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議会広報「さくら」第61号 一般質問

ページID:0044649 印刷用ページを表示する 掲載日:2019年5月1日更新

議員のQ&市のA  一般質問

一般質問とは?

 市が行う一般事務に関して、議員が質問します。
 皆さんの生活にかかわる大切な質問です。
 あなたが関心をもった質問はありますか?

 質問議員14人 質問35項目

 ※質問・答弁要旨は質問した議員が書いたものです。その他の質問については、会議録・廿日市市議会ホームページでご覧いただけます。

林 忠正(はやし ただまさ) 議員

 

イクボス宣言を効果的に

質問  先日のイクボス推進トークで民間3社のイクボス(※(3))の方から取り組みの説明があり、従業員の働き方など満足度の向上が従業員の定着、事業所の評価に結びつき、業績にも貢献していると説明があった。
市長も幹部の方もイクボス宣言しているが、イクボスとしての取り組みを問う。

答弁  30年度から管理職が作成する組織目標宣言の中にイクボス宣言を記入する欄を追加。管理職の意識が変われば、行動が変わり、イクボスが増えれば市役所が変わると考えている。イクボスの取り組みを続けることで、職員のモチベーションを向上させ、市役所業務の効率化と市民サービスの向上につなげたい。

その他の質問

  • 教育委員会の機関である教育支援委員会と特別支援学級等について
  • 認知症者への取り組みについて

岡本 敏博(おかもと としひろ) 議員

 

新しい時代のまちづくりについて

質問  平成という時代は東京圏への一極集中が進み、地方創生の成果が上がっているとは言えない。そこで新時代を迎えるこのタイミングこそ「自立した県西部の拠点都市」を目指すべきではないか。また危機意識を持って「挑戦」を続けることが未来を切り開くキーワードになると思うがどうか。

答弁  現在進めている新機能都市開発、地域医療拠点、宮島口地区整備事業は市の将来の発展はもとより県西部の拠点形成に不可欠である。人口減少、少子高齢化への対応が課題の中、新たな魅力づくりにも挑戦する。中山間地域の活性化、地域コミュニティの取り組みなど危機意識を持って、未来を切り開くまちづくりを力強く進めてまいりたい。

その他の質問

  • コウヨウザンについて

藤田 俊雄(ふじた としお) 議員

 

水道事業の抱える課題と今後

質問  水道施設の老朽化と給水人口の減少は、その経営基盤の脆弱化を招いている。県が統合・広域化を進める一方で、国は、水道施設の運営を民間に任せられる法改正を昨年行った。市民の生命を守り、産業の根幹を支える水道事業を、民間の運営に任せることを可能とする大きな環境変化を、市はどのように捉えているのか。

答弁  水道施設の更新や人口減少に伴う給水人口の減少は、改修費の増加及び料金収入の減少を招き、今後の経営を難しくしている。事業の効率化等に努め、頻発する自然災害にも備える必要がある。取り巻く環境が大きく変化しているなか、公共としての役割を認識しつつ、将来にわたって健全な水道事業を守る。

その他の質問

  • 保育の充実と医療、介護及び福祉政策の今後について
  • 都市としての廿日市市の課題と今後について

山田 武豊(やまだ たけとよ) 議員

 

シルバーカード制度の導入を

質問  高齢者の自立支援を目的とした政策が重要視される。本市での高齢者における、自助・共助・公助をどのように捉えているか。

答弁  「いきいき百歳体操」などの通いの場づくりの支援や、介護予防を目的としたボランティアポイント制度(※(4))の登録者も増加しており、自助・共助ともに高まってきている。

質問  自己コミュニティの拡大が安心に繋がる。他市ではシルバーカードを作成し、市内店舗での買い物等で割引制度を導入することで、高齢者の外出意欲を啓発し、コミュニティの拡大を図った事例があるが、本市としても考えないか。

答弁  関係機関に声をかけてみて検討してみたい。

その他の質問

  • 教育事業への取り組みについて
  • 休日夜間の救急診療について

北野 久美(きたの くみ) 議員

 

地域の文化財を守るために

質問  市内には多くの歴史的建造物や史跡等の文化財が遺されている。それらの多くは、国や県等から指定を受けていない未指定の文化財であり、地域で保護・継承に努めている。しかしながら、地域社会の価値観の多様化や歴史文化の保存・活用の担い手の減少等のため、文化財の継承が困難になり、深刻な課題になっている。そのため、市の支援が必要であると考えるが、今後の対応について問う。

