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文化財を火災や地震から守ろう

ページID:0098221掲載日:2023年12月13日更新印刷ページ表示

​1 世界最古の木造建築物、奈良県法隆寺の火災

  昭和24年1月26日の早朝、昭和の大修理(昭和9年から昭和60年)中であった奈良県法隆寺の金堂で発生した火災
 により、白鳳時代(7世紀末から8世紀初期)に描かれた国宝の十二面壁画が焼損し、社会的に大きな衝撃を与えまし
 た。
  また、同年2月には愛媛県の松山城の筒井門など3棟が、6月には北海道の松前城の天守など2棟が焼損しました。

2 文化財保護法の制定

  昭和24年に続いた文化財の火災によって、「先人たちが残した文化 財を火災から守ろう」という世論が高まり、昭
 和25年に文化財保護法が制定されました。                                                            
      昭和30年から1月26日を「文化財防火デー」とし、文化財の防火設備の点検と整備を行うとともに、消防演習など
   を実施して文化財を火災から守る運動を展開することとなりました。

 

3   1月26日は「文化財防火デー」

  日本の文化財は、木や紙などの可燃物で造られているものが多く、一度火災になると、大きな被害を受ける危険性が
 高くなっています。
   2019年には、ユネスコの世界文化遺産に登録されているフランスのノートルダム大聖堂および沖縄県那覇市の首里
 城跡において大規模な火災が発生し、社会的な注目を集めました。 
      当消防本部では、1月26日を中心に文化財を火災や地震などから守るため消防訓練の実施などを呼びかけ、将来に継
  承すべき貴重な財産である文化財の火災予防を推進しています。


                                                                              
                       教覚寺                            
                         永泉山教覚寺の茅葺き山門(鐘楼) 元禄元年(1688年)の建築(重要文化財) 
                                             廿日市市津田2164