議会広報「さくら」62号 特集
廿日市市芸術文化振興事業団 & 市議会
今年で開館22周年を迎えた“さくらぴあ”は、年間約16万人の入場者で賑わう、本市のシンボル的な施設です。
ネーミングライツ※により、4月から「はつかいち文化ホール・ウッドワンさくらぴあ」に名称が変更されました。
今回は、ウッドワンさくらぴあで年間約50回以上の主催事業を開催し、美術ギャラリーの指定管理者でもある、廿日市市芸術文化振興事業団スタッフの皆さんに話を聞きました。
※ネーミングライツ…施設にスポンサー企業の社名やブランド名を名称としてつける権利で「命名権」とも呼ばれる。
大ホールは県内トップレベルの音響が自慢です
スタッフは何人くらいいるのですか
- 事業企画に6名、受付業務に12名、舞台技術として5名のスタッフが交代制で勤務しています。
ウッドワンさくらぴあに名称が変わりました。何か変化はありますか
- 運営の中身が変わったわけではないので、これまでと違うことはないと思います。
- しばらくの間、電話応対などで名称を言い間違えたことも…。もう大丈夫です!
- 万が一トラブルなどが発生した場合、興行収益だけでなくネーミング企業にも迷惑がかかるため、メンテナンスなどには今まで以上に細心の注意を払っています。
主催事業などで大変なことはありますか
- 過去に、大物マジシャンが興行の直前に負傷されたことがあり、お客様からの問い合わせが殺到するなど中止も覚悟しました。ご本人の強い意思で開演しましたが、無事に終わるまで、気が気ではありませんでした。
- 突然のオーダー変更などで、全てをやり替えなくてはならないこともあります。大きな興行になるほど大変ですが、スタッフ全員が協力してプロ根性で対応しています。
さくらぴあの自慢できるところは何ですか
- 大ホールの音響は、県内の施設の中でもトップレベルです。歌手や楽団などから、これまでも高い評価を受けています。
- 同規模のホールに比べ、天井が高く舞台も広いのが特徴です。クラシックなどのコンサートには特に適していると思います。
- 小ホールの定員は300人です。一般的には100人~200人規模の催しが多いため、小ホールへのニーズはとても高いです。
議会広報さくらは読んでいますか
- 事務所には、いつも回覧用に配布していただいているので必ず読むようにしています。
- この62号は、受付に大量に置かせていただきます!
集客のためにどんなことをされていますか
- お客様がもっと利用しやすいように、トイレの洋式化などを少しずつ進めています。高齢化も進んでいるので、場所によっては手すりなどの設置も必要ですね。
- 年齢層に合わせた設定でコンサートなどは企画しています。土日や夜間は、若年・就労者層をターゲットにし、比較的時間に余裕のある高齢者層には、平日の日中公演もニーズが高いです。
他にもいろいろなお話を聞くことができました。当日はお忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました。
これからも、楽しい企画を期待しています。
主催事業の問い合わせ:ウッドワンさくらぴあ事務室(電話:0829-20-0111)