答弁  現在、未指定の文化財の保存等に係る経費負担については、地域にご負担をお願いしている。今後、どのような支援ができるか、また、どのような保存や活用が図れるか等、計画策定の中で検討していきたい。

その他の質問

  • 公共施設の跡地活用について

井上 佐智子(いのうえ さちこ) 議員

 

宮島弥山地域に禁煙ゾーンの設置を

質問  8年に嚴島神社が世界文化遺産に登録された際、前面の海と背後の弥山原始林も高く評価された。これを踏まえ、本市は弥山地域の禁煙ゾーンの設置を行い、世界の人々にも共感を得て、弥山原始林を守るという強い意志を表示すべきと考えるがどうか。

答弁  28年度に県立大学とたばこのポイ捨ての実態と防止対策調査を行った。今年度は路上喫煙調査と市民へのアンケート調査を実施し、分析中である。今後は市街地における喫煙について有効策を検討する。弥山地域での禁煙ゾーン設置は難しいが、山火事から弥山を守るため巡回や関係機関と連携して、火気の取り扱いに関する注意喚起を促していく。

その他の質問

  • 水道の民営化について
  • 魅力あるまちづくりとシティプロモーションについて

栗栖 俊泰(くりす としやす) 議員

 

医療的ケア児の居場所づくりを

質問  国は、29年度から医療的ケア児保育支援モデル事業などを進めているが、市の取り組みについて次の点を問う。
(1)市で看護師を雇用し、医療的ケア児の保育ニーズに対応できる体制は作れないか。
(2)三次市や尾道市で県が実施予定の医療型短期入所モデル事業について、本市も県に求めることはできないか。

答弁  (1)一時保育利用日に、看護師を配置し対応した事例はある。必要に応じて医療的ケアが必要な児童の園に看護師が出向くなど、柔軟な対応ができる仕組みを検討していきたい。
(2)医療的ケア児支援に係る広島西圏域ブロック会議が設置され、課題や対応などの意見交換の中で、モデル事業を含め県と協議していきたい。

その他の質問

  • 通級教室拡充の展望について
  • 発達障害の認知度と理解度について
  • 発達障害への投薬治療に対する認識

高橋 みさ子(たかはし みさこ) 議員

 

「ウッドスタート宣言」を

質問  ウッドスタートとは、子育てに地元の木材を積極的に活用する「木育」の推進で、日本グッド・トイ委員会が展開している。賛同する自治体は、地元職人が地元産の木材から作った玩具を、誕生した赤ちゃんに贈る事業や子育て施設に地元産の木材を使う事業などを行うことで「ウッドスタート宣言」とすることができる。本市も宣言を行い、「木育」に取り組んではどうか。

答弁  児童会や保育園の整備には木材等を活用しており、4月に開設する佐伯子育て支援センターでは、県産材、市産材を活用した手作りの木製遊具を整備し、乳幼児期から木に触れる機会を提供する取り組みを行っている。まずは現行の施策を進めたい。

その他の質問

  • 医療的ケア者の受け入れ態勢について

小泉 敏信(こいずみ としのぶ) 議員

 

時間外上限規制と働き方改革

質問  市町村合併後、大幅に職員が減っており、一方、新しい法律も増え業務量は増え続けている中で、職員数が不足している。
時間外勤務を減らすためには業務量を減らすか、職員数を増やすしかないと思うが、市としてどのように対応するのかを問う。

答弁  過労死ラインの月80時間以上の時間外勤務職員は、29年度216件、30年度10カ月で144件となっている。職員の健康被害防止のため、月80時間超や2カ月平均45時間超の職員は、産業医や健康相談員の面接指導し、業務量に応じた適正な人員配置を行うため、計画的に職員を採用する等、全力で取り組んでいく。

その他の質問

  • 教職員の多忙解消、子どもと向き合う時間の確保について

新田 茂美(にった しげみ) 議員

 

山陽女子大前下り駅の移転を

質問  広電山陽女子大前駅は一日を通して、通勤や通学、日常の移動手段として、市民はもとより市外や観光客など多くの人に利用されている。地御前駅のように道路を挟んで対角に移転できれば、安全で交通渋滞も少しは解消できると考える。そこで駅の場所が変更できるのか、また変更する場合の市と広電の関係について問う。

