小中一貫教育推進の方針
現在、社会環境の急激な変化などにより、豊かな人間性を育む義務教育の時期に、子どもの学習意欲の低下や学校生活への不適応など、さまざまな課題が生じています。
このような状況で、小・中学校の教職員が連携し、9年間を見通して児童生徒を育てるという視点を持ち、学習内容や指導方法の見直しを図っていくことが、一層求められています。
平成17年10月の文部科学省の中央教育審議会答申でも、「義務教育を中心とする学校種間の連携・接続を改善するための仕組みに関して、十分検討する必要がある。」という趣旨の提言がなされています。
廿日市市では、平成16年度から広島県の不登校対策実践校に指定された小・中学校で、学校間の連携を強固に図る取り組みを進めた結果、不登校児童生徒数が減少するという成果が出ています。
このほか、学力の向上や人間関係力の育成などでも、小中一貫教育による教育効果が期待できると考えます。
そこで、 廿日市市教育委員会では、全中学校区で、小・中学校間の円滑な接続を図り、小・中学校の一貫した指導体制を確立する小中一貫教育を推進していくこととしています。
- 小中一貫教育推進のこれまでの経緯
- 小中一貫教育のメリット、デメリット
- 小中一貫教育の効果
- 小中一貫教育の取り組み内容
- 小中一貫教育推進のこれまでの取り組みの成果
- 小中一貫教育に関する各中学校区の取り組み