四種混合ワクチン一部ロットの自主回収
印刷用ページを表示する掲載日:2019年9月10日更新
四種混合ワクチンの一部ロットの自主回収
令和元年6月、四種混合ワクチンの一部ロットのワクチンの有効成分の1つである不活化ポリオウイルス3型のD抗原量が有効期間内に承認規格を下回ったことに関して、原因究明に時間を要しているため、当該ロットのワクチンの自主回収を行ったとワクチンメーカーより発表がありました。
なお、当該ロットのワクチン以外に関しては、抗原量が承認規格を満たしていることが確認されています。
当該ロット製品
製造番号 | 製造年月日 | 有効期限 |
---|---|---|
4K23A | 平成29年3月9日 | 令和元年6月8日 |
4K23B | 平成29年3月10日 | 令和元年6月9日 |
4K23C | 平成29年3月11日 | 令和元年6月10日 |
4K24A | 平成29年5月10日 | 令和元年8月9日 |
4K24B | 平成29年5月11日 | 令和元年8月10日 |
4K24C | 平成29年5月12日 | 令和元年8月11日 |
※当該ロットの製品の使用期間は平成30年5月11日から平成31年1月12日までです(接種日時点で廿日市市民の場合)
当該ロット製品の安全性、有効性
- 当該ロットのワクチンに関する安全性に影響があったという報告はありません。
- 承認規格を下回ってはいるものの、ポリオウイルスに対する抗体を獲得できることが示されています。
- 当該ロットのワクチンを接種した人の中で、希望がある場合は、ポリオの抗体検査および必要に応じて不活化ポリオワクチンの追加接種を無料で受けることができます。
- 抗体検査を希望する場合は、当該ロットのワクチンを接種した医療機関へ相談してください。
ポリオ抗体検査
抗体検査を希望する場合は、抗体検査の評価や今後の定期接種スケジュールへの影響を回避するため、四種混合ワクチンの4回接種終了後、4週間以降に抗体検査を実施することが勧められています。
不活化ポリオワクチンの追加接種
- ポリオの抗体検査の結果、ポリオの追加免疫が必要と判断された場合には、追加接種を検討してください。
- ワクチンは、不活化ポリオワクチンを使用します。(四種混合ワクチンは、5回以上の接種が認められていません)
- 健康被害の救済に関して、定期接種と同様に、予防接種法による健康被害救済制度が適用されます。そのため、接種時に使用した予診票が、医療機関から廿日市市に提出されるので、ご了承ください。