議会広報「さくら」第66号 主な議案
廿日市市のこんなことが決まりました
会期17日間 6月9日~6月25日
今回の議案は
原案可決 23件
同意 2件
報告 5件
閉会中の継続審査 1件
計31件
ピックアップ 1 路面不全による事故多し 効果的な対策を
〈議案第65号〉損害賠償の額を定めることについて
市道路面の穴に、通行自転車が落ち転倒、運転していた市民が負傷する事故が発生し、その損害賠償について示談解 決を図るため、損害賠償額を定めることについて市議会の議決を求めるものです。
*内容の詳細については個人情報が含まれるため省略します。
こんな質問が出ました
質問 穴が大きいが補修要望は出ていなかったのか。
答弁 穴が開いて職員が補修した経緯がある。前日に業者に補修を指示していたが、当日は大雨警報が出ており対応できず、さらに穴が大きくなった。新しい補修材として、マイナス10度まで対応でき、水がある状態でもよく、通常の舗装と同じ効果がある新製品があるので検討したい。
質問 路面不全箇所の修繕件数、および路面不全による事故発生件数は。
答弁 修繕箇所は廿日市地域で、平成29年度638か所、30年度616か所、31年度400か所。事故件数は市全体で29年度1件、30年度は雨量が影響し8件、令和元年度3件である。
道路の陥没などを発見した場合は、連絡してください。
- 廿日市市役所維持管理課 電話:0120-143030
- 佐伯支所 建設グループ 電話:0120-224442
- 吉和支所 環境産業建設グループ 電話:0120-418886
- 大野支所 建設グループ 電話:0120-721177
- 宮島支所 建設グループ 電話:0120-755556
ピックアップ 2 農業委員決まる 認定農業者【※1】過半数は困難
〈議案第68号〉農業委員会委員の任命につき認定農業者等が委員の過半数を占めることを要しない場合の同意について
〈議案第73号〉農業委員会委員の任命の同意について
農業委員会委員の過半数を認定農業者等、または、これに準ずる者とする認定規定がありますが、本市においては困難なため、委員の少なくとも4分の1を認定農業者等またはこれに準ずる者とすることについて、市議会の同意を求めるものです。
議案第68号の同意後、議案第73号が提案され、農業委員会委員14人の任命についても同意しました。任期は今年7月20日~令和4年7月19日です。
こんな質問が出ました
質問 国の基準に無理があるのではないか。実態に合うよう要望すべきでは。
答弁 平成27年、法改正時の農業委員会へのアンケートを基に設けられた基準である。認定基準については県にも相談したい。
質問 農業委員の年齢層が全体的に高いが、若い農業者の推薦や年齢層などの考慮はなかったのか。
答弁 農協や県共済で認定農業者に直接働きかけたが、認定農業者になって日が浅く、自分のことで精一杯ということであった。将来に向けて今後も認定農業者と関わりを持ちつつ、農業委員を増やしたい。
ピックアップ 3 JA病院前横断歩道橋工事 分割発注で再入札へ
〈議案第59号〉一般会計補正予算(第4号)
JA総合病院前の国道2号をまたぐ横断歩道橋整備費追加と、病院新棟と官民複合施設を結ぶ立体遊歩道の整備費です。横断歩道橋整備工事については、当初、複合工事として一括発注予定でしたが、一昨年の災害復旧工事により一括管理できる工事管理監督者が不足し、入札不調になっていました。
地域医療拠点等整備事業
横断歩道橋整備工事請負費追加 7600万円(追加により総事業費は3億8797万5千円に)
立体遊歩道整備工事請負費 2900万円
こんな質問が出ました
質問 横断歩道橋整備工事は何回か入札不調になっている。整備費の追加だが、費用の算出根拠は。
答弁 入札不調になり、予定していた隣接土地の作業ヤードが確保できなかったため、作業ヤードが狭くて済む工法に変更したこと、歩道橋幅員が4.3メートルと、一般的な2.5メートルに比べ広いことが標準積算単価に反映されていなかったが、国交省の基準で適正に見積りを行ったことなどが増額理由である。
質問 それで入札はうまくいきそうか。見通しは。
答弁 分割発注で、6月から8月にかけて順次入札を行っていきたい。
用語説明
【※1】認定農業者:農業経営のプロを目指す農業者(個人・法人)が、農業経営の目標(農業経営改善計画)をたて、市町が基本構想における担い手として認定する。国および県から重点的に支援措置がある