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議会広報「さくら」63号 特集

ページID:0049238 印刷用ページを表示する 掲載日:2019年11月1日更新

一般社団法人はつかいち観光協会 & 市議会

市内には、はつかいち観光協会と宮島観光協会の二つがあります。それぞれ、観光振興のために活動されています。今回は、はつかいち観光協会のみなさんにお話を伺いました。同協会は、吉和村・佐伯町・大野町観光協会と合併した後、一般社団法人となった平成21年に平仮名の「はつかいち」に変更しました。
いま、事務所は廿日市市商工保健会館(交流プラザ)にありますが、来年4月には、新装の宮島口旅客ターミナルの一角に移る予定です。
9月議会で、宮島口旅客ターミナル施設関連の一般会計補正予算が可決され、その後、ターミナルビルの付加機能部(観光案内所・物販施設・多目的スペース・情報センター)の運営業務を市から委託されました。

はつかいち 来て観て食べて もう一度

宮島口ターミナルの運営業務を受託されましたが、今後の展開をどう考えておられますか

  • 宮島来訪者は、年間で430万人、行き帰りで宮島口を通る方は、その倍ということになります。その方たちをどう受け止め、どうサポートするか、混雑緩和が求められます。そのためのターミナルでもあります。リピーターになってくださるかどうかも大きな鍵です。もう一つは、インバウンドへの対応、多言語をどう使いこなせるかが課題です。すべての廿日市市観光の結節点と捉えています。

廿日市市としての観光の課題は

  • 合併で抱えることになった広大な中山間地域を、観光でどう守り盛り上げるか。ターミナルで中山間地の産品を販売することはできます。加工品があればなお良いですね。しかし物流をどうするかが課題です。その点は市や農協・漁協にも協力してほしいです。
  • 宮島の来訪者は、宮島口に戻った後、市内の他の名所には、なかなか足を運ばない。そこで、1時間・2時間の行程などわかりやすいルート観光メニューを作り事前にインターネット等で知ってもらうことも考えられます。
  • また、二度三度と来ていただくために、事業者だけでなく、住民のみなさんも、日々おもてなしの気持ちを持ってもらえれば嬉しいです。

泊まっていただくことが前提で、例えば三段峡と宮島を結ぶなど自治体を越えた観光も考えられるのでは

  • どこに泊まるかによって次の行程が決まります。なるべく拾い上げて、ご案内したいです。いまホームページを更新作業中で、インスタ映えも考えて名勝や民俗文化、イベントや祭り、自然、食べ物など有形無形のものを紹介できるようにします。SNSも活用していきたいです。

観光行楽に関して夢はありますか

  • 木材港埋め立て地あたりに、市内の大イベントである桜まつりも開催可能な全天候型の大規模な常設賑わいの場を早急に設けて、ステージに市内各所の神楽やタレントが出演できて、近隣の大都市から子育て世代を毎日呼び込めるといいですね。
  • 大駐車場を併設し、大型遊具を備えた子ども広場やドッグランなども。
  • その常設賑わいの場では、「毎日の廿日の市(はつかのいち)」を開催し、市内の特産物、中山間地の朝どれ野菜、そして市内の商店が格安で入店できれば。

議会広報さくらは読んでいただいていますか

  • 読んでいます。議員のかたがたがどんな質問をされるのか、チェックしています。前回も観光に関する質問がありました。

観光振興に関して市に望まれることは

  • 観光は一番資本がかからず、市のため市民のためになるものですが、これほど深くて難しいものはありません。観光立市を標榜するからには、覚悟をもって、宮島だけでなく観光で名を上げられるようにしてもらいたいです。
  • はつかいち観光協会のキャッチフレーズ「来て観て食べてもう一度」。これしかないですね。

取材にご協力いただきありがとうございました。