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市議会だより「さくら」第47号 9月定例会報告
9月定例会 廿日市市のこんなことが決まりました
会期18日間 9月8日~9月25日
今回の議案は
市長提出議案 13件
報告 3件
諮問 1件
発議 1件
計18件
ピックアップ 1 マイナンバー制導入により市条例を改正
議案第72号・74号・75号・76号 市条例の一部を改正する条例
10月5日から、全国一斉に施行されたマイナンバー制に対応するため、本市の4条例の一部を改正しました。
個人情報保護条例の一部を改正する条例
マイナンバーの目的外利用を認める場合や、任意代理人による開示・訂正・利用停止請求を認める等の規定を定める。
手数料条例の一部を改正する条例
通知カードの再交付は一件500円、個人番号カードの再交付は一件800円とする。
税条例の一部を改正する条例
市税の減免申請等を行う際の申請書等に、個人番号または法人番号を記載することとする。
市国民健康保険税条例等の一部を改正する条例
国民健康保険税の減免申請書に記載すべき事項に、番号法に規定する個人番号を追加する。
こんな質問が出ました
質問
通知カードの不達率はどの程度と考えているか。またその対応は。
答弁
約10パーセント、5000世帯を想定しており、不達世帯には後日改めて市から連絡をする。
ピックアップ 2 新税(入島税)導入に向け検討委員会を設置
議案第77号 平成27年度一般会計補正予算(第2号)
世界文化遺産の宮島には、年間400万人前後の多くの観光客が訪れていますが、観光客の皆さんに気持ちよく訪れてもらうための受け入れ態勢として、ごみ処理やトイレ整備等に多大な税金を投入しています。そこで、新税(入島税)導入に向け、具体的な検討を開始することになりました。
●新税導入検討委員会委員報償費・事務費……71万6千円
こんな質問が出ました
質問
どのような形で徴収するのか。
答弁
平成20年度にも検討したが、見送った経緯もあり、総務省とも事前協議しながら取り組んで行く。徴収案としては、税方式(入島税や環境税)の場合、島民や運送業者等にも税をかけることになり、協力金など幅広く考えて、安定的に確保出来る方法で検討したい。
質問
委員会のメンバーや日程は、どのように考えているのか。
答弁
メンバー構成は、学識経験者や観光関連業務および地域団体等7名の委員会とし、年度内に会議を5回開催して答申で行い、28年度には条例提案をしたい。
ピックアップ 3 家賃滞納について訴訟の手続きを開始
議案第82・83号 訴えの提起について
市営住宅に入居している2名の方が、数年にわたり家賃を滞納しており、市は督促・催告・訪問等を行ってきました。その後、居住実態がないなどの事実が判明し、入居者との信頼関係が崩れ、滞納家賃、延滞金および明け渡しまでの損害賠償金の支払について、訴訟の手続きを開始しました。
こんな質問が出ました
質問
数年にわたり家賃が滞納されているが、市はもっと早く対応を図るべきではないのか。
答弁
入居者への連絡や訪問など接触を試みたが、なかなかできなかった。訴え基準(家賃30万円以上や13カ月分以上滞納)は超えていたが、入居者の事情に配慮した。
質問
家賃滞納は担当課(住宅営繕課)だけの問題ではなく、福祉施策も含めた大きな問題と捉えるべきではないか。
答弁
市としては、福祉施策等も含めて関係部署と連携し、大きな枠で仕組みを考えてみたい。