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市議会だより「さくら」第50号 委員会説明会
宮島口地区まちづくりグランドデザイン
基本理念 「世界遺産・宮島(嚴島神社)」の玄関口 ~宮島口を魅力ある未来と世界へつなぐ~
6月議会において、3月に示された「宮島口地区まちづくりグランドデザインについて」市から議員に対して下記の説明がありました。
グランドデザインの目的と役割
宮島口地区のまちの将来像について基本的な方針を示すもので、市民・民間事業者・行政等が共有、連携しながら、まちづくりを推進していきます。
今後は、関連する計画等との整合性を図りつつ、土地利用や整備の方向性等を示した指針とし、その実現に向けた道筋や展開を示す整備計画や、ガイドライン等を策定することとしています。
対象エリア |
東西:宮島競艇場西側付近から更地分かれ交差点付近 |
まちづくりの方針
「世界遺産・宮島とのつながりを意識した観光施設としての、地区の快適性と賑わいの両立」を目指します。
施策の4つの柱
●交通円滑化
観光交通と通過交通の円滑な処理、快適な歩行者空間の形成
●生活環境向上
観光振興と共存した地区内の快適性の向上
●良好な景観形成
世界遺産・宮島の玄関口にふさわしい、宮島とのつながりを意識した景観形成
●賑わい創出
滞在型に向けての回遊性や滞留性の向上
整備の目標
2025年までの概ね10年間を「短期構想」とし、地区内道路や旅客ターミナルを含む港湾などを中心に整備を行う。その後の概ね10年間を「長期構想」とし、長期的視点が必要な公共施設整備や、地区全体の景観形成などを進める。
議員からの質疑
質問 まちづくり費用はどの程度かかるのか。
答弁 港湾事業に50億円程度必要だが、全体は未定。国・県補助金の活用も含め、今後の計画の中で詰めていく予定。
質問 観光地としての配慮と、市のリーダーシップについての考えは。
答弁 国際観光地としての案内掲示や、宮島口の回遊性・滞留性を高めると共に、市内観光地の案内誘導も考慮する。
市民と共有しながらまちづくりは進めるが、リーダーシップは発揮したい。