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水産資源の回復・管理の推進

印刷用ページを表示する掲載日:2016年4月1日更新

 廿日市市では、水産資源の持続的な利用を確保し、豊かな食を支える水産業の健全な発展を図るため、魚介類の種苗(しゅびょう)放流や資源管理・漁場環境の保全などに取り組んでいます。

 本市での取り組み内容を紹介します。

種苗の放流
【種苗の放流】

種苗(しゅびょう)放流

 水産資源の維持増大を図るため、漁業協同組合とともに稚魚などの放流を行っています。
 放流する魚種は、瀬戸内海で漁獲量が多く、食卓でもよく知られる次の魚介類です。

クルマエビ

成長が速く、6月に体長5センチメートルで放流したものは、秋には深場に移動して商品サイズにまで育ちます。エビの中では、最もおいしいと言われる高級品種です。

クルマエビ 種苗
【クルマエビ種苗】

クルマエビ全身
【クルマエビ】

ガザミ

ワタリガニとも呼ばれ、非常に美味で高価なカニです。体長5ミリメートルほどの種苗を育ちやすい藻場に放流し、翌春には漁獲の対象になります。

ガザミ 種苗
【ガザミ 種苗】

ガザミ全身
【ガザミ】

ヒラメ

肉食性のため成長が速く、2歳くらいまでは定着性が強いが、その後広域的に回遊するといわれています。高級魚として放流要望の強い魚種です。

ヒラメ 種苗
【ヒラメ 種苗】

ヒラメ全身

【ヒラメ】

メバル

魚価もやや高めで安定しており、定着性が強く、かき筏にも多く集まるなど、放流効果の高い魚種です。放流魚のサイズは、5センチメートル以上としています。

メバル 種苗
【メバル 種苗】

メバル全身
【メバル】

キュウセン

瀬戸内海沿岸ではギザミと呼ばれ、食用にされますが、他の地方ではあまり利用されません。成長は遅いが、定着性があるので、放流効果の高い魚です。

キュウセン 種苗
【キュウセン 種苗】 

キョウセン全身
【キュウセン】

オニオコゼ

定着性が強く、白身で美味な高級魚です。背びれに毒のあるとげを持ち、砂に潜る性質があるので、放流後の高い生存率が期待できます。

オニオコゼ 種苗
【オニオコゼ 種苗】

オコゼ全身
【オニオコゼ】

資源管理

 水産資源の保護育成のためには、漁業者自らが資源管理の取り組みを進めるほか、小さな魚は捕らず再放流するなど市民意識の向上による資源保護も大切です。

 特にアサリは、生産量が全国的に減少し、アサリ資源が危機的状況にあるといわれています。この原因のひとつに、アサリは「自然に増えるもの」と考えられ、無秩序に採られてきたことがあげられます。

 現在では、アサリ資源の継続的な利用を図るには、アサリに適した生息環境の維持と、親貝や稚貝の保護育成により、資源量を回復させることが重要な課題となっています。

 一般的にアサリの生息する干潟には、漁業法に基づき、漁業協同組合に対し共同漁業権が免許されています。組合員が共同で利用して漁業を営み、さまざまな資源管理の対策を行い、アサリ資源の回復を図る努力を行っています。一般の人がこの権利を侵すと、漁業権侵害として罰せられることがあります。

 なお、廿日市市内では、宮島の大鳥居沖合いが潮干狩りが開放されている唯一の場所ですので、資源の保護に注意しながら、こちらで潮干狩りを楽しんでください。

あさりの漁場
【あさりの漁場】

森・川・海を通じた環境の保全

 海の環境を保全するため、漁業協同組合とともに、7月20日の「海の日」をはじめ年に数回の海浜清掃などを行っています。

 また、市民参加による植林活動を通じて、山と海の健全な環境を維持し、次世代を担う子どもたちに環境の大切さを伝える「廿日市漁民の森づくり」が、毎年10月に広島西部ロハスの会によって浅原の山林で開催されています。

植林活動
【植林活動】

 市では、生活廃棄物などの流入により環境が悪化している漁場の生活力の回復や水産資源の生息場の環境改善を図るため、漁業協同組合に委託して、海底耕うんや海底清掃を実施しています。

海底耕うんの様子
【海底耕うんの様子】

漁船で耕うん機をえい航し、有機物のたい積した海底の底質改善を図っています。

海底清掃
【海底清掃】

底びき網漁船で海底にたい積した廃棄物を回収し、陸揚げして処分しています。

市民との交流

 漁業や海に関心を持ち、小さい生き物を大切にする心を育てるため、毎年、保育園児たちと一緒に梅原漁港と丸石漁港でクルマエビの放流を行っています。

 また、市民の皆さんに漁業に親しんでもらうため、宮島水族館と連携して、『漁師さんから学ぼう「カキ養殖のお話 ―おいしいカキができるまで―」』などの取り組みも行っています。

保育園児の放流
【保育園児の放流】