着衣着火に注意しましょう
印刷用ページを表示する掲載日:2022年1月21日更新
「着衣着火」とは
調理中のコンロの火や仏壇のろうそくの火などが着ている服に燃え移る現象を言います。衣服の素材によっては、一瞬のうちに燃えあがってしまうこともあります。
毎年、全国で100人前後のかたが「着衣着火」によって命を落としていますが、その多くが65歳以上の高齢者となっています。その原因として、加齢による運動能力や判断力の低下が考えられますので、高齢者のかたは特に注意をしてください。
事故事例
仏壇付近での火災事例
キッチンでの着衣着火
着衣着火を防ぐには
(1)袖口が広がった服で調理しないようにしましょう。
(2)コンロの奥に調味料などを置かないようにしましょう。
(3)燃えにくい素材の「防炎製品」を使いましょう。
着衣に火がついたときには
(1)あわてずに、すぐに水をかけて消火しましょう。(水道水、浴槽の水、飲み物など)
(2)近くに水がなければ、その場に転がって燃えているところを地面に押しつけて消火してください。
(3)やけどをした場合には、水道の流水で冷やしてください。
ストップ・ドロップ&ロール
アメリカで考案された、「着衣着火」の対処法です。 近くに水がない場合、「ストップ(止まる)」、「ドロップ(倒れる)」、「ロール(転がる)」により、火を消してください。倒れた際に、両手で顔を覆い、煙を吸わないようにしましょう。
イラストはすべて「発行:日本消防検定協会」