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あさはらビジョン
浅原地区では、浅原の未来を創る会(通称「あさみら」)を中心として、「誰もが暮らし続けられる浅原」のまちづくりの羅針盤である『あさはらビジョン』を策定され、その実現に向けて取り組まれています。
令和4年度のビジョンづくりワークショップの様子と、令和5年度のビジョンお披露目会やおしゃべり会、お試し事業の様子などをご紹介します。
令和5年度の取組 - ビジョンお披露目会と浅原の縁側をやってみた -
ビジョンのお披露目会や、市や社協職員と一緒に対話した浅原の縁側(ビジョンおしゃべり会・円卓会議)の初回の様子、ビジョンお試し事業として浅原連合町内会が催行された「チャレンジ防災 in あさはら」の様子をご覧ください。
あさはらビジョンお披露目会 ~ キックオフミーティング ~
令和5年6月3日、ビジョンの完成をみんなで祝い、トークフォークダンスでビジョンづくりを振り返り、分かち合いながら、明治大学農学部(農林水産省農村RMO推進研究会座長)の小田切徳美教授をスペシャルゲストとしてお迎えして、“浅原のしあさって” をガチャトークで語り合いました。
小田切教授は、午前中は浅原のフィールドワーク、午後はお披露目会と、1日中浅原にお付き合いくださいました。
あさはらビジョンだより~春のお披露目会スペシャル~ [PDFファイル/811KB]
ガチャ・トークで発表された内容 ※ 一部抜粋
ガチャガチャで引いたお題に関して、参加者全員が発表しました。
お題は次の3つ。
(1) 小田切教授のお話で心に残ったことや質問
(2) 「あさはらビジョンのココがステキ」や応援したくなったヒト・コト
(3) あなたは浅原で何したい?マイビジョンの発表
- 普段の自身の活動の答え合わせができた
- 人口減・人材増の浅原
- 居場所と出番があることがイキイキできる
- 小田切教授のお話に勇気をもらえた、これからやっていく
- I→Weにするためのヒントがほしい → 小さな成功体験(成功でなくてもいい)を積み重ねる
- 「こうなったらいい」が具体にイメージできた
- ビジョンで「浅原のあの人」がわかるのがいい
- 「あなたは浅原で何したい?」のフレーズが「縁側」という表現にベストマッチ
- 初めは他人事だったが関わるうちに自分事になった
- ビジョンづくりに関われて幸せだった
浅原の縁側 ~ ビジョンおしゃべり会・第1回円卓会議 ~
あさはらビジョンの「イラストで語り合う」⇒「仲間と企画する」⇒「試しにやってみる」の代謝のため、賑やかに愉しく、浅原の「しあさって」を語り合う『浅原の縁側』の記念すべき初回の様子をご覧ください。この日は、浅原のみんなと、市や社協職員を含め57人で愉しくおしゃべりしました。第2回以降の円卓会議は、「あさみら」が主催される毎月1回の定例会として開催されています。
『浅原の縁側』とは?…
お披露目会での、「ここ浅原は、樹枝型集落配置と河川がつくる美しい中山間地域に、重厚な伝統と文化、そして多彩な人材がおられ、その人たちが起こす地域づくりと田園回帰・関係人口の好循環によって、多様なプレーヤーが交錯(ごちゃまぜ)する場ができています。そのことを『地域全体が縁側』そのものであり『にぎやかな過疎』であると例えさせていただきます。」という小田切教授のおはなしから「あさみら」が名付けられました。
浅原の縁側(ビジョンおしゃべり会)第1回円卓会議 [PDFファイル/1018KB]
参加者の気づき ※ アンケートから一部抜粋
浅原のみんな
- 他者との関わりに意識が向いた
- 一層前向きになった
- 顔見知りが増える=安心感
- 自分事としてこれからも向き合って行く事が大切
- 自分に出来ることで浅原の為になる事があれば尽力したい
- こういう企画って楽しいんだ
職員
- つながるっていいなー
- 中山間地域での医療と介護の連携のヒントを得た
- たのしみながらアイディアをだす
- 地域の実態に合う仕組みができやすい
- 地域で取り組んでいることの実体がよくわかりました
チャレンジ防災 in あさはら ~ あさはらビジョンお試し事業 ~
