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避難支援の調査の実施
避難支援の調査について
本市では災害が発生した際に一人で避難することが難しい障がいのある人や高齢者などを予め把握するため避難行動要支援者名簿(以下、「名簿」という。)を作成し、避難行動要支援者が地域の助け合いなどにより、安全に避難ができる体制づくりを進めています。
しかし、昨今の高齢者人口の増加等により、現在の名簿掲載対象者は約24,000人にのぼり、本市の人口の約5人に1人が名簿に掲載されているため、制度の実効性の確保が困難な状況となっています。
このような状況から、制度の実効性を確保し、真に支援が必要な人に支援を届けるため、令和7年度から名簿掲載対象となる要件を見直しました。
この度の見直しにより、名簿を精査し、真に支援が必要な人に支援を届けるため、以下のとおり「避難支援の調査」を行います。
災害に備えた大切な調査ですので、ご協力をお願いします。
(1)名簿掲載対象者の見直しについて
本市では、名簿掲載対象となる要件(避難行動要支援者の基準)を次のとおり見直しました。
項目 | 見直し前 | 見直し後 |
---|---|---|
身体障害者手帳 |
・視覚(全ての等級) |
・視覚(1~2級) ・聴覚(1~2級) ・肢体不自由(1~3級)※ただし、上肢障害のみの場合は3級除く |
知的障害者 | 療育手帳 マルA、A、マルB、B | 療育手帳 マルA、A |
精神障害者 |
精神障害者保健福祉手帳 1級、2級、3級 |
精神障害者保健福祉手帳 1級 |
要介護 | 要介護認定 3~5 | 要介護認定 1~5 |
高齢者 |
・70歳以上の1人暮らし |
ー |
難病疾病 | 難病疾病を受けている人 | ー |
その他 | 上記以外の理由で、避難支援が必要と認められる人で支援を希望する人 | 上記以外の理由で、避難支援が必要と認められる人で支援を希望する人 |
(2)調査対象者と調査内容
令和7年6月2日時点で次の1または2に該当する人に調査を行います。
- 対 象 者 :「見直し後」の基準に該当する人
調査内容:・自身の避難先、避難方法などの確認(「わたしの避難プラン」の作成)
・避難に支援が必要かの確認
・自身や自身の支援者の情報を避難支援等関係者に共有しても良いかの確認 - 対 象 者 :次の(1)~(3)の全てに該当する人
(1) 「見直し前」の基準に該当している人
(2) 避難支援等関係者へ自身の情報の共有を希望している人
(3) 「見直し後」の基準に該当しなくなった人
調査内容:・今後も名簿への掲載及び避難支援等関係者への自身の情報の共有を希望するかどうかの確認
・名簿への掲載及び避難支援等関係者へ自身の情報の共有を希望する場合、自身の避難先、避難方法などの確認(「わたしの避難プラン」の作成)
(3)送付書類
送付書類が確定次第、随時更新予定
(4)調査時期
令和7年7月下旬頃発送予定
(5)回答期限
令和7年8月31日(日曜日)
※同封している返信用封筒にて、ご返信ください。
(6)コールセンターの設置
本調査について、「廿日市市避難支援調査コールセンター」を設置します。調査に関して、ご不明な点があればコールセンターにお問い合わせください。
また、調査への回答内容に確認事項などがある場合、コールセンターから電話することがありますので、ご理解・ご協力よろしくお願いします。
廿日市市避難支援調査コールセンター (※ 電話番号が確定次第、更新予定)
わたしの避難プラン(個別避難計画)の作成について
わたしの避難プランとは、災害のおそれがある場合や、災害時に『誰と』『どこに』『どうやって』避難するかなど、あらかじめ考え、まとめておいていただくものです。災害対策基本法に定める個別避難計画にあたるものです。
家族などと一緒に話し合って作成してみましょう。
【わたしの避難プランの内容】
○避難先 ○避難に必要な時間 ○家を出るまでに準備する時間 ○避難を支援する人 ○避難先までの移動方法
わたしの避難プランの作成にあたり、住んでいる地区の災害危険性や指定緊急避難場所、指定避難所を確認しておきましょう。
【詳しくはこちらから】災害情報を確認・収集しよう!