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大鳥居

2020年3月30日更新
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 大鳥居

自然の重みで建つ大鳥居

 海の中に建つ大鳥居は宮島のシンボル。
 実はこの大鳥居の根元は海底深く埋められているわけではなく、自分の重みだけで建っているのです。
 それなのに台風や地震がきてもびくともせず、動いたり、倒れたりしないのはなぜでしょう。
 その秘密の1つは鳥居上部の島木は箱形の造りで、中にこぶし大の玉石約7トンを詰めて「おもし」にしているから。
 また主柱・袖柱あわせて安定感のある6本足とし、柱と屋根の交差する部分には特殊な造りのクサビがほどこされて、柱と屋根の動きやひずみなどを自然に吸収。
 海底部分は松材の杭を打って地盤を強化したうえで、その上に布石を並べて基礎の代わりとしています。
 まさに先人の知恵のたまもの。
 数百年前にこれだけの仕掛けを行っているわけですから、改めて驚かされます。
 大鳥居の高さは約16メートル、主柱の周囲は約10メートルもあり、しかもクスの自然木。
 クスの木は、腐りにくく虫に強いためです。
 昭和25年に水に浸かる下の部分が新しいクスの木に取り替えられましたが、その巨大なクスの木を運んだ貨車がトンネルの入り口で立ち往生したというエピソードも。
 次代は宮島産のクスの木を使おうと、地元の人たちによってクスの木が植林されています。

 大鳥居に掲げられている扁額は、歴代書道・歌道に秀でた有栖川宮家の9代目当主で、戊辰戦争や西南戦争、日清戦争の指揮官を務めた有栖川熾仁(たるひと)親王の染筆。
 また鳥居の屋根の東西には、「太陽」と「月」が描かれています。風水では北東を鬼門の方位とするため、太陽は鬼門封じのためともいわれます。

 扁額(海側   扁額(神社側)

 太陽(屋根の東側) 月(屋根の西側)

 夕暮時の大鳥居

問い合わせ

 嚴島神社 電話:0829-44-2020

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