議会広報「さくら」第57号 全協報告
議員全員協議会
全議員に重要な取り組みの説明がありました
家庭系ごみ処理有料化の導入方針について
家庭系ごみ処理の有料化は、ごみの排出量に応じて処理費用等の一部を市民に負担してもらうことである。それにより、ごみ処理費用負担の公平性を確保し、社会環境や生活環境の変化に合わせた市民サービスの向上・充実を図るものである。さらに、環境負荷の低減や循環型社会の構築をめざすことから、本市一般廃棄物減量等推進審議会の答申内容を踏まえ、その導入に向けて検討を進める。
有料化を導入した場合には、「ごみの排出量に応じた負担の明確化」、「市民意識の変化によるごみ排出抑制や分別徹底によるリサイクルの促進」、「市民、自治会活動等への支援の拡充による環境意識の醸成」、「高齢者世帯へのサービス充実」、「適正な廃棄物処理による生活環境の保全」、「廃棄物処理施設の維持管理費の負担軽減」など多くの効果が期待され、市民生活、サービスの向上に大きな役割を果たすものである。
【有料化制度の在り方】
●現在有料の大型ごみに、「燃やせるごみ」を追加する。
●「燃やせるごみ」の手数料は単純従量制(排出量単純比例型)とし、指定袋の製造原価に手数料を加え、「指定袋による徴収」とする。
●指定袋の販売額を、手数料とごみ袋の製造原価とを併せて、1リットルを1円とし、45リットル袋1枚で45円、30リットル袋30円、20リットル袋20円とする。
【減額免除制度】
○紙おむつの常時使用世帯
○経済的に困窮している世帯
【収入の使途】
○収集サービス対策等に係る経費、ごみ排出抑制対策、不法投棄対策
○処理施設の運営・維持管理に係る経費
○有料化の運用に必要な経費
議員からの質疑
質問 有料化の効果として、ごみの減量化とあるが、どの程度を見込んでいるのか。
答弁 導入直後には約20パーセント減の効果が考えられるが、平均して15パーセント減を見込んでいる。
質問 市民の努力でごみの減量化ができても有料化を行うのか。
答弁 負担の公平性を考えて、市民の皆様に一定のご負担を頂くという考えである。
質問 事業系ごみの資源化についても取り組んでもらいたいが。
答弁 当然事業系ごみについても事業所訪問をして、減量化、資源化について啓発活動を行っていく。
質問 有料化について、市民の理解を得られているのか。
答弁 出前講座で市民の皆さんに情報提供をし、有料化理解に努めており今後も続けていく。