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市議会だより「さくら」第45号 代表質問
会派のQ&市長のA 代表質問
代表質問とは?
会派の代表が、市長の施政方針を問います。
代表質問は年1回、各会派1名が行います。
※会派…同じ理念をもつ議員の集まりです。
質問議員6名 質問25項目
新政クラブ 堀田 憲幸(ほった のりゆき) 議員
地域医療体制に影響はないか
質問
新聞報道によるとJA広島厚生連に農水省が改善指導とあった。土地開発公社が取得した用地への広島総合病院の建て替え構想に、影響はないのか問う。
答弁
JA広島厚生連は、広島総合病院のほか、尾道および吉田の総合病院と尾道の看護専門学校の経営を行っている。経営状況は、尾道総合病院の新築移転や府中市民病院への経営移管、退職給付費用の負担比率の上昇など経営収支が悪化している。そこで、国の所管官庁である農林水産省の指導の下、財務改善計画を策定。10年間で累積欠損金を解消し、経営管理の強化に努め、28年度末には、黒字化が図られる。
その他の質問
・雇用環境
・トライアスロン選手権・招致
・宮島の来島者への新税導入
・農業経営者の育成支援
・吉和診療所の建て替え
クラブ進風 石塚 宏信(いしづか ひろのぶ) 議員
被爆70年 本市の取り組みは
質問
本市は昭和60年に核兵器廃絶を宣言し、被爆の悲劇を次世代に伝えることとしている。
被爆70年を迎え、市民になにを発信していくのかを問う。
答弁
記念非核平和事業として「黒い雨」の朗読劇や被爆画家宮川啓五氏の平和美術展を開催する。児童生徒へは平和のリーフレットを配布し、家族と語り合う機会を設けることで意識の涵養(かんよう)をしていきたい。
再質問
本市が行っている平和の祭典の、今後の取り組みを問う。
再答弁
毎年400人を超える来場があり市民と行政による手づくりの平和事業として定着している。今年は市民の思いを一枚の絵にする。又、次世代に伝えていくため体験談を映像に残す「被爆の語り」保存継承事業を実施したい。
その他の質問
・本市の「地方版総合戦略」
・自然災害の対応
成蹊会 徳原 光治(とくはら こうじ) 議員
合併の成果と課題は
質問
本市は二度の合併から10年が経過したが、合併の成果と課題をどの様に捉えているか。
27年度は、第5次総合計画の最終年度で、その達成度と残る課題解決について問う。
答弁
合併建設計画事業の進捗状況は、着手率91パーセントであり、概ね順調に進んでいる。また、合併建設計画の成果について今年1月に「合併の検証に関する市民アンケート調査」を実施して、現在集計中である。第5次総合計画の目標値に対する達成状況は、25年度決算において、27年度目標達成分および22年度から改善したものが約70パーセントと順調に進捗し、新年度の市政運営は成果と課題を見極めて進めていきたい。
その他の質問
・世界にはばたく自立したまちづくり
・災害に強く安心して暮らせるまちづくり
・市民が輝く豊かなまちづくり
クラブみらい 枇杷木正伸(びわき まさのぶ) 議員
全中学校区に小中一貫教育とは
質問
施政方針に、全中学校区において小中一貫教育を推進するとある。小中一貫教育には併設型と連携型があるが、今後、全中学校区において推進するということは、文部科学省の通達に沿って小学校の統廃合を推し進める方針なのか。
答弁
小中一貫教育とは、義務教育9年間を通して児童生徒を育てるという視点で、中学校区の教職員が連携協力し、指導内容、指導方法の改善を図ることにより、子どもたちのより確かな成長を目指すものである。現実問題として、すべてを併設型の小中一貫校にするには課題もある。宮島・吉和・大野学園その他の成果を踏まえつつ、どのような形で行うか考えたい。
その他の質問
・交流・定住を進める取り組み
・安全でおいしい食の里をつくる
公明党 砂田麻佐文(すなだ まさふみ) 議員
プレミアム付商品券について
質問
地方創生交付金の活用で、本市内の消費喚起に向けたプレミアム付商品券の発行を促進するなど、地域住民生活等緊急支援のための交付金について問う。
答弁
この交付金は、地域消費の喚起や地域経済の活性化に繋がるものとして、プレミアム商品券の発行に活用できることから、本市においてもこの事業を実施する。地域経済への波及効果を高めるため、幅広い業種の商店で使用できるよう、市内4つの経済団体等と連携して実施する。なお、商品券の発行は、今年の夏頃を予定しており、事業内容についても広く市民に周知するよう努めたい。
その他の質問
・地方創生戦略の推進
・商業施設跡地利用
・生活基盤施設整備
フォーラム21 広畑裕一郎(こうはた ゆういちろう) 議員
ゆめタウン開業 渋滞対策は十分か
質問
ゆめタウン開店を前に渋滞が懸念される。一方で、利便性向上や市外から多くの人や物が入りシビックコアを広島都市圏の副都心に育てるチャンスでもある。まずは都市の血管である道路網を整備し渋滞懸念を払拭すべき。
答弁
廿日市港線から国道2号西方面への左折車が多い串戸交差点は、左折レーンを延伸し交差点線形を改良、信号現示時間を確保する。さらに埋立地南側と北側の新設交差点2箇所に信号機の設置が決まった。
再質問
これで十分と考えているのか。
再答弁
予測来店台数は休日11149台、平日6371台と見込む。今のところ交通流動は可能と考えるが、開業後に慢性渋滞が起こればイズミや国・県と協議し改善に努める。
その他の質問
・雇用について
・世界に羽ばたく自立したまちへ
・災害に強いまちづくり
・財政の健全化