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議会広報「さくら」第60号 委員会報告
文教厚生常任委員会報告
廿日市市スポーツ推進計画について
この計画は、スポーツ基本法第10条第1項の規定に基づき、31年度から38年度までの8年間を計画期間とする、本市の実情に即した「地方スポーツ推進計画」です。
「豊かな心、健やかな体を育むスポーツのまち はつかいち」を基本理念に、「するスポーツ」「みるスポーツ」「ささえるスポーツ」の3つを基本方針とし、それに基づいた15の重点施策を設定した計画となります。
今後、1月中旬から2月中旬までのパブリックコメントを経て、2月下旬のスポーツ推進審議会による計画審議、3月上旬の教育委員会議による計画承認となります。
議員からの質疑
質問 新計画で強化したところは。
答弁 スポーツ振興法がスポーツ基本法に変わったことで規定された、市民がスポーツを行う権利や障がい者スポーツについて掲げたことである。
質問 障がい者スポーツ指導員の目標値が低いのではないか。
答弁 少ないか多いかは賛否があるところだが、1年に1人は増員していきたいという目標値である。
パブリックコメント
政策立案にあたり、広く住民に素案を公表し、それに対して出された意見を考慮して最終決定を行う制度
廿日市市 自殺対策計画について いのち支える廿日市プラン
28年3月、国の「自殺対策基本法大改正」に伴い、市区町村にも「自殺対策計画の策定」が義務付けられました。また、29年7月に新たな「自殺総合対策大綱」が策定され、計画の早期策定が急がれます。
市では過去5年間、人口10万人当たりの自殺死亡者数を表す自殺死亡率は、全国や県と比較して低い傾向にありますが、29年度は若干上回る結果となりました。計画では、さまざまなデータの分析とともに、30年度からの5か年の自殺死亡率や自殺者数を15パーセント減少するよう目標を定めています。
今後、パブリックコメントを経て、3月中の策定を目指します。
議員からの質疑
質問 リタイア後、地域との関係が少ない男性の受け皿を。
答弁 社会参加、孤立・孤独の予防に各種既存事業を充実させたい。
質問 出ていくのが苦手な方へ支援は。
答弁 悩みに気づく体制づくりをしたい。
質問 生活困窮者支援と自殺対策の連動とあるが、現時点でどのくらいの相談があるのか。
答弁 29年度が290件であり目標を超えているので目標値の変更を考えている。
建設常任委員会報告
宮島口地区の景観形成の取り組みについて 景観ガイドラインの素案を作成
宮島口地区における良好な景観形成を具現化するために、28年度から地区住民等を対象とした勉強会や景観ワークショップを開催し、景観ガイドラインの素案が作成されました。
今後のスケジュール
30年度末 景観ガイドラインを公表
31年度~ ガイドラインに定める景観形成基準に基づき、修景等を行う場合の支援事業補助金を創設。また、景観地区を定め、廿日市市屋外広告物条例を制定。
景観形成基準
地区別に建物の配置、高さ、屋根、外壁等に基準を設けます。
屋外広告物基準(案)
地区別にサイズ、形状、設置位置色彩等の規格を設けます。
議員からの質疑
質問 高さ制限18mで、歩道橋を設置するなら商店会とどういう話し合いをしているのか。
答弁 JR橋上化は地元要望があり、グランドデザインでも位置づけているので認識されている。
質問 JR駅北側は「落ち着きのある住宅地」とあるが駐車場の営業と都市計画がアンバランスでは。
答弁 駐車場整備と相反するようなこともあるが、景観面では住宅地として緑化を進めていきたい。
質問 主なところは2020年度までに迅速に行うべきだがどうか。
答弁 予算が付けば、来年度大型看板の撤去を進めたい。