ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 担当部署でさがす > 宮島企画調整課 > 宮島の歴史的な町並み保全の取り組み

本文

宮島の歴史的な町並み保全の取り組み

ページID:0078047掲載日:2023年12月6日更新印刷ページ表示

   宮島町家 

 宮島は、山と海の豊かな自然に囲まれた歴史と文化の町です。

 その宮島の町並みは、限られた土地を有効に使い、昔からの小路や町割などを大きく変えることなく、大切に受け継がれています。
 この歴史ある宮島ならではの町並みを、世界遺産にふさわしい町並みとして、皆さんと一緒に力を合わせ、末永く残していきたいと考えています。

守っていきたい宮島の町並み・特徴的な町家

 宮島の町並みは、室町時代から昭和のはじめにかけて形成された、西町と東町からなる門前町です。

 西町は、嚴島神社、大願寺、大聖院などの社寺を中心に形成されました。社家町の直線的な通りや石垣が続く景観を今も見ることができます。

 東町は、住民や参詣者の増加に伴い、町として整備され、港湾都市および歓楽街として発展しました。
 緩やかに曲がる通りに沿った町並みは、古くからの町家が連続する景観が残されています。

 宮島の町家の特徴は、狭い間口と長い奥行です。屋根は切妻づくりで、入り口は平入り、木造2階建てで平屋もみられます。
 いぶし銀桟瓦で葺かれた緩やかな勾配の屋根が連なり、軒裏には垂木を見ることができます。

 壁は真壁づくりで、漆喰などで仕上げられています。1階には格子、2階には手摺りなどが設けてあり、庇も見ることができます。

 建物内部は、通り庭に沿って、表側からミセ・オウエ・ザシキと呼ばれる三つの部屋が並んでいます。
 オウエは通り庭と一体になった大きな吹き抜けで、神棚が設けてあり、建物の中心となる象徴的な空間です。

宮島の町並み紹介

 宮島の町並みの特徴などを記したパンフレットや町並みの魅力などを紹介したまちなみ通信など、宮島の町並みに関して紹介しています。

  パンフ       家族

宮島町伝統的建造物群保存地区の指定

 廿日市市では、伝統的建造物などの保存や修理に対する支援や、歴史的な町並みに調和する建物の改修に対する支援を行いながら、歴史的な町並みを継承することができる「宮島町伝統的建造物群保存地区」を令和元年6月13日に指定しました。

 また、伝統的建造物群保存地区の保存のために必要な現状変更の規制や、保存のため必要な措置などを定めた「廿日市市宮島町伝統的建造物群保存地区保存活用計画」を策定しています。

伝統的建造物群保存地区制度とは

 伝統的建造物群は、文化財保護法により「周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している伝統的な建造物群で価値の高いもの」とされる文化財です。

 市は、伝統的建造物である建築物や工作物と共に、これと景観上密接な関係にある樹木、庭園などを環境物件として特定します。
 また、これらを含む歴史的なまとまりをもつ地区を、伝統的建造物群保存地区として決定し、保存を図ります。

 伝統的建造物群保存地区のうち、わが国にとって特に価値が高いと判断されるものに関しては、国が重要伝統的建造物群保存地区として選定することができ、廿日市市宮島町伝統的建造物群保存地区は令和3年8月に選定されました。

伝統的建造物群保存地区内で建築などを行う場合

 伝統的建造物群保存地区内で建築などを行う 場合には許可が必要です。

宮島地区景観形成方針

 現在、宮島は人口減少や生活様式などの変化に伴い、歴史的町並みや景観が失われつつあります。
 伝統的建造物をはじめとする島内の建築物などの意匠については、各種法令等に定められている基準に基づく整備が求められていますが、通りの景観を構成する道路等を含む公共空間に関しても、周囲の建物等と調和がとれた整備が求められています。
 そこで島内の公共施設等に関する現況を改めて整理し、歴史的風致を踏まえつつ、今後の景観形成と町並み保存の指針となる「宮島地区景観形成方針」を令和6年3月に策定しました。

   無電柱化 道路美装化画像2

 

 

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルを見るためには、Adobe社が提供するAdobe Acrobat Readerが必要です。
Adobe Acrobat Readerを持っていない人は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)