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議会広報「さくら」第86号 議員全員協議会
議員全員協議会
全議員に重要な取り組みの説明がありました
未来物流産業団地造成事業の進捗状況等について
先行する新機能都市開発事業の市場調査で、工業施設用地の需要面積が供給面積を大きく上回ることから、二重原地区に「新たな事業用地」を開発するもので、令和4年3月に事業化されました。造成工事期間は令和7年度~9年度末(予定)です。
事業概要
・開発区域面積 約24.2ヘクタール(残地森林を考慮した面積は約32ヘクタール)
・事業用地面積 約9.6ヘクタール
・土工事 切土 約110万立方メートル
盛土 約140万立方メートル
令和7年度の予定
・8月頃 地元説明会
・9月議会 廿日市市地区計画区域内建築物等の制限に関する条例の一部改正
・9月 工事着手
・12月議会 包括委託契約変更
主な質問
質問 調整池は早期に整備するとのことだが、仮設になるのか。
答弁 1号・2号調整池を先行設置し、仮設調整池は造成工事をしながら造り、順次埋めていく。
質問 落石防護柵などの工事期間中、市道上平良宮内幹線が片側交互通行になる。迂回により大型車等の団地内の通行量増が予想されるため、地元説明や意見聴取が必要だがどうか。
答弁 周辺道路の迂回情報は案内看板を出す。宮園・四季が丘で、8月末~9月頃に説明会を予定。
廿日市市立小・中学校の学校規模適正化に関する基本方針について
急速な少子化、中山間地域の人口減少や宅地開発などにより、児童生徒数が変化している中、子ども達にとって望ましい教育環境を確保し、未来の廿日市を担う人づくりを進めていくため、教育委員会では、学校規模適正化基本方針を策定しています。
基本方針の方向性
学校規模の違いによる教育面への影響や、本市が目指す学校教育の実現ということを第一に考え、学校教育の変革、地域・地区単位で見た時の学校・学級規模の違い、中学校区単位での取り組み等、学校規模による指導体制への影響を考慮しつつ取り組んでいきます。
今後の流れ
教育委員会会議で基本方針が議決されたのち、現状で複式学級となっている、または将来的に複式学級化の可能性がある学区の保護者等に対し、今後の対応について説明や協議が行われます。
主な質問
質問 地域説明会等が始まった段階だが、統廃合や適正化が運用されるのは何年後くらいになるか。
答弁 実施や導入時期は定めず、状況を地域と共有し、よく協議して見極めていきたい。
「はつかいち未来ビジョン2035」の基本構想案及び前期基本計画素案について
さくら83号で策定方針(廿日市市総合計画)を紹介した、「はつかいち未来ビジョン2035」の進捗状況について説明がありました。
市民アンケートや団体・事業者へのヒアリング調査、地域づくり会議や若者夢会議などのワークショップを通じて聴取した市民意見を反映し、10年後を目指す8つの分野体系などを示す基本計画案と、体系をさらに細かく分け、課題や指標を整理した5年間の前期計画素案が示されました。
今後のスケジュール
・基本構想案
前回の議員全員協議会で議員から意見のあった、パブリックコメントを効果的に実施するため、7月下旬から8月上旬にかけて各地域で説明会を開催し、8月中旬からパブリックコメントが実施されます。
・前期基本計画案
素案に基づき計画案の策定に移行し、11月中旬ごろにパブリックコメントが実施されます。
・議会への対応
基本構想案、前期基本計画案ともに、計画審議会を経て9月定例会の議員全員協議会で説明。
再度、計画審議会へ答申された後、12月定例議会で議案として提出提される予定です。