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阿多田島産養殖マダイの提供
事業概要
令和3年度国産農林水産物等販路新規開拓緊急対策事業により、新型コロナウイルス感染症の影響で販路を失った阿多田島漁業協同組合(広島県大竹市)の養殖マダイが廿日市市の小・中学校の給食に無償提供されました。
生産者の取材
養殖マダイを学校給食で提供するに当たり、市内の給食施設で献立作成を担当する栄養教諭・学校栄養職員一同で、生産者である阿多田島漁業協同組合に取材に行きました。
阿多田島は大竹市に属する島で、小方港からフェリーで約35分のところにあります。
阿多田島から再び船に乗り、マダイを養殖している生け簀まで連れて行っていただきました。
生け簀では、出荷を待つ大きく成長したマダイが、勢いよく泳ぐ様子が見られました。
阿多田島周辺の海は、夏と冬で水温に差があり、潮流も速いため、身の締まりが良いマダイになるそうです。
生産者の中森 誠(なかもり まこと)さんにお話を聞きました。
コロナ禍で外食需要が減少したことにより、これまで年間6万匹のマダイを出荷していたのが、2万匹までに減少してしまったそうです。
また、餌や燃料の価格が高騰する一方で、水産物の価格が下がっているそうです。
子どもたちへ「魚をたくさん食べてほしい」という思いを伝えてくださいました。
給食指導
給食の時間には、栄養教諭や学校栄養職員による食育教材や食育動画を活用した指導を行いました。
阿多田島のマダイの魅力や生産者の方の思いを知り、おいしさを味わいながら感謝の気持ちを持って食べる様子が見られました。
給食の写真
各地域で提供されたマダイ給食をご紹介します。
児童生徒からは「おいしかった」「また食べたい」といった声もたくさん聞こえてきました。
給食写真 | 献立内容 |
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廿日市学校給食センター |
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佐伯中学校 |
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吉和学校給食センター |
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大野学校給食センター |
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宮島学校給食センター |
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