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議会広報「さくら」第81号 主な議案
3月定例会 廿日市市のこんなことが決まりました
会期30日間 2月21日~3月21日
議案の状況
令和5年度補正予算
一般会計・特別会計・下水道事業会計 8件
条例案
廿日市市手数料条例の一部を改正す条例など 17件
その他の事案
過数地域持続的発展計画の変更についてなど 9件
発議 健康保険証の廃止延期を求める意見書 1件
報告
専決処分事項など 2件
令和6年度当初予算
一般会計・特別会計・下水道事業会計・国民宿舎事業会計 11件
人事案件
廿日市市教育委員会教育長の任命の同意についてなど 5件
諮問
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて 1件
閉会中の継続審査
所管事務調査 1件
計55件
ピックアップ1 子ども医療費支給を高校3年生まで拡大
〈議案第20号〉廿日市市こども医療費支給条例の一部を改正する条例
子育て世帯が暮らしやすく、住み続けられるための子育て支援を拡充することを目的とする条例改正です。
改正の内容 子ども医療費の支給対象について、小学6年生までであった通院及び、中学3年生までであった入院の対象年齢を高校3年生(満18歳に達する日以後の最初の3月31日)までに拡大する。
施行日 令和6年9月1日
こんな質問が出ました
質問 施行日が9月1日で、前回拡充された時より延びている理由は。
答弁 対象者が約6千人で、その全ての方に受給者証を交付するため、9月1日になった。
質問 対象が高校3年までとあるが、高校に行っていない18歳はどうなるのか。
答弁 この表記は、児童手当がこの10月から18歳(高校3年生)まで拡充され、この度は議案説明書で国の通知と同じ説明にした。今後は高校生でなくても18歳まで対象と分りやすく表現する。
ピックアップ 2 会計年度任用職員 給与等の支給改定
〈議案第14号〉職員の育児休業等に関する条例及び会計年度任用職員の給与、旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
会計年度任用職員【※1】の給料表及び期末手当の支給割合を改定し、勤勉手当を新たに支給することを定めるものです。この議案は、12月定例議会で、再精査を行うため撤回となりましたが、修正を加え改めて提案されました。
改定の内容 令和6年度から、会計年度任用職員に対し勤勉手当が支給されることに伴い、期末手当を調整して年間で合計4.5月分の手当てが支給される。
また、令和5年度の期末手当引き上げ分は、遡及して支給する。
こんな質問が出ました
質問 遡及して支給する対象者の人数と、来年度以降の対応は。
答弁 今回の遡及対象者数は450人と考えている。遡及等の対応をしている県内の多くの自治体が、さまざまな条件で対象者の線引きをしていることから、本市としては、常勤的な働き方をしており、基本的に月額で給与を支給する職員を対象とした。来年度は、他の自治体等の状況も考慮しながら、職員団体とも協議・交渉を進めて取扱いを検討したい。
ピックアップ 3 吉和魅惑の里 民間譲渡で公共の役目終える
〈議案第26号〉吉和魅惑の里設置及び管理条例を廃止する条例
〈議案第37号〉財産の減額譲渡について
〈議案第47号〉吉和若者等創作活動施設設置及び管理条例を廃止する条例
議案第26・47号は、吉和魅惑の里内の施設を民間に売却譲渡するため、施設の設置及び管理条例を廃止するものです。
議案第37号は、吉和魅惑の里内の建物等の市有財産の解体費用を減額し、民間に売却譲渡することについて議会の議決を求めるものです。
売却金額 38,027,000円(解体費80,235,000円)
相手方 株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー 代表取締役 白井 浩一郎
一般社団法人 Good Japan(グッドジャパン) 代表理事 川崎 貴太
こんな質問が出ました
質問 定期借地契約を結ぶということだが、その内容は。
答弁 建物の下の土地以外の公的に誰もが使える土地は、賃借料でなく無料にして、管理のみをお願いすることを考えている。全体の土地は、周りが全て市有地、市有山林のため、再度両者で境を確認し、測量した上で賃借料を決めたい。
用語説明
【※1】会計年度任用職員:地方公務員法改正に伴って2020年度から導入された、1会計年度内を任期として任用される非常勤公務員。従来の非常勤職員・臨時職員・パートタイム職員は会計年度任用職員へ移行した。