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子ども講座 夏休みの宿題&体験
子ども講座 夏休みの宿題や自主学習の後いろいろな体験をしよう!
8月24日(木曜日)・25日(金曜日)・29日(火曜日)の3日間にわたり、約10名の小学生が自主学習、廿日市市のふるさと学習、光るステンドグラス作りなどを体験しました。
自主学習は、すべての日程で行いました。
小学生は、個々で「何をどう学ぶか」を考えながら、夏休みの宿題やタブレットを用いたプログラミング学習などに取り組みました。
24日は、平良地区に伝わる「お菊地蔵」・「流れ薬師」を学びました。
お菊地蔵は、「お菊さんが子猿を供養した」というお話であると知っている小学生が多くいましたが、流れ薬師は、「大洪水で流された薬師を祀った」というお話であると知っている小学生が少なかったです。
今回は、流れ薬師へ皆で歩いて向かい、この地域では土砂災害が多く起こっていたことを聞き、薬師が流れ着いたと言われている大きなクスノキを見ました。
今後も、身近に平良を知ることのできる場所があるので、学んでほしいと思います。
続いてこの日は、市民センターで育てたきゅうりの収穫体験とそーめん流しを行いました。小学生は食を通して夏を味わい、暑さを吹き飛ばしている様子でした。
25日は、「1人でも、お家で料理ができる」をモットーに、キーマカレーやかき氷、デザートを作りました。
小学生は、調理をはじめ、味見、片付け(お皿の汚れを新聞紙で拭き取り、水を大切にした片付け方法を知る)など自ら進んで体験しました。
また、今回は、「パックご飯」を用い、普段の料理作りの手助けにもなり災害時の非常食にもなることを伝えました。
29日は、廿日市産の野菜などを用いた「廿日市パフェ」(アイスクリーム・スムージー)作りと光るステンドグラス作りを行いました。
小学生に「廿日市産の食べ物と聞いて思い浮かぶもの」を尋ねると、「いちご・牡蠣」という声が多く聞かれました。
今回は、廿日市産のほうれん草やはちみつ、チチヤス牛乳などを用いて「廿日市パフェ」を作りました。
まずアイスクリームは、牛乳と砂糖を混ぜたものを袋に入れ塩を入れた氷で包み、さらにTシャツでくるんで、それを友達と協力し「振る」ことで作りました。
実際作った「廿日市パフェ」を食べた後は、廿日市産の野菜などに愛着を持った様子でした。
生産者の思いを知り、廿日市産の食材の美味しさを新たに知る機会となりました。
光るステンドグラス作りでは、箱に絵を描き、「光の種類によって色の映り方がどう変化するか」を熱心に試し、楽しんでいる様子が見られました。
これからも、参加者には自分の気になったことをとことん探究してほしいと思います。
最後に私自身、今回子どもたちと講座を行う中で、「廿日市市や身近なものから楽しさ・美味しさ」を探す面白さに気づきました。
そして、子どもがさまざな体験を通して友達とつながる・まちとつながる場というのは今後も大切にしていきたいと思いました。
(記事 修道大学 社会教育実習生)