廿日市市公共施設白書
廿日市市では、これまで市民のニーズに応え、暮らしやすいまちをつくるために、小中学校、保育園、保健センター、市民活動センター、市民センター(公民館)、図書館のほか、観光施設などを整備しました。
しかしながら、これらの施設は、建築後相当の年数が経過し、老朽化が進んでいるもの、耐震性が低いもの、設備が旧式化しているものなどが見られるようになりました。
また合併による施設の重複、人口動態、ライフスタイルの多様化、経済情勢などにより、本来の機能が充分に活用されていないものや、施設の利用率が低下している施設も見られます。
今後、施設の経年劣化による維持コストの増大、厳しい経済・財政状況が予想され、さらに少子高齢化の進展による人口構成の変化により、これら施設の過不足が顕在化していく可能性があります。
こういった将来の変化を見据えながら、既存の施設を、限られた予算と人員で有効に活用していくためには、市・市議会・市民が一体となって、幅広い議論を進めていくことが重要であると考えています。
そこで、これら公共施設の現況を把握し、議論の基礎となる資料として、「公共施設白書」を作成いたしました。