ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 廿日市市議会 > 市議会だより「さくら」第51号 特集

市議会だより「さくら」第51号 特集

ページID:0023963 印刷用ページを表示する 掲載日:2016年11月1日更新

広島西こども発達支援センター くれよん & 市議会

 本年4月に、広島県から事業指定を受け、福祉型児童発達支援センター「くれよん」が四季が丘に開設されました。
 発達に支援が必要な子どもを育てる親たちの、願いや思いが詰まった施設です。
 9月27日には、同施設内での初めての運動会が開かれ、子どもたちの楽しそうな元気な声が響きわたりました。
 今回は、「くれよん」に通う子ども達の保護者や職員の方にお話を伺いました。

誰もが子育ても生活もしやすい地域になれば

くれよん開設への思いをお聞かせください

  • 長年待ち望んでいたので、「やっとできたね。」というのが率直な感想です。
  • 毎日通える場所がなく、子どもと二人で過ごす日々がすごく大変でしんどかった。親子の居場所ができてとても嬉しいです。
  • 子どもの発達の事で悩んでいましたが、相談できる場所ができてとても心強いです。
  • わが子を受け入れてもらえたことは、子どもや親にとっては、とても心強いです。

今後の児童福祉施策へ何を期待しますか

  • 誰もが子育てしやすい、生活しやすい地域になればと思います。悩んでいる人が行きやすい、ハードルの低い相談窓口がほしいですね。
  • 医療型の支援センター設立を期待しています。
  • 子どもの発達の遅れに対する理解がまだまだ乏しいと感じます。もっと理解を深めてもらえる対応を期待します。
  • 利用申請などの手続きがしんどいです。もっと簡単になればいいのですが。

市議会への感想や期待をお聞かせください

  • 年齢を重ねるにつれ、市議会にも無関心ではいられないと感じています。市民との対話や、議会活動の状況など、どの世代にもわかりやすく伝えて欲しいです。
  • 子ども達が地域に根付き、より良い生活ができるように力を貸していただきたいです。
  • 発達支援が必要な子ども達の状況や、家族の状況などをもっと知っていただき、スピード感のある対応と提案を期待しています。

「職員のみなさんにもお話を伺いました」

子ども達に関わるなかで感じることは

  • 4人に1人の職員が基準ですが、行き届いた療育には少ないと感じる。臨時職員で追加対応していますが、制度の拡充が望まれます。
  • 療育の拠点となったことで、相談件数も増えてきたと思います。
  • 保護者も様々な思いがあり、思いをうまく伝えられず、うまい受け止めもできない。もっとスキルを磨きたいと思います。

療育で気を付けていることは何ですか

  • 親子で過ごす楽しみを感じ、みんなで成長を喜び合えるようにしたい。
  • 独自の取り組みとして、絵本に出てくる素材を一人ひとりのシンボルマークにし、自分の居場所づくりや安心感の動機づけにしています。子ども達も気に入っているみたいです。
  • 一人ひとりを大事にしたいという思いで取り組んでいます。“自分ってすてき”と思ってもらえるようにしたいです。

 他にもアンケートで、紹介しきれないほどの思いやご意見をいただきました。
 皆さまの思いを共有し、施策などの充実に向けて参考にさせていただきます。
 ご協力ありがとうございました。

●広島西こども発達支援センターくれよん

 くさのみ福祉会が平成13年3月に親子教室を開始して15年。保護者の「毎日通うことのできる場がほしい!」という願いが本年4月に実現しました。
 児童発達支援、保育所等訪問支援、放課後等デイサービス、広島県障害児等療育支援事業の4つの事業を行っており、“自分ってすてき”と思える子どもを育てたいとの思いが伝わりました。