答弁  駅の踏切西側への移設は、現時点でその可能性の判断は困難である。利用状況や交通量処理の検証のほか、安全面や費用面の各種調査など、多くの課題を関係者間で調整する必要がある。またこれまでの移設にかかる費用負担は、原則、原因者負担で行っている。

その他の質問

  • 本市の公衆トイレについて
  • 集会所のリニューアルについて

大畑 美紀(おおはた みき) 議員

 

保育園民営化は検証期間を

質問  保育園民営化について陳情書には「保護者は不安や疑問が解消されず納得できていない」とある。市は「保護者の思いに寄り添う」の答弁どおり、民間移管を急がず、丸石保育園民間移管後、検証期間を設け次を考えるべきだがどうか。

答弁  廿日市保育園は事業者が決定し引き継ぎ保育中、串戸保育園は意見交換会を実施し、事業者募集に向けた協議中である。今後も保護者の思いに寄り添い丁寧に進めていきたい。

質問  幼児教育無償化による市の事務・財政負担への影響は。

答弁  来年度のみ国が全額負担し、その後は公立保育料は市が全額負担、民間分は市が4分の1負担予定で、財政的・事務的負担が発生する。国に必要な財源確保を提言していく。

その他の質問

  • 廃止される廃棄物処理施設の事業評価及びごみ減量の取り組みについて
  • 社会教育の場である市民センターについて

堀田 憲幸(ほった のりゆき) 議員

 

佐伯地域の活性化について

質問  佐伯総合スポーツ公園内に、大型複合遊具が整備され市内外から多くの人が訪れる。地域との交流を深め、活力を生むための方策は考えているか。

答弁  このタイミングを生かして、来年度、公園内において、移動販売車等による地元産品等の販売、利用者へのサービスの提供を行う。販売を通じて、地元農家や地域内事業者の販路開拓につなげたい。また地元産品の販売店や体験観光などのPRと、地域内への周遊を促したい。なお、津田商店街や岩倉ファームパークにおいても、同様に移動販売車やPRを実施していきたい。

質問  地域と一体となって、活性化に取り組めないか。

答弁  他の予算と組み合わせながらしっかりと取り組みたい。

徳原 光治(とくはら こうじ) 議員

 

日本三景の連携した観光誘致

質問  松島、天橋立(あまのはしだて)、宮島「日本三景連絡協議会」の連携しての観光誘致策と本市の小学校での日本三景(※(5))に関する教育の状況について、そしてこれからの「日本三景」間の市民レベルの交流について問う。

答弁  「日本三景観光連絡協議会」は、日本三景を広く宣伝、連絡を密にして観光事業の推進を図っている。本市小中学校では、日本三景に関する教育について学習指導要領に位置づけがないため、現在授業では取り扱っていないが、今後本市の社会科副読本で日本三景を掲載し、ふるさと学習で日本三景に触れ宮島の良さを指導していきたい。市民レベルの交流は、各市を訪問先に選べるよう、協議会と連携して魅力ある情報を発信したい。

その他の質問

  • 本市内各地域の郷土資料室の維持管理、運営状況について

石塚 宏信(いしづか ひろのぶ) 議員

 

成果の見えない有害鳥獣対策

質問  有害鳥獣の捕獲数の実績、又、目標について問う。

答弁  29年実績 イノシシ155頭、サル2頭、タヌキ14頭他。30年目標 イノシシ165頭、サル18頭、タヌキ24頭他を計画している。

質問  他市の捕獲駆除の年間実績 シカ2792頭、イノシシ1195頭で、有害鳥獣の解体処理施設も整備をしている現状である。本市でも、有害鳥獣の頭数の把握管理や、処理施設の整備の考えはあるか問う。

答弁  本市としては捕獲班の増員を考え狩猟免許取得補助金を出し捕獲班の体制強化で対応 していく。処理施設整備の方向性はあると思う。他市の例もあるので検討をしないといけないが、今の現状では埋設での処理で行う。

その他の質問

  • 大型造成地開発工事に関わる市の役割と責務について

用語説明

(※(3))イクボス:職場で共に働く職員のワーク・ライフ・バランスを考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司のこと

(※(4))ボランティアポイント制度:各自治体がボランティアを行った高齢者の方に対して、実績に応じたポイントを付与する制度

(※(5))日本三景:日本の代表的な三つの景勝地。京都の天橋立(あまのはしだて)・宮城の松島・広島の厳島(いつくしま)