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議会広報「さくら」第60号 議員全員協議会

ページID:0041990掲載日:2025年1月20日更新印刷ページ表示

議員全員協議会

今後の重要な取り組みについて説明がありました

使用料及び手数料の見直しについて

施設等を利用する人としない人との負担の公平性を確保するため、利用者に適正な負担を求める見直しを進める。

原価計算等の実施

ア 使用料の考え方

使用料=(1)原価×(2)受益者負担割合

(1)の原価は、施設の維持管理等の人に係るコスト(人件費)と、物に係るコスト(物件費、維持管理費、減価償却費)により算出する。

(2)の受益者負担割合は、施設ごとのサービス(必需的、選択的、民間的、公共的)の性質ごとに分類し、利用者の負担割合を定める。

イ 手数料の考え方

手数料=(3)原価

(3)の原価は、事務手続きに係る人件費と物件費により算出し、特定者への役務費用であるため、受益者負担の割合を100パーセントとする。

見直しの内容

受益者負担の適正化や消費税増税などにより、使用料は43条例、手数料は5条例の改正を行い、年間約1400万円の効果を見込む。

〈使用料改正予定の主なもの〉

火葬場設置及び管理条例

 小動物の火葬使用料の受益者負担割合を50パーセントから100パーセントにする。

岩倉ファームパーク設置及び管理条例など7条例

 利用料金範囲を見直し、基準となる単価上限を1.3倍から1.5倍にする。

市民センター条例など4条例

 積算単価を見直し、現行の1時間・1平方メートル当たり4.5~4.9円を4.9円に統一する。

議員からの質疑

質問  公平性について、地域的な格差があることは否めない。居住人口の違いで団体の人数にも差があり、一人当たりの負担額に開きがある。改善の検討は。

答弁  使用面積によって対応可能であり、使用料については同一単価としている。地域間での自己負担の格差は、地元で課題と捉え地域支援として考えてもらう。

アルカディアの今後の運営方針について

今年度末をもって休業し、宿泊・温浴施設は解体へ

宿泊・温浴施設であるアルカディア・ビレッジについて、公共施設再編計画の観光・交流施設の全体方針、これまでの経営状況や今後の大規模改修等の費用負担などを総合的に勘案し、30年度の指定期間満了をもって休館することとする。今後、宿泊・温浴機能は廃止するが、「自然とのふれあいの里づくり」の理念を継承し、必要な再編整備を行う。

再整備の方針

宿泊・温浴施設部分の解体を行い、極楽寺山と連携しながら、自然に親しんでもらえるために必要な便益機能を存続させる改修を行う。
また、高齢者の登山家の増加や、子育て世代の子育て環境の選択肢の充実などに対応するため、解体による空き地については、キャンプもできる多目的広場としてリニューアルし、健康増進や地域の賑わいを持続する施設とする。

議員からの質疑

質問  地元との協議は。

答弁  地元町内会長に減築案を提案している。地域全体に対しては、この協議会後に説明したい。

質問  問題は6年前に指摘していたのに、なぜ今日まで時間がかかったのか。3月に予算計上される計画だが、地元の方が反対ならどうするのか。

答弁  29年の12月議会後に、設備改修の必要が生じたことから、方針を転換し指定管理を継続しないこと、宿泊・温浴施設を廃止することとした。地元に丁寧に話したい。

利用想定

けん玉公園等近隣公園の利用者の次の段階のニーズの受け皿として、子育て世代のキャンプやピクニックでの利用を中心に、健康づくりのために登山やトレッキング、サイクリングを楽しむ層の休憩地や拠点、目的地としての利用を見込む。

市民にとっては、まちと自然の近接性や瀬戸内海国立公園を体感することにより、廿日市に対する愛着が深まる。また、広島市西部の子育て世代にとっては、将来的な定住や、宮島だけでない廿日市の魅力に触れるきっかけとなる施設として整備、運営する。