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議会広報「さくら」第53号 代表質問
議員のQ&市のA 代表質問
代表質問とは?
会派の代表が、市長の施政方針を問います。
代表質問は年1回、各会派の1名が行います。
※会派…同じ理念をもつ議員の集まりです。
質問議員5名 質問16項目
新政クラブ 井上 佐智子(いのうえ さちこ)議員
子育て支援・佐伯高校存続について
質問
子育て支援などについては、本市の定住促進策の一環として位置付け、本市の独自性を打ち出すべきだ。
答弁
子育て世代をはじめとした、生産年齢人口の増加促進を図ることを定住施策の基本的な考え方としている。乳幼児医療の無料化と助成対象者の拡大、放課後児童対策の充実に取り組んでいる。新年度から子育て応援室「ネウボラはつかいち」を設置する。貧困対策に関しては就学援助、生活困窮世帯の子どもの学習支援の充実を図っている。県立佐伯高校には、新たに地域支援員設置と、地域外からの通学者の通学費一部補助を進め、さらに中山間地域の振興施策として自治振興部に専任部署を設置することとしている。
その他の質問
・財政状況と予算編成について
・宮島口地区のまちづくりについて
・地域医療拠点など整備事業について
ほか2件
クラブ進風 角田 俊司(かくだ しゅんじ)議員
自主財源の確保に関して
質問
宮島の観光事業は市の投資に見合う税収が上がっていない。島内のトイレ数では現観光客の半分程しか対応できない宮島で、新設「おもてなしトイレ」を一日100円の有料で設置すれば、少なくとも年4千万円の収益が見込まれる。400万を越える観光客により島内人口の20倍のゴミが発生する島だからこそ、その予算が必要となる。市は自主財源確保をする気があるのか。
答弁
宮島のトイレ整備は、一流の国際観光拠点とするために早く進めなければならない課題である。中之町のトイレについては、満足度を高め、ブランド力を向上させるために無料で提供したい。財源確保は他の方法も併せて検討していく。
その他の質問
・農業と福祉の連携について
・防災力の向上について
成蹊会 栗栖 俊泰(くりす としやす)議員
障がい児保育への市の対応は
質問
保育園の民営化が計画される中、市も課題として認識されている、障がい児保育への対応と考えについて問う。
(1)民間保育園での受け入れに対し、市はどのように取り組んでいるのか。
(2)医療的ケアが必要な子どもが、保育園に受け入れてもらうために基準はあるのか。
答弁
(1)民間保育園での障がい児保育を支援するために、入所指導委員会で決定された加配保育士の雇用に係る賃金などに関して、市が補助を行っている。
(2)受け入れ基準は定めてはいないが、医療ケアが必要な子どもに関しても、入所指導委員会で集団保育が可能と判断された場合、看護師などの配置も含め可能な限りの対応を行っている。
その他の質問
・中山間地域の振興について
・地域公共交通再編実施計画について
クラブみらい 枇杷木 正伸(びわき まさのぶ)議員
本市の緊急医療体制の課題を問う
質問
新年度の施政方針には、地域医療などの拠点整備をめざし、医療・福祉および都市機能の導入に向けて、関係機関と調整を図りつつ、基本計画を策定するとあるが、本市の救急医療体制の現状と課題を問う。
答弁
JA広島総合病院では、昨年10月より基本構想の策定作業に着手しており、病院の運営方針や今後果たすべき役割、将来構想などの検討を行っていると聞いている。来年度より開催する外部委員会などにおいて、病院を含めて、導入機能に関しての協議・調整を行い、平成30年度末、もしくは、平成31年度の事業着手を目指し、取り組んでいるところである。
その他の質問
・誰もが安心して生活できる地域づくりの取組みについて
公明党 砂田 麻佐文(すなだ まさふみ)議員
「安全で安心なまちをつくる」について
質問
「災害に対する備えの充実」の取組みの中で、次の点について問う。公道など、地域的に密集した箇所の対応で、たとえば電線の地中化はどのように考えているか。
答弁
電線類の地中化については、交通結線点となる駅への幹線街路などについて、その整備に合わせ、安全で快適な通行空間の確保、都市防災の強化、情報通信ネットワークの向上、都市景観の向上などを目的に整備しているところである。
この方針のもと、現在、廿日市駅の広電軌道から駅前広場について、地中化を進めているところであり、また、国道2号から広電軌道までの区間に関して将来、地中化できるようスペースを確保している。
その他の質問
・「人を育む」について