本文
議会広報「さくら」第59号 主な議案
9月定例会 廿日市市のこんなことが決まりました
会期18日間 9月11日~9月28日
今回の議案は
原案可決 17件
同意 1件
報告 3件
承認 4件
請願不採択 1件
閉会中の継続審査 17件
計43件
ピックアップ 1 燃やせるごみの指定袋 32年4月から有料化へ
〈議案第76号〉廿日市市廃棄物の減量の推進及び適正処理並びに生活環境の清潔保持に関する条例の一部を改正する条例
ごみ処理費用の負担の公平化を図る目的で、家庭系廃棄物のうち燃やせるごみ処分を有料化するものです。徴収する手数料の額は、1リットルにつき1円となります。
こんな質問が出ました
質問 いくつかの施設を新ごみ処理施設に集約することなどで、経費が5億5千万円削減される。有料化は考え直すべきではないか。
答弁 市財政の全体最適の中で5億5千万円の削減ができた。有料化は処理費を賄うものではなく、負担の公平とサービスの向上が目的。
質問 市民との対話の中で、声を聞きながら、これからも事業を進めていくという認識でいいのか。
答弁 有料化、資源化、減量化について丁寧な説明に努めたい。市民の声を聞きながらサービスの向上につなげたい。
(反対討論)サービスの向上は市の責任で行うべきで、まずは減量化を推進すべきである。経費も削減されるので有料化は反対。
(賛成討論)減量化は当然。条例はごみ処理に必要な手数料の額を定めるもので、高齢社会に対応し、サービス向上の財源となる。
ピックアップ 2 受動喫煙から市民を守るために
〈議案第72号〉廿日市市公共施設における禁煙等推進条例
市民の生命及び健康を受動喫煙による悪影響から守ることを目的として、市が設置した公共施設において禁煙環境を整備することに関し必要な事項を定めるものです。
こんな質問が出ました
質問 公共施設にはたばこを吸う市民も集う。いきなり禁煙ではなく、敷地内に分煙施設を設けて、段階的に行ってはどうか。
答弁 法律の改正、禁煙の気運の高まりの中で、本市の独自性を出して受動喫煙から市民を守ろうという考えで進めている。
質問 県条例では、公共施設から7メートル以内の公道ではたばこを吸えない。この条例制定で、より吸いづらくなるが、その対応は。
答弁 市の広報、ホームページ、自治会の集会等で丁寧な説明をしていきたい。
(反対討論)本市には毎年約6億円のたばこ税が入ってきている。
法より厳しい内容であり、喫煙者への配慮もない。まずは分煙で対応すべき。
(賛成討論)6億円のたばこ税収入はあるが、税収以上に喫煙による弊害が指摘されている。分煙も効果がないとの調査報告もあり、禁煙先進市として推進すべき。
ピックアップ 3 佐方小法面復旧工事 年度内の完成を目指す
〈議案第80号〉廿日市市一般会計補正予算(第4号)
7月の豪雨で、佐方小学校の法面が被災しました。7月7日に1700万円の専決処分を行い対応していましたが、このたび災害復旧工事請負費を追加し、被災箇所の復旧を進めます。
●小学校施設災害復旧事業 3000万円
こんな質問が出ました
質問 学校のグラウンドが崩れるという、あってはならないことが起きた。崩壊の原因は何か。
答弁 原因は一つではないが、長期間の雨で土壌の水分が過大となった。また、グラウンドに降った雨が、排水しきれなかったこともある。
質問 復旧工事の日程はどうなるのか。
答弁 今後、災害査定を受け、3月の年度内には完了したい。