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議会広報「さくら」第70号 主な議案
6月定例会 廿日市市のこんなことが決まりました
会期19日間 6月11日~29日
今回の議案は
原案可決 12件
同意 1件
報告 8件
閉会中の継続審査 1件
計22件
ピックアップ 1 第6次総合計画 後期スタートへ
〈議案第47号〉廿日市市総合計画基本計画の策定について
第6次総合計画は、基本構想および基本計画から構成されています。基本構想では、まちづくりの基本理念を「市民一人一人が幸せに暮らせるまちづくり」、将来像を「挑戦! 豊かさと活力あるまち -夢と希望をもって世界へ-」とし、これを実現するための4つの方向性とそれに基づく重点施策を設定しています。基本計画は、基本構想に定めた方向性および重点施策について、その実現に向けた施策の方針等を示すものです。
後期計画期間は令和3~7年の5年間で、コロナ対応、SDGs(エスディージーズ)【※1】、デジタル社会への対応等をふまえた視点で策定されています。また、新たな行政評価制度(施策評価と事務事業評価)を導入しました。
こんな質問が出ました
質問 この計画は「まち・ひと・仕事総合戦略」とセットで進めていくとのことだったが、同戦略の期間は6月末となっている。このことについての評価・課題と今後の展開は。
答弁 前期計画では後期に向けたハード政策がメインだったが、「持続可能なまち」の構成を考え今後も取り組んでいきたい。総合戦略も今後策定していきたいと考えており、議会への説明もしていく。
反対・賛成討論は定例会議決結果に記載
ピックアップ 2 地域産業支援のためコロナ対応の追加補正
〈議案第45号〉令和3年度一般会計補正予算(第4号)
新型コロナウイルス感染症対応として、自主運行バス等への空気清浄機の設置、外出機会削減要請等により影響を受けた中小事業者への支援補助金追加分(当初申請見込件数の超過予定分)、宮島地域の観光復興のための計画策定の費用です。
●新型コロナウイルス感染症対応 6044万6千円
・自主運行バス運営事業 178万円
・地域公共交通再編事業 6万5千円
・地域公共交通等応援事業 514万円
・産業振興緊急支援事業 4800万円
・観光資源ネットワーク化事業 546万1千円
こんな質問が出ました
質問 中小事業者の補助金申請について、手続きの煩わしさから申請を見送るとの声があるが、手続きの支援体制は。
答弁 商工会議所・商工会が支援窓口となっており、会員以外でも支援を受けることができるため、引き続き周知に努めていきたい。
質問 宮島地域に関連した計画との整合性はあるのか。
答弁 これまで策定された計画の理念、考え方を生かした計画とすべく幅広い意見を聞いて整合性を図っていきたい。
ピックアップ 3 佐伯高校魅力化支援の拡充 情報発信・学力向上・通学費補助
〈議案第45号〉令和3年度一般会計補正予算(第4号)
県立佐伯高等学校は、現在の在籍生徒数が76人。2年連続で在籍生徒数が80人を下回った場合は、統廃合検討の対象となります。6月からオープンスクール等動画配信、9月から受験対策強化のため、公営塾を週1回から3回に増やし、来年度から広電バス佐伯線等通学費補助率の拡充を図ります。
●佐伯高校魅力化支援の拡充 841万6千円
・情報発信の充実 570万円
・学力向上の支援 41万6千円
・通学費の補助の拡充(債務負担行為) 230万円
こんな質問が出ました
質問 推薦薦枠から地元があふれることがあったが改善はどうか。
答弁 運用面の改善を県にも強く要請する。
質問 PR動画より学習支援に力を入れてはどうか。
答弁 学力支援も大事である。当面、一定数確保のためPR動画が必要。
質問 新入生は地元から何人、地元以外から何人との目標はあるのか。
答弁 地元から令和3年15人、令和2年19人が実績である。現在の地元中学3年生が54人なので、地元からの入学を促進していきたい。
用語説明
【※1】SDGs(エスディージーズ):Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。2015年9月の国連サミットで採択された2016~2030年までの国際目標。持続可能な世界を実現するための17のゴール目標と169のターゲットから構成され、“地球上の誰ひとりとして取り残さない”ことを基本理念としている。