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議会広報「さくら」第55号 特集
【特集】市老連(廿日市市老人クラブ連合会)&市議会
廿日市市老人クラブ連合会
昭和42年8月に創立し、今年創立50周年を迎えられました。
10月17日(火曜日)に、さくらぴあ大ホールで行われた記念式典では、会員や関係者など多くの方で節目の年を祝いました。
人生100年時代を「輝く」ために、市民活動の中心的存在となるよう、会員とともに盛り上げていきたい語る、会長の難波督雄さん。
市老連(廿日市市老人クラブ連合会)では、会員それぞれの人生経験を生かし、これまでも積極的に地域活動などのまちづくりに参加されています。
全国的にも約10年前から会員数が減少しており、「全国で年間100万人の新会員を」との目標を掲げ、元気に活動されています。
今回は、そんな市老連の皆さんにお話を伺いました。
「若い人に伝統や文化を伝えたい それが生きがいなんじゃ」
年齢などの加入要件はありますか
概ね60歳ですが、絶対要件ではありません。
50代の方にどんどん加入してもらった時期もあり、40代の加入もあります。
会員を増やすために取り組んでいることは
全国的に高齢化が進んでいるのに、会員の数は年々少なくなってきています。
老人クラブに対する理解を深めて、団塊の世代の加入を増やしたいですね。
老人クラブに入会して良かったことは
・「何か利益があるんか」と問われますが、「何かあるから入って」と言います。良かったことはたくさんありますよ。
・男性の場合、仕事のリタイヤ後のつながり作りで苦労されていますが、加入者の多くは仲間を増やして元気だと思います。
・宮島では、介護予防や学校支援の活動もしており、会員だけではなく周りの方々も良かったのではないかと思いますよ。
皆さんの生きがいは何ですか
・なによりも仲間の笑顔です。活動などで会話をしたり、笑顔を見るのは非常に嬉しいし、よし、またやろうという気になります。
・老人クラブ活動以外にも趣味などが多く、ボケてる暇がありません。お世話をさせてもらうことで、私も元気になります。
・先祖が残してくれた樹齢200年の松の手入れや、鎮火祭の松明を作る男結び伝授など、子どもたちに自分の経験を伝えるのが生きがい。
議会広報さくらは読んでいますか
(全員が挙手してくださいました。)
・地元議員の一般質問がないと読む気がしない。
・長年住んではいるが、最初は廿日市市のことが何もわからなかった。退職後から議会傍聴に行くようになり、行政の考え方や、議員一人一人の考え方もある程度理解できるようになった。
市政や議会へのご意見を聞かせてください
・人口減少社会の中、利用者が減っていくことを考えるとハコモノ建設に疑問を感じる。子どもたちのためにも無駄遣いはしないでほしい。
・傍聴に行くと、一方的に行政を責め立てる議員もいる。ただ責め立てるのではなくて、5年、10年先を見据えてどう見るかが大事だと思う。
・沿岸部、山間部を同じように考えるのではなく、地域の人と十分話をした上で、「選択と集中」の政策が必要ではないか。
・広島市のように高齢者ボランティアのポイント制があるといいのでは。
・宮島の鹿のエサやりに迷惑している。迷惑条例が作れないか。また、露天商や、人力車の台数が増えたことなどにも困っている。台数制限をするなど許可制にできないだろうか。
他にも色々なお話を伺うことができました。当日はお忙しい中、ご協力ありがとうございました。
取材にご協力くださった市老連役員の皆さん
難波 督雄 会長(阿品)
藤岡 久子 副会長(阿品)
大前 順之 副会長(佐伯)
沖村 進 副会長(宮島口東)
石野 義之 事務局長(四季が丘)
松岡 邦充 理事(宮島)