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「未来を話そう!はつかいち子ども議会2024」を開催しました
ページ内目次
- 「未来を話そう!はつかいち子ども議会2024」を開催しました
- とき・ところ
- 主催
- ニュースレター
- 議事録
- 子ども議員からの質問1
- 質問1 オンライン診療の支援について
- 答弁
- 子ども議員からの質問2
- 質問2 みんなが安心できる避難所について
- 答弁
- 子ども議員からの質問3
- 質問3 中山間地域への支援について
- 答弁
- 子ども議員からの質問4
- 質問4 廿日市市のeスポーツ部について
- 答弁
- 子ども議員からの質問5
- 質問5 宮島とシカを守るために
- 答弁
- 子ども議員からの質問6
- 質問6 公共交通機関の拡充について
- 答弁
- 子ども議員からの質問7
- 質問7 体育館の空調について
- 答弁
- 子ども議員からの質問8
- 質問8 学校のグラウンドの整備について
- 答弁
- 子ども議員からの質問9
- 質問9 公立中学校の廃部・休部となった部活動所属生徒への対応について
- 答弁
- 子ども議員からの質問10
- 質問10 市内高校の魅力発信について
- 答弁
- 子ども議員からの質問11
- 質問11 ボールの使用ができる公園について
- 答弁
- 問い合わせ先
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「未来を話そう!はつかいち子ども議会2024」を開催しました
市内の中学校から選出された子ども議員11人が、廿日市市のまちづくりに関して提案を行いました。
とき・ところ
令和6年8月24日(土曜日) 9時~11時00分
廿日市市議会本会議場
主催
廿日市市、廿日市市教育委員会、廿日市市議会
ニュースレター
「未来を話そう!はつかいち子ども議会2024」ニュースレター [PDFファイル/1.79MB]
議事録
未来を話そう!はつかいち子ども議会2024議事録 [PDFファイル/456KB]
子ども議員からの質問1
質問1 オンライン診療の支援について
通院のため、部活動に参加できないことがあった。
オンライン診療は、通院が難しい人も利用できるなどのメリットがあるが、導入している医療機関は少ない。積極的にオンライン診療ができるよう支援してはどうか。
答弁
オンライン診療は、新型コロナウイルス感染拡大を機に利用が広がっている。
しかしながら、厚生労働省の調査によると、令和5年3月時点では16%と、登録が伸びていない状況である。
廿日市市内では、オンライン診療の届け出をしている医療機関は15箇所あるが、現在は実施していないところや、実施はしているが、利用者が極端に少ない、または利用者がいないところもあるようである。
感染症が流行している時期に、病院に行かずに診察を受けられるなどメリットの多いオンライン診療だが、広がりにくい背景には、様々な理由があるようだ。
医師にとって、オンライン診療では、鼻や喉の奥の様子、顔色などを直接見ることが難しく、検査もできないため、患者からの訴えがない症状を見逃すおそれがあり、「できるだけ対面で診療したい」として、オンライン診療の導入には、慎重になるといった声を聞いている。
市としても、今後、オンライン診療のニーズは高まると考えており、オンライン診療の普及のために、市はどういったお手伝いができるのか、医師会と一緒に考えていきたい。
子ども議員からの質問2
質問2 みんなが安心できる避難所について
ペットは家族の一員である。人とペットが一緒に避難所で過ごすことができる「同伴避難」が可能な避難所づくりをすべきでは。
動物が苦手な人なども、安心できる避難所を準備しておくべきだと考える。
答弁
本市では、緊急時の避難所が集団生活の場となることから、ペットと一緒に避難する場合は、人とペットの居住空間は別々となるよう、同行避難することを基本としている。
同伴避難を可能とするためには、ペット同伴避難専用のスペース等を作る必要があるが、現状では、市の指定避難所の受入可能な人数に余裕がないため、ペットは屋外で退避し、人とペットの居住空間は別々とする同行避難を基本としている。
