沿って厳正に行われており、信頼して賛成する。
ピックアップ2 宿泊業など観光関連事業者を支援
〈議案第56号〉一般会計補正予算(第7号)
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、厳しい経営環境にある旅館・ホテル、土産物店などの観光関連事業者の支援を目的としたもので、事業内容は次のとおりです。
●新型コロナウイルス感染症対策産業振興緊急支援事業 1億3000万円
(1)宿泊施設事業継続支援金(4000万円)
前年・前々年比、売上30パーセント以上減少の事業者へ給付。施設規模1000平方メートル未満20万円。1000平方メートル 以上は1000平方メートル毎に30万円で上限300万円。
(2)宿泊助成費追加(5500万円) 5000円×11000人分助成。
(3)「今こそチケット」追加発行(3000万円)
土産物店、体験観光事業者を中心に、1000円で1300円分使えるチケットを10万枚追加発行。
(4)事務費・広告宣伝費(500万円) 事業委託費用。
こんな質問が出ました
質問 宿泊事業者への支援金は状態が長引くことも考慮し、この事業の継続性まで視野に入れているのか。
答弁 今回は臨時交付金での対応が可能で、継続性までは視野に入れていない。今後の感染状況を見ながらしっかり取り組む。
ピックアップ3 認定農業者等の収益力強化へ支援
〈議案第56号〉一般会計補正予算(第7号)
収益力強化に取り組む認定農業者等に対して、国の補助金である農業機械導入やパイプハウス設置等に要する経費の一部補助に加え、市独自に上限200万円を上乗せ支援します。
●担い手経営基盤強化事業
・産地生産基盤強化事業補助金 2254万6千円
こんな質問が出ました
質問 この資金を、農業者にどう活用してほしいと考えているのか。
答弁 この補助金は、産地化を図ろうとする農作物に対する国の補助制度になっている。特に本市は、軟弱野菜であるホウレンソウを中心に新規農業者に生産してもらい、産地化が図れればと考えている。
質問 本市が進めるホウレンソウの需要予測はどうか。
答弁 十分な消費ニーズがあると考えている。本市の地域特性に合わせた生産方法の工夫をしていきたい。
質問 この制度を今後も続けていく考えなのか。
答弁 耕作放棄地が増えないよう、農業振興を図るために制度は続けていきたい。