本文
住宅用火災警報器で、大切な命を守りましょう
住宅火災から命を守るために

出典:総務省消防庁ホームページ
住宅火災では、逃げ遅れによって亡くなる方が多く、その多くは就寝中に発生しています。
住宅用火災警報器は、火災で発生する煙や熱をいち早く感知し、警報音や音声で火災の発生を知らせることで、早期の避難につなげる大切な機器です。
万一の火災から、あなたや家族の命を守るため、住宅用火災警報器を設置し、適切に維持管理しましょう。
住宅用火災警報器には確かな効果があります

出典:(一財)日本火災報知器工業会
消防庁の分析では、住宅用火災警報器を設置している住宅は、設置していない住宅と比べ、
・死者数は約半減
・損害額は約半減
・焼損床面積は約6割減
という結果が示されています。
住宅用火災警報器は、火災を防ぐ設備ではありませんが、「早く気付く」ことで避難や初期消火につながり、被害を大きく減らすことができます。
住宅用火災警報器が命を守った事例
実際に住宅用火災警報器を設置していたおかげで、火災による被害を防いだ事例を紹介します。
これらはすべて、令和7年中に中郷区地方で発生した事例です。
(出典:「住宅用火災警報器の奏功事例に関して(情報提供)」全国消防長会中国支部 住宅用火災警報器設置・維持管理対策連絡会事務局)
2階の寝室でゲームをしていた孫が・・・
2階建て住宅の2階寝室でゲームをしていた孫が、階段に設置していた住宅用火災警報器が鳴っているのに気がついた。
ドアを開けて部屋を出ると階段には白い煙が充満しており、隣の寝室をのぞいて見てみると、床から炎が上がっていた。
すぐに風呂桶の水を使い初期消火をしたため、建物の被害は小さく、住民にけがはなかった。
寝ていたら充電中のモバイルバッテリーが・・・
2階建ての1階でモバイルバッテリーを充電したまま、2階で寝ていると、寝室に設置していた住宅用火災警報器が鳴ったことに気づき目を覚ました。
寝室には煙が充満しており、1階のモバイルバッテリーを充電していた辺りから炎が上がっていた。
すぐに台所にあったフライパンで水をかけて消火した。
火災発生時、家族3名が家にいたが、いずれもけがはなかった。
コンロに火をかけたまま外出し・・・
2階建てのアパートの1階の住民が台所でコンロに火をかけたまま外出してしまった。
その住戸に設置されていた住宅用火災警報器が鳴っていることに2階の住民が気づき、様子を見に行ったところ、煙が出ていた。
2階の住民が119番通報したため、大事には至らなかった。
寝たばこにより出火・・・
寝たばこをしていてそのまま寝入ってしまったところ、たばこの火種が布団を焦がし、煙が発生。
寝室に設置していた住宅用火災警報器が鳴っていることに気づき、目を覚ましたときには部屋中に煙が充満しており、布団から火が出ていた。
すぐに初期消火したため、ぼや火災におさえることができた。
住宅用火災警報器はどこで購入できますか?
住宅用火災警報器は、次のような店舗やインターネット通販で購入できます。
・ホームセンター
・家電量販店
・防災用品取扱店
・インターネット通販
「検定マーク」のある製品を選びましょう
住宅用火災警報器を購入する際には、以下のマークがあることを確認してください!

※ 平成26年4月1日から住宅用火災警報器に『合格の表示(型式適合検定に合格したものである旨の表示)』が表示されることとなり、「NSマーク」が表示された住宅用火災警報器は平成31年3月31日以降、販売が認められていません。
どんな種類があるの?
住宅用火災警報器には、設置場所や使い方に応じていくつかの種類があります。
感知方式
煙を感知するタイプ(煙式)
煙を感知して警報を鳴らします。寝室や階段に設置する住宅用火災警報器は、この「煙式」が基本です。
熱を感知するタイプ(熱式)
一定の温度になると警報を鳴らします。台所など、調理による煙が発生しやすい場所に適しています。
「単独型」と「連動型」
単独型
火災を感知した住宅用火災警報器だけが鳴ります。
連動型
1台が火災を感知すると、設置しているすべての警報器が鳴ります。寝室と離れた部屋がある住宅や2階建て住宅では、より早く火災に気付きやすくなります。
その他
高齢者の方、目や耳の不自由な方には、音や光のでる補助警報装置の増設をおすすめします。
どの機種を選べばよいか、設置方法など詳しく知りたい方は、総務省消防庁のホームページをご覧ください。
総務省消防庁・住宅用火災警報器Q&A<外部リンク>
どこに付ければいいの?
設置が必要な部屋は?
消防法および火災予防条例により、住宅には住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。
主な設置場所は次のとおりです。

・すべての寝室
・寝室がある階の階段上部の天井または壁
建物の状況により、その他にも取り付けが必要な場合があります。
詳しくはこちらを確認してください
総務省消防庁・住宅用火災警報器Q&A<外部リンク>
取付位置は?
住宅用火災警報器は天井や壁に取り付けます。
それぞれ天井、壁、梁やエアコンの吹き出しなどから距離をとる必要があります。次のイラストを参考に取り付けてください。


設置していない住宅は、早めに設置しましょう。
設置したら終わりではありません~点検と交換~
住宅用火災警報器は、設置後も点検や交換が必要です。
次のポイントを確認しましょう。
定期的に作動確認をしましょう

本体の「点検ボタン」を押す、または点検ひもを引いて正常に警報が鳴るか確認しましょう。
例えばお盆や年末大掃除の時期など、時季を決めて、年に2回以上は点検することをおすすめします。
また、このときに汚れやホコリを取り除くと誤作動を予防できます。
電池切れに注意しましょう
「ピッ」という音が一定時間ごとに鳴る場合は、電池切れのお知らせかもしれません。
電池交換が可能な機種は新しい電池に交換し、本体交換型は新しい機器に取り替えましょう。
本体は10年を目安に交換しましょう
住宅用火災警報器は、センサーなどの性能が経年劣化します。
設置から約10年が交換の目安です。
設置年月日を確認し、古いものは新しい機器へ交換しましょう。
このような症状はありませんか?
次のような場合は点検や交換を検討してください。
・点検しても警報が鳴らない
・電池を交換しても異常音が鳴る
・設置から10年以上経過している
・本体が変色・破損している
高齢者を住宅火災から守ろう!
住宅火災で亡くなる方の約7割は高齢者です

出典:総務省消防庁ホームページ
住宅火災による死者は毎年1,000人前後で推移しており、その約7割を65歳以上の高齢者が占めています。
高齢になると、火災への気付きの遅れや避難に時間を要することなどから、逃げ遅れにつながる危険性が高くなります。
大切な家族の命を守るためにも、早期に火災を知らせる住宅用火災警報器が重要です。
みんなで確認しましょう!

住宅用火災警報器は、高齢者のみの世帯では電池切れや故障に気付きにくいことがあります。
離れて暮らすご家族も、帰省時などに住宅用火災警報器を点検し、安全を確認しましょう。
あなたのひと声が、大切な家族の命を守ります。
住宅用火災警報器で命を守る
住宅用火災警報器は、火災を防ぐ機器ではありません。
しかし、火災の発生をいち早く知らせ、避難する時間を確保することで、命を守る大きな力になります。
「設置すること」と「点検・交換を続けること」の両方が大切です。
この機会に、ご自宅の住宅用火災警報器を確認してみましょう。
今すぐ確認!
すべての寝室に取り付けていますか?
ボタンを押したり、ひもを引くと鳴りますか?
設置から10年以上経っていませんか?