しかし、一緒に過ごせないことから、ペットと車中泊を行い、その後、エコノミークラス症候群で亡くなられた避難者の実例もあり、ペットは大切な家族の一員であると意識した避難者への対応も必要であると認識している。
今後、災害種類や災害規模によっては、避難所スペースに余裕がでる可能性がある中山間地域の避難施設等に、ペットと一緒に過ごせるスペースを確保することなど、状況に応じたペット同伴避難が可能な避難所について研究してまいりたい。
子ども議員からの質問3
質問3 中山間地域への支援について
他校の生徒と話をしても、吉和地域のことを知らない人がいて残念に思う。
市が吉和地域での自然体験や、学校同士の交流を学習活動として位置付け、支援できないか。そうすることで中山間地域の活性化にもつながると考える。
答弁
ご質問にあった学校同士の交流や吉和での自然体験を行うことは、他地域の人達に吉和のよさを知ってもらう取組の一つであり、教育委員会としても、積極的な活用を呼びかけているところである。
しかし、吉和での体験活動を計画する場合、受入れ施設に人数制限があったり、各学校の全体の教育計画に沿った内容でなくてはならなかったりするため、実現が難しい学校も多い。
そこで、吉和小・中学校の皆さんが、吉和について学び考えたことを生かして、吉和の魅力を広く発信したり、体験活動を呼びかけたりしてみてはどうだろうか。
その場合は、教育委員会としても、吉和小・中学校の皆さんの探究学習や動画の作成支援や情報発信などのプロモーション活動を支援できると考えている。
こうした活動を通して、廿日市の未来を担う皆さんが、自ら考え行動し、自分たちで社会を変えていこうとすることは、中山間の地域の更なる活性化につながると考える。
子ども議員からの質問4
質問4 廿日市市のeスポーツ部について
近年eスポーツが公認されてきた。不登校の生徒たちの楽しみをつくるため、市のeスポーツ部を設立してはどうか。
機材購入の補助、学校を越えた「廿日市」のチームを設立してほしい。交流の幅が広がり、不登校が減るのでは。
答弁
eスポーツクラブの実現に向けては、指導者や活動場所、活動費等の予算の確保等の課題を検討委員会の中で協議し、既にeスポーツをクラブ活動として行っている民間団体とも連携して、実現の可能性を探っていきたい。
子ども議員からの質問5
質問5 宮島とシカを守るために
宮島のシカが、ポイ捨てされたごみや人が与えた食べ物を食べてしまい、体調が悪くなる問題がある。
捨てられたごみを食べないよう、ごみ箱を強化してほしい。また、観光客に対して入島前にルールの説明などをしてほしい。
答弁
1点目の「ごみ箱の強化」については、対応の一つとして、8月8日から11月15日まで、民間事業者と協力し、IoTスマートごみ箱、通称「SmaGO(スマゴ)」を宮島のおもてなしトイレ外側と、宮島口旅客ターミナル前の計2箇所に設置し、実証実験を行っている。
このスマートごみ箱は、ごみの堆積状況を感知し、一定量に達すると、自動で5分の1程度に圧縮する機能があり、ごみ箱からあふれ出ることなく、多くのごみを回収できることから、ごみのポイ捨てや置き捨て、鹿が誤ってごみを食べてしまう問題などの解消にも繋がるのではないかと考えている。
2点目の「宮島に入る前段階でのルールやマナーの啓発」について、宮島口旅客ターミナル内で、多くの観光客の目に触れ、宮島の鹿への理解のもと、観光を楽しんでいただけるよう、効果的な啓発方法について検討していきたい。
子ども議員からの質問6
質問6 公共交通機関の拡充について
遅くまで学校に残る生徒が、バスの便がなくて困ることがある。
公共交通機関は、幅広い世代の人が利用する重要な交通手段である。一人一人が暮らしやすいまちにしていくためにも、公共交通機関の拡充を提案する。
答弁
佐伯地域において、以前は、玖島地区や浅原地区でも広電バスが運行していたが、利用者が減少し撤退せざるを得ない状況となったため、市が佐伯さくらバスを運行している。
公共交通機関の拡充は、様々な方々の利用時間に応じた運行となり、暮らしを支える大変有効なものである。
一方でバスのダイヤを拡充することによって、運転手の確保や運行経費の増加などの課題が生じるため、現在は、上限時間13時間の中で、利用者の多い時間帯に運行しているが、利用者のニーズや実態をよく把握した上で、必要であればバスの拡充をしていきたいと考えている。
