ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 廿日市市議会 > 市議会だより「さくら」第46号 議員全員協議会

本文

市議会だより「さくら」第46号 議員全員協議会

ページID:0013452掲載日:2025年1月20日更新印刷ページ表示

議員全員協議会

議会へ重要な取り組みの説明がありました

学校給食施設の整備について ~児童生徒が社会をたくましく生きる力を生む~

安全・安心な給食提供と食育の推進を図る

安全・安心な給食を安定的に供給していくため、大野給食センターの整備や、衛生管理基準の適合、施設老朽化への対応など、多様な課題を解決するための整備方針について、今後10年間の整備内容や優先順位の説明がありました。

廿日市地域

 受配校再編によるリスクの分散化と、施設間の給食供給、支援体制の構築を行い、アレルギー専用調理室の改修など適切な改修を行う。

佐伯地域

 津田小給食施設のドライシステム改修を行う。将来的に佐伯中の施設を給食センターに整備するが、時期は児童生徒数の推移などを勘案し、改めて判断する。

吉和地域

 ドライシステムに改修し、施設の高度化を図る。

大野地域

 地域全域を受配校とする給食センターを学校敷地外に整備し、集約化による改善と充実を図る。

宮島地域

 当面は現状体制を維持し、必要に応じて修繕等を行う。

議員からの質疑

質問

DBO方式で十分な食育が推進できるのか。

答弁

限られた人員の中、効果的な食育推進のためには、調理業務の民間委託は避けられない。整備後は、県と市の栄養士が学校で直接食育指導を行う。また、HPを活用した情報発信や施設見学を進んで行い、効果的に食育を推進したい。

質問

廿日市センターのアレルギー対策改修が33年からと、かなり遅い。早めることはできないのか。

答弁

安心で安全な食を、一日でも早く確保するという認識は持っている。今後も、整備時期を早めることについて検討をしていきたい。

※DBO方式:デザイン・ビルド・オペレイトの略 市が資金を調達し、設計・建設、運営を民間に委託する方式

伝統的建造物群保存地区制度について ~宮島地域の伝統的な町並み保存に向けて~

伝統的な町並みや集落の景観を文化財として保存し、次世代に伝えていこうとするもので、条例の制定や保存地区の整備計画を策定し、保存のために必要な建物の改修や新築などにおけるルールを定めます。
 市では、国などの補助金が活用できる重要保存地区への選定を目指します。また、上限を定めた補助金制度を創設し、町並み保存を推進することとしています。

宮島の町並み

 宮島の町並みは室町時代から昭和初頭にかけ形成され、五重塔が建つ塔之岡を境に西町と東町からなる門前町で、全国屈指の歴史的町並みが評価されています。

現状変更等行為の基準

●修理基準(補助対象)

原則建てられた時代の姿に戻す内容の基準。

●修景基準(補助対象)

増改築時に伝統的建造物に調和した「外観」を作り出す基準。

●許可基準

歴史的景観を損なわないような最低限の基準。

議員からの質疑

質問

区域内で対象となる家屋はどの程度あるか。

答弁

区域内には約600軒の家屋があり、すべてが対象となる。そのうちの150軒は特定建物である。

質問

住民への説明や理解はどうなっているのか。

答弁

チラシを配布後、個別訪問を行い説明した。対象者の85パーセントのご理解はいただいている。

質問

補助限度額は全国平均額を提案したとの事だが、宮島は建築価格が高い。現状の案のとおりにするのか。

答弁

保存区域を定めている他の自治体では、補助率が90パーセントのところもある。これが決定というわけではない。

 

保存地区内の補助金交付概要(案)

事業の種類 補助金対象経費 補助率 補助金限度額
伝統的建造物(特定物件)の修理 修理するために要する経費(外観と主要構造材を含む) 80パーセント以内 800万円
伝統的建造物以外の建造物等の修景 新築、増改築等で修景するために要する経費(外観) 80パーセント以内 600万円