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移住・定住先輩インタビューvol.11

ページID:0072943 印刷ページ表示 更新日:2025年2月27日更新

【なぎな海・島】で暮らす 藤井さんファミリー

ご夫婦

藤井 千秋さん/ドグエン チランさん (息子1人)   【令和2年に移住】

移住した理由を教えてください  

チランさん)
一番の理由は、私たち夫婦が暮らしていた東京での待機児童の問題でした。
東京は待機児童がとても多いため、希望したタイミングで保育園に入ることが難しく、保育情報も収集するだけで目まいがしました(笑)

そのため、当時はまだ子どもを授かっていなかったのですが、「子どもを生んでも、仕事と育児を両立できる場所へ移住したい」と考えていました。

千秋さん)
廿日市市を選んだ大きな理由は、自分の地元であることや、両親や兄弟の家族が暮らしていること。
また、廿日市市で子育てをしている兄嫁から聞いた「待機児童の心配が少ない」ということが決め手になりました。

チランさん)
私たちは、お互いが飲食関係の仕事をしており、将来的には「自然を感じられる環境で独立し、そこで子育てをしたい」という夢を持っていました。ですから、自然豊かで子育て環境の整った廿日市市は、新しい生活をスタートさせるのに最適な場所に感じました。

お仕事に関して教えてください

千秋さん)
現在は、宮島の対岸(廿日市市阿品)で、ベトナム料理と自然派ワインのお店「CHILAN(チラン)」を営んでいて、日本の食材とフレンチの技法で表現した妻のオリジンであるベトナム料理と、造り手の思いが伝わる自然に寄り添ったワインを提供しています。

また、移住を決めたときに辞める覚悟をしていた東京の勤め先(ワインショップ)からは、リモートでのワークスタイルを提案していただき、現在も同じ勤め先でワインの業務用卸の仕事も続けています。

お店 テレワーク

チランさん)
私たちは移住して間もなく子どもを授かりました。
そのため、週のうち3日間はレストランの営業、2日間は農家訪問や仕込み、平日の数時間はリモートでの副業という、無理のないペースで仕事を組み立てています。

お店で提供する料理には、できるだけ地元の食材を使うようにしており、県外のお客様はもちろん、地元のお客様にも喜んでいただいてます。

今後は、より多くの生産者さんとつながり、良い食材に出会いたいですし、将来的には、地域の子どもたちの食育に関わる活動もしていきたいと考えています。

フォー 野菜

廿日市市の魅力とは

千秋さん)
ここでの生活にはとても満足しています。
子どもを遊ばせる公園もたくさんありますし、海や山、世界遺産宮島を感じながらの暮らしもぜいたくだなと感じています。

交通の面でも、電車や車で約30分で広島市内に出られますし、岩国錦帯橋空港も近いので出張や旅行などにとても便利です。以前は当たり前だった満員電車のストレスからも解放されました。

また、私たちのように自分で何かを始めたいと考えている人にとっては、廿日市市はとても魅力的な場所だと思います。
世界遺産宮島があるということで、私たちのお店にも多くの観光客の方々が訪れています。
今後もっと多くの人たちがここで開業することで、より地域が盛り上がるのではと感じています。

チランさん)
移住してきてから知ったことですが、廿日市市は広島県内の市では唯一未就学児の医療費が無料なのでとても助かっています。※取材時(令和3年12月2日現在)

また、スーパーや病院など、暮らしに必要な環境も整っていますし、ほとんどのスーパーで産直コーナーがあることも、食材にこだわる私にとってはとてもうれしいポイントです。

住宅や店舗を持つにしても、都会よりも広い物件を比較的安く購入できるのは魅力だと思います。
実際に私たちも、戸建て一般住宅の1階部分を改装して店舗にして、2階では大好きな猫がのんびりと暮らしています。

私の思い描いていた夢は、ここで全部かなったような気がしています。
これからは、もっと夢の精度を上げていくなど、ここでの暮らしを楽しんでいきたいと思います。

猫 赤ちゃん