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「人生会議(A C P)」してみませんか
【目次】
・「人生会議(A C P:アドバンス・ケア・プランニング)とは
「人生会議(A C P:アドバンス・ケア・プランニング)」とは
「人生会議」とは、アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning)の愛称です。
もしものときのために、あなた望む医療やケアに関して前もって考え、繰り返し話し合い共有する取組のことです。
人生会議(A C P)普及・啓発リーフレット [PDFファイル/842KB]
厚生労働省(「人生会議」してみませんか)<外部リンク>
厚生労働省は、11月30日(いい看取り・看取られ)を人生会議の日としています。
マンガで読む「人生会議(A C P)」
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「人生会議」のホント編 [PDFファイル/1.68MB] | 「人生会議」の誤解編 [PDFファイル/5.61MB] | 「人生会議」は口実編 [PDFファイル/1.66MB] |
「もしも」のときにむけて、大切な人と話し合えていますか
誰でも、いつでも命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると、約7割の人が、医療やケアなどを自分で決めたり、望みを人に伝えたりすることができなくなると言われています。
皆さんは、自分の人生の最期をどのように迎えたいか、考えたことはありますか。
今後どのような人生を過ごしていきたいか、どんな医療やケアを受けたいか、いろいろな考え方があると思います。そのような思いを、家族や友人などと話し合ったことがあるでしょうか。
自分らしい暮らしを続けていくために、「もしも」のときにむけて、大切な人(家族や友人など)と自分の思いを話し合ってみましょう。
人生会議の進め方
人生会議は一般的に、下記の手順で進めていきます。
自分ひとりでは決められないことや、考えるのが難しいところは、家族や信頼できる人と一緒に考えたり、わからない部分は飛ばしたり、一旦、考えるのをやめてみてもよいです。
自分の希望や思いは、時間とともに変化したり、何らかの出来事によって変化していくものです。気持ちの変化があったときは、その都度話し合いましょう。
Step1 希望や思いに関して考えましょう
「あたなにとって、何が大切ですか?」
今あなたが大切にしていることを考えてみましょう。
草花の世話をしたり、家族と一緒に過ごしたり、自分の楽しみにしていることや趣味など、大切にしたいことは人それぞれです。
Step2 健康に関して学び、考えましょう
「どんな医療やケアを受けたいですか?」
あなたの健康状態や病気に関して、詳しい説明を受けたいでしょうか。
受けたくない、わからない、家族に任せたいといった答えも、もちろんあなたの価値観です。
まずは無理のない範囲で考えてみましょう。
Step3 あなたの代わりに伝えてくれる人を選びましょう
「信頼できる人はだれですか?」
予期しないできごとや突然の病気で、自分の希望を伝えることができなくなったとき、あなたの代わりにあなたの思いを伝えてくれる人は誰でしょうか。
配偶者、子ども、きょうだい、友人、かかりつけの医師、ケアマネジャーなど、思いを共有できる相手は人それぞれです。
また、一人に絞る必要はありません。
Step4 希望や思いに関して話し合いましょう
「家族や医師はあなたの希望を知っていますか?」
医療や生活に関する希望や思いをしっかり話し合うことで、お互いの理解が深まります。
Step5 考えを「私の心づもり」に書きましょう
話し合ったことは記録として残しておきましょう。
自分の気持ちや考えは、時間の経過や心身の状況によって変化していきます。
今の自分はどう思っているのかを定期的に考えて、その思いを伝えておきましょう。
たとえば、お正月、お盆、11月30日(いい看取り・看取られ)の人生会議の日などを考える日にしてもよいですね。
私の心づもり(広島県地域保健対策協議会制作) [PDFファイル/112KB]
A C Pの手引き(広島県地域保健対策協議会制作) [PDFファイル/3.36MB]
※「A C Pの手引き」と「私の心づもり」は、高齢介護課や地域包括支援センターでお渡ししています。
人生会議(A C P)の出前講座を行っています
廿日市市民の方を対象に、地域包括支援センターでは人生会議(A C P)に関する出前講座や講演会などを行っています。
サロンなどで出前講座をご希望される方は各地域の地域包括支援センターへお問い合わせください。
人生会議(A C P)出前講座の紹介 [PDFファイル/2.29MB] はじめよう人生会議 [PDFファイル/136KB]
人生会議に関連した上映会・講演会のお知らせ
廿日市市では、地域の皆さまへの普及啓発として、人生会議や在宅医療に関連した上映会、講演会を実施しています。
令和7年度廿日市市在宅医療・介護連携推進事業「ピア~まちをつなぐもの~」上映会
「最期の願いは、僕たちが支える」。
在宅医療に懸命に取り組む、若き医師と仲間(ピア)たちの命と希望の物語。
とき:令和7年12月13日(土曜日) 14時30分~16時45分(開場14時)
ところ:ウッドワンさくらぴあ大ホール
内容:第1部 在宅療養支援診療所医師とケアマネジャーによるトークセッション
第2部 上映会「ピア~まちをつなぐもの~」
申し込み:不要
入場:無料
上映会「ピア~まちをつなぐもの~」チラシ [PDFファイル/2.55MB]