子ども議員からの質問7
質問7 体育館の空調について
気温上昇の影響もあり、夏の部活動や体育の授業が制限されることがあることから、体育館にエアコン設備を導入することを提案する。
設備が整えば、多くの小中学生が気軽に利用できるのではないか。
答弁
体育館にも空調設備を整備し、学習環境を整えることは有効であるとは認識しているが、他にも優先して整備すべき施設の課題は数多くある。
特に、本市の学校の半数近くは建設から40年以上が経過し、老朽化が進んでいることから、限られた財源の中でまずは皆さんが多くの時間を過ごす校舎等の安全対策や老朽化対策を優先して進めたいと考えている。
しかし、今後も暑さが益々厳しくなることが予想されており、体育館の暑さ対策については空調設備の設置だけでなく、屋根や壁、窓等への断熱対策の有効性についても引き続き検討してまいりたい。
子ども議員からの質問8
質問8 学校のグラウンドの整備について
生徒と保護者でグラウンドの草抜きをするが、間に合わないこともある。
市には定期的に重機などで整備をしてほしい。生徒や地域住民が整備されたグラウンドで活動することで、健康維持や市の活性化にもつながると考える。
答弁
今年度からは、グラウンドの雑草除去等の環境整備が必要な学校は、教育委員会に要望を提出し業者に依頼することができるようにしており、宮島小中学校を含む14校について順次実施していくこととしている。
子ども議員からの質問9
質問9 公立中学校の廃部・休部となった部活動所属生徒への対応について
教員数に対する部活動数が不相応で、部活動が休部や廃部となり、活動を諦める生徒がいる。
地域の人などが主体で部活動を運営し、学校側は設備の貸与のみ関与する「準部活動」のような新たな枠組みを作ってはどうか。
答弁
本市においては、まずは休日に行っている学校部活動を地域へ移行するため、昨年度から、複数合同チームの活動に地域の指導者を派遣する地域連携型クラブの取組をモデル的に実施している。
また、今年度からは、クラブを新規に立ち上げ、市内の公立中学校の生徒が自由に参加することができるモデル事業を実施している。
今回、議員から提案があった「準部活動」という考え方は、活動場所や活動内容を変えずに運営主体を地域に移行する新しい形の地域クラブとして考えることもできる。
しかし、この取組は、現在の状況だけでなく、今後も継続的に活動を希望する生徒が一定数いることや、今活動している生徒が卒業した後も続けて指導してくれる保護者や地域の方がいることが必要であり、持続可能な活動としての視点で検討することが大切である。
数年後の状況も想像しながら、市や学校関係者、地域スポーツ団体等で構成する検討委員会でもしっかりと協議していきたい。
子ども議員からの質問10
質問10 市内高校の魅力発信について
高校生が高校の魅力を発信しているが、地域住民や中学生が活動を知る機会が少ない。
部活動の発表や高校の魅力を語る座談会を含む「廿日市市長杯」を開催してはどうか。まずは注目度の高い「ダンスカップ」の開催を提案する。
答弁
今年度8月31日(土)にウッドワンさくらぴあ大ホールで実施するサマーダンスフェスは、青少年のダンスグループと地元高校生によるステージ発表が行われる予定である。
ご提案いただいた「ダンスや部活動を通じた高校の魅力発信」については、来年度の実現に向けて前向きに考えていくとともに、地域住民や中学生の皆さんに、市内の高校に興味を持っていただけるよう、今回提案いただいたような取組の実現を通じて、各学校の魅力を積極的に発信してまいりたい。
子ども議員からの質問11
質問11 ボールの使用ができる公園について
市には大きな公園はいくつかあるが身近な公園ではボールの使用ができないところが多い。
古い公園の改修、リメイクという形でボールを安心して使える場所を作ってはどうか。
答弁
公園でのボール使用などについては、それぞれの公園の状況に応じた近隣住民の理解と一定のルール作りが必要であり、そのルールを新たに作ったり、見直す際には、市も地元と一緒になって、より使いやすい公園となるよう環境を整えていきたいと考え、赤崎公園でのバスケットゴール設置要望を受けて、地元の理解を得ながら市も実現に向けて取り組んでまいりたい。
問い合わせ先
廿日市市経営企画部プロモーション戦略課 電話0829-30-9121