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議会広報「さくら」68号 特集

ページID:0062545掲載日:2025年1月20日更新印刷ページ表示

廿日市市文化協会&市議会

廿日市市文化協会は市町村合併により、平成18年に今の形になりました。廿日市(宮島を含む)・佐伯・吉和・大野の4支部制で、それぞれ地域に根差した文化芸術活動を行っておられます。本部は主に、それらがスムーズにいくよう連絡調整をすること、また市補助金を各支部に配分するのが役割だそうです。事務局のある市民活動センターでお話を伺いました。

文化と芸術で このまちを育てる

〈支部活動と本部の役割があって、全部の地域をうまく網羅できているようですね〉

  • 合併して最初からうまくいっていたわけではありません。合併前まで各支部はそれぞれに特徴的な活動をしていたので、それらを尊重し継続させながら全体の活動を活発にしようとしました。そのために平成25年頃から他支部の行事に参加するなどして、支部同士のヨコのつながりを図るようにしました。支部でできないことや、全体に関わることは本部事業で行います。これまで2回、全支部の合同文化祭をさくらぴあ大ホールで開催し、吉和の子ども神楽をはじめ、各地域自慢の芸能を披露することで支部間のコミュニケーションを図ることができました。

〈どのような思いで活動しておられますか〉

  • 「生涯を通じて学び続ける」「地域の文化を継承する」「文化・芸術の振興によってまち育てに貢献する」を目的に活動しています。いろいろな団体と連携しながら地域の人が笑顔で楽しく暮らせるまちにするために貢献したいです。

〈活動に新型コロナの影響があるのでは〉

  • お手上げです。特に合唱はそうです。舞踊や演奏等は、それぞれの団体で工夫しながら練習しておられるようですが、文化祭で多くの団体が集まって発表するということはできなくなりました。無観客や人数制限をして開催した支部もあります。あらためて文化協会の活動の目的や方法を考えていく機会になりました。発表の場、ステージに上がる機会があれば少なくとも会員のモチベーションになるのですが。

〈オンラインでの発表の場はどうですか〉

  • 会員は高齢者が多く、オンラインの対応ができにくいのですが、文化協会として取り組まなければならないと考えています。今年度、おおの文化祭芸能祭と佐伯地域文化祭演芸発表会の様子は、動画でダイジェスト版が配信されることになっています。これからはこういう方式もやっていきます。

〈宮島踊りや説教源氏節、神楽など、貴重な伝統芸能や地域の文化を継承していきたいですね〉

  • 宮島踊りなどは、子どもたちが体験や練習をしても、すぐに成長して参加できにくくなります。撮影して残しているものもあるので、また帰ってきてくれればいいですね。
    子どもたちとの関わりでは大野支部文芸大会の俳句募集で子どもから500首くらいは集まります。大野支部は、「大野のいいとこ再発見」をテーマに地域文化の発掘、継承のため活動を続けています。
    また、佐伯支部は佐伯高校と合同で文化祭を開催しています。
    それぞれの地域が、次の世代に向け、豊富な種類の文化に触れる機会を作ることが文化協会の役割の一つと考えています。

〈廿日市市への要望はありますか〉

  • 市に代わって文化的事業を行っている面もあるので、活動を理解してほしいです。
  • 市民センター等の使用料は、少人数のグループでも存続可能な額にしてもらいたいです。
  • 筏津地区の新施設にステージ、展示の場がないのが残念です。大野地域の発表の場が後退しないように願います。

〈議員・議会に望むことは〉

  • 議会傍聴に行くと、議員の態度がよくわかります。一般質問のやりとりは原稿を読んでいるだけのような時もあり、どうにかならないのかなと思います。
  • 発表会などに招待した時は、できるだけ最後まで観ていただきたいです。
  • 情報発信にも努めていきますので、活動にご理解をお願いします。

 

興味深い話を数多く聞かせていただきましたが、一部しか掲載できず残念です。
お忙しい中ありがとうございました。