令和5年5月から12月まで、「防災・安心・安全を愉しく学び、それぞれの町内会での活動につなげるよう浅原のみんなでチャレンジしよう!」をコンセプトに、浅原連合町内会主催の『チャレンジ防災 in あさはら』が催行されました。
この取組をきっかけに、町内会単位での取組も増えています。
オープニング
防災は、災害発生時に個人で取り組むものではありません。被災後の避難所生活はもちろんのこと、発災直後に誰一人取り残すことなく避難するためには、平常時からの豊かな人間関係づくりが大切です。
初回は、県立広島大学保健福祉学部の手島講師に「被災や減災を地域でどう進めるか~気づきから活動へ~」と題しておはなしいただいた後、民生委員の管轄区域ごとに4つのグループに分かれてみんなで対話して全体で共有し、第2回以降の活動につなげました。
『チャレンジ防災 in あさはら』第1回レポート [PDFファイル/601KB]
全体共有で発表された意見 ※ 一部抜粋
- 食事が十分提供されるわけではないので避難しない
- 今のところは、なんとなく大丈夫だと思っているが、近所の人が避難するタイミングで避難したい
- 水害の危険性が高い場所を把握しておきたい
- 小瀬川ダムの緊急放流のタイミングを早めてほしい
- 冷川沿いの集落では、あっという間に川の水が溢れそうになることが多いので、避難の判断が難しくハードルが高い
- 水平避難よりも垂直避難することが多い
- 家やペット、田畑のことが心配で避難するにも腰が重い
チャレンジ防災 in あさはら 年間スケジュール
チャレンジ防災 in あさはらのチラシ [PDFファイル/252KB]
クロージング
令和5年12月10日に開催した最終回は、平成30年7月豪雨災害(西日本豪雨災害)で被災された安芸郡坂町の中村地区住民福祉協議会の正原会⾧さんと岡村さんをお招きし、被災時の様子をまとめたDVDの視聴、経験談と復旧に向けた住民協の動きに関しておはなしいただいた後、県立広島大学保健福祉学部の手島講師にむすびとして「被災から学ぶこれからの地域づくり~日常生活の場でどう考えるか~」と題したおはなしをいただきながら、みんなで活動を振り返り、分かち合いました。「チャレンジ防災 in あさはら」は令和6年度以降も継続して催行されます。
『チャレンジ防災 in あさはら』第8回レポート [PDFファイル/437KB]
参加者の気づき ※ アンケートから一部抜粋
- 自分自身の防災意識の低さを感じた
- 近所の人を知る事は大切
- 地域で連絡網の練習を行い見直しをする
- 災害の被害を減少させるために近所の人との付き合い。避難訓練を実施したい
- 中村地区のDVD の話が特によかった
- 記録(冊子や映像)に残すことが大切だと思った
- 一年を通じてこのような企画(チャレンジ防災)はとてもよかった
令和4年度の取組 - ビジョンづくりワークショップ -
令和元年に浅原で開催された『地域のみらいづくり講演会』でお世話になった檜谷邦茂さん(一般社団法人小さな拠点ネットワーク研究所代表理事)にファシリテータを務めていただいたワークショップを年間で3回開催しました。
延べ約150人の住民の人が参加され、みんなでそれぞれの思いを共有し、ビジョンを描いてみたワークショップの様子や、『あさはらビジョン』の裏側をご覧ください。
ワークショップの様子ダイジェストムービー ~総集編~<外部リンク>
第1回 ~ 興味どころを語り合ってみる ~
令和4年7月24日に開催された第1回のテーマは『興味どころを語り合ってみる』。檜谷さんから、ビジョンづくりの意義をお話ししていただいた後、6つのテーマに分かれて興味どころを語り合い、最後に全体で共有しました。
ビジョンづくりW.S.だよりVol.2 [PDFファイル1.75MB]
ワークショップに参加された人の感想 ※ 一部抜粋
- 参加者の皆さんとお話している中で、普段の想いが聞けて良かった
- 新しい取組に夢がふくらみます。檜谷さんの分かりやすい話し方のおかげで、頭の中がとてもクリアになりました
- 参加者が多くて驚きました。これだけの人達が浅原を大事にしていると思うと、うれしく思います
- 自分がどんなことに取り組めるか気づけて良かったです
- 同じ浅原に住んでいながら話したことがない人と話ができて、思っていたより楽しかったです
- ためになった。次回も来ます
- 小学校のグラウンドで毎年キャンプをするとか楽しそう!
- 想像よりも楽しかったし、新しい知見を得ることができた。いろいろな理想をふくらませるのは楽しかった
- 話せばすぐに打ちとける浅原の人たちのあたたかさを感じました
第2回 ~ わかりやすく伝えてみる ~
第2回は令和4年10月16日に開催されました。テーマは、『わかりやすく伝えてみる』。大人から子どもまで、ワークショップに参加していない人にも『私たちがありたい姿(ビジョン=理想)はこんな姿だ!』を伝えるため、第1回と同じ6つのテーマに分かれてビジョンの元になるイラストを参加者で描いてみました。
ビジョンづくりW.S.だよりVol.3 [PDFファイル1.61MB]
ワークショップに参加された人の感想 ※ 一部抜粋
- 第1回と今回の間に色んなことが起き、「こんな地域でいたい」がバージョンアップしてめざす姿に近づいている気がした
- 高齢者でも参加して活躍できる。活動拠点としての交流会館、市民センターがますます利用できるようになったらいい
- ワークショップでビジョンを作って終わりではなく、話し合いを続けられるしくみがあったらいいと思いました
- 皆さんの思いが伝わる会になったと思います。少し参加する人が少ないので、もっと人が集まれば良いと思いました(浅原に住んでない人とか!!)
- 住んで良かった浅原をめざそう
- 浅原の課題を共有でき良かった。課題の裏返しとして魅力に変える、ということが印象に残った
- 2回目の参加でしたが、少しずつ具体的な目指すものが出てきて次回も楽しみです。理想→現実へ!!ダッシュ~
- 初めて参加しました。浅原が住み良い町になるといいですネ。もう少し若い人、子ども達の笑い声の聞こえる里に!!
- 重いテーマだからこそ、やりぬこう!
当日のダイジェストムービー
第2回あさはらビジョンづくりワークショップムービー<外部リンク>
第3回 ~ 1人1見せ場づくり!私、こんなことでならお役に立てるかも ~
令和5年1月22日に開催された最終回のテーマは、『1人1見せ場づくり!私、こんなことでならお役に立てるかも』。いよいよあさはらビジョンづくりも大詰め!ビジョンの表紙の元絵として、Big Pictureを参加者みんなでつくり、「私」と「仲間」を入れ込み、ビジョンのキャッチフレーズ「あなたは浅原で何したい?」を生み出しました。
ビジョンづくりW.S.だよりVol.4 [PDFファイル/1.28MB]
ワークショップに参加された人の感想 ※ 一部抜粋
- ご苦労様でした。新しいドラマのスタートに!
- 思ったより楽しく、地域の人との交わりがあった
- 顔見知りになったので、今後、話しかけやすくなりそうです。楽しかったです
- 久々に楽しかった。もう少し長くして欲しい
- 新たな出会いがあった!浅原で何したい?〇〇したい人との出会い
- ビジョンは飾りでなく、実動できるものであった。ファシリテータ見事でした
- いろいろな思いを知ることが出来て良かったです
- 地域の新しい発見があり、とても貴重な時間を過ごさせていただきました
- 浅原全体ではないけれど、参加者の気持ちが一つになった気がした
ビジョンの表紙づくりタイム・ラップス
第3回あさはらビジョンづくりワークショップ ビジョンの表紙づくりタイム・ラップス<外部リンク>