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提案事例:平良丘陵地区地区計画
1. 都市計画の提案内容
(1)都市計画の種類
広島圏都市計画地区計画の決定(平良丘陵地区)
(2)位置
廿日市市上平良字廣池、字藤原尾、下平良字廣池、字尾野山、字小野、字八ヶ迫、字永石山、字廣池山の各一部
(3)面積
約70.9ヘクタール
(4)提案理由
本地区は、廿日市市の中心市街地北側の丘陵地に位置し、山陽自動車道宮島スマートインターチェンジに隣接する恵まれた交通条件を活かして計画的な市街地開発事業が行われている区域である。
第6次廿日市市総合計画・基本構想において、「新都市活力創出拠点地区」のひとつに位置づけられており、市内企業の移転、市外企業の新規立地などに伴う設備投資および経営規模拡大と雇用の維持・拡大や、観光に優れた立地特性を活かした新たな都市機能の立地を誘導することで、本市の将来を見据えた新たな活力を創出し、都市の発展を牽引することを目指している。
このようなことから、建築物などの規制・誘導を行うことにより、観光・交流機能、工業・流通機能などの他、商業機能、居住機能などの複合的な都市機能の立地の誘導と快適で賑わいのある都市環境の創出を図ろうとするため、「平良丘陵地区 地区計画」を提案するものである。
(5)提案する都市計画の内容
多機能が調和した効果的・効率的な土地利用を図るため本地区を7地区に区分し、それぞれの地区ごとに「建築物の用途の制限」、「建築物の容積率の最高限度」、「建築物の建蔽率の最高限度」、「建築物の敷地面積の最低限度」、「壁面の位置の制限」、「建築物等の形態又は意匠の制限」、「垣又は柵の構造の制限」を定めることにより、適正な土地利用の誘導を図る。
2. 市の判断など
(1)判断および理由
この地区計画は、本市の将来を見据えた新たな活力を創出し、都市の発展を牽引することを目的とした計画提案であり、「第6次廿日市市総合計画」、「廿日市市都市計画マスタープラン」などの本市のまちづくりの方針とも整合が図られていることから、都市計画の決定を行うことが妥当であると判断しました。