議会広報「さくら」第50号 6月定例会報告
6月定例会 廿日市市のこんなことが決まりました
会期17日間 6月14日から6月30日
今回の議案は
原案可決(議案10件、発議2件) 12件
同意(議案1件) 1件
報告 5件
計18件
ピックアップ 1 6月の豪雨被害へ迅速対応
〈議案第81号〉28年度一般会計補正予算(第3号)
定例会会期中の6月20日から25日の間、豪雨により市内複数個所で被害が発生しました。復旧に係る測量設計委託料など、総額1150万円の補正予算が最終日に追加議案として提案され、全会一致で可決しました。
被害額、各地域の被害状況などの概要は次のとおりです。
被害総額 7850万円
地域別被害状況 (6月27日 午前9時現在)
・廿日市地域 市道鰆浜1号線など6か所
・佐伯地域 市道鹿の打(かのうつ)線など10か所
・吉和地域 農業用水路崩落など3か所
・大野地域 急傾斜地崩壊、林道路肩崩落など9か所
・宮島地域 水道管理道路土砂崩落など8か所
こんな質問が出ました
質問 御手洗川など、浸水対策の浚渫(しゅんせつ)を急ぐ必要があるのでは。
答弁 重要性は認識しており、計画的に進めていく。
ピックアップ 2 高齢の障がい者 費用負担を軽減
〈議案第74号〉28年度一般会計補正予算(第2号)
65歳に達する障がい者の介護サービス自己負担額のうち、障害サービス部分を半額給付することになりました。
障害者総合支援法では、65歳を超える障がい者は、原則、介護保険サービスを優先しなければならず、今まで無料であった者が、介護保険の適用で有料になります。
国では30年4月から、長期間の障害福祉サービスを利用した者のうち、所得や障がいの程度等を勘案し、介護保険自己負担の一部を障害福祉制度で償還する制度を施行することとしていますが、全国に先駆け市単独で実施をするものです。
障害福祉サービス給付事業 90万円
こんな質問が出ました
質問 国は所得などにもよるが、自己負担をゼロにする方向である。先行するのであれば全額給付でも良いのでは。
答弁 詳細な条件が提示されておらず、介護保険利用者との公平性も考慮しての判断から半額給付とした。
ピックアップ 3 留守家庭児童会 終了時間を延長
〈議案第71号〉留守家庭児童会条例の一部を改正する条例
市が実施する留守家庭児童会の終了時間を、現行の18時から18時半まで30分間延長します。また、この利用に伴う利用料は児童1人につき月額600円となります。
近年の放課後保育ニーズ等の高まりに伴い、26年度には対象年齢が6年生まで引き上げられるなど拡充されてきましたが、利用時間についても延長されることになります。
こんな質問が出ました
質問 留守家庭児童会は2人目から利用料が半額となるが、延長料金も同様か。
答弁 時間延長できる利用者が限定されるため半額にはならない。
反対討論
教育や福祉の一環で、子育て支援の観点から利用負担を保護者に求めるべきではない。
賛成討論
保護者も利用時間の延長により労働の利益を得ており、受益者負担の考えから月600円の負担はそれほど大きいものではない。