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徳寿寺・真光寺・存光寺
2023年12月19日更新
徳寿寺(とくじゅじ)
「金石(きんせき)地蔵」と呼ばれる子授け地蔵で有名な曹洞宗の寺。
その金石地蔵の由来とは、島に住む老夫婦が子どもがいないのを憂い仏様に祈り続けていたところ、ある夜、竹林の中で輝いている石の地蔵尊の夢をみて、竹林に行ってみると本当に石の地蔵尊があったとか。
その地蔵を手厚く供養すると男子を授かり、長じて広島藩主お抱えの力士になったことから、夫婦はこの地蔵尊に深く帰依し正徳5年(1715年)に御堂を創建。
さらに安置した石の地蔵尊がいつの頃からか黄金色となり、以来、金石地蔵と呼ばれるようになったと伝えられます。
真光寺(しんこうじ)
島内では唯一の浄土真宗の寺。
かつて宮島には厳しい霊地法度があり、その中で真宗ご法度が唱えられていましたが、安芸門徒の移住や婚姻関係などで真宗信者が増え、戦前に説教所が発足。
終戦後に法令が改正され、独立した寺院となりました。
- 真光寺ホームページ<外部リンク>
存光寺(ぞんこうじ)
要害山の麓にある曹洞宗の寺。
開基は不明ですが、約300年前に出雲の一畑薬師から十二支神を持ち帰って開いたと伝えられる薬師堂があり、目の不自由な人に対してご利益があるとして信仰されています。
かつては厳島合戦で敗れた陶軍の将兵の霊を弔うために、毛利軍が甲冑をつけて舞った事に由来する湯立神楽が行